第4話 なんで近未来SFすら書けないの?

 ということでこのド底辺作家が冒頭例文を書いてみたぜ。


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 20xx年。日本は中国製EV車に敗北。存亡の危機になった。日本は既に中国製電機製品にも負け中国の下請けとも観光立国化とも農林水産業で細々と生きるしかない貧困国とも言われていた。そんな国で過去の栄光しかない化学メーカー。日本総合化学。ここの窓際社員が一発逆転の秘策を練っていた。


 ――カルシウムイオン電池


 全固形リチウムイオン電池に比べて軽く、低コスト。しかも石灰石は100%国産で調達可能。それでいながら急速充電の性能は三倍。そんな夢のような電池があった。上層部はそんな電池なんぞ夢に過ぎないと否定する。お前らは数か月後には整理解雇だとも。そうか。俺たちは捨てられるのか。いやちがう。最後に研究者として、技術者としてひと花咲かせようではないか。アンダーテーブル研究、土日も休まず出勤。何も言わずに愛妻弁当を手渡してくれる妻。そして研究に成功して社長に実物を見せる瞬間。「電気は貯められない」だなんて嘘だ。嘘を現実にするのが研究者の醍醐味ではないか。


 これは日本が起死回生を成し遂げた名も無き勇者たちの物語である。


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 なろう系の知識チートって現実に近い形で書くとこうなるんじゃねえの?


 タイトルはこんな感じだな


 ・CO2を出さない巨大無人水素船 造船大国日本の復活

 ・本当の空飛ぶ車を作りたい。男たちは夢を成し遂げた

 ・平均寿命100歳。再生治療が気軽に受けられた瞬間

 ・SAF燃料 石油を不要にした男たち

 ・発達障害を治療せよ! 発達障害と診断された製薬メーカーの男たちの奮闘

 ・貨物新幹線 もう長距離トラックなんて要らない

 ・第二青函トンネル 男たちは水と岩盤という魔物と戦った

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蘇れ!SFラノベ!! らんた @lantan2024

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