タカイのショート・ライディング
ブーツ。
シティ・ユースでは気に入ってい
る。
ケニー・ロバーツが自分のレー
シングブーツに採用していた
ケニー・カットだ。

一般的なロードブーツのヒール
一般的なロードブーツのヒール
は白線のように真っ直ぐだが、
ケニーはハングオフでの外足
のステップ支えに無理がない
ように斜めにヒールをカット
させていた。
なお、ロードスポーツモデル
の二輪用ブーツでは、どんな
ブーツであれヒールが底面に
対して垂直に直立していない
とならない。
それでないとロードモデルで
は物理的にマシン制御ができ
ないからだ。
逆にトライアル競技などの
レーシングブーツは底面が
ヒール無しの真っ平らでな
いとマシン操作ができない。
ブーツの底面とヒールの有無
は運転する二輪により適性が
あるので、それに見合ったソ
ールとヒール構造になってい
る。
ロードモデルで直立ヒール無
しは確実な操作性を損なうし、
逆にオフ車ではヒールがある
と正確な操縦ができない。
適宜適切なる構造物は人間の
経験により形成されてきた。
「好み」などのあやふやな私
的欲求など入り込む余地は無
い。
なお、白バイ隊員のブーツは、
日本全国どの部隊でも直立
したヒールのブーツである。
急発進と急減速、フルバンク
や瞬足小旋回などをするに
は、ロードモデルの白バイを
自在に操縦するには直立ヒー
ル無くしては不可能だ。
ある意味、ロードレースの足
の使い方と非常に似ているか
らだ。
ロードモデル用と称しながら
直立ヒールが無かったり、
傾斜カットだったり土踏まず
が丸えぐりだったりするブー
ツは足載せの事しか視野に無
く、ステップを操作してのマ
シンの操縦の事などは勘案し
ていない。モノヅクリとして
論外。
それはロードモデルのライディ
ングの為の靴ではなく、足載
せ移動用のブーツの形をした
包み革でしかない。