見出し画像

INTPの私の大したことはないメモ①

16Parsonalities という無料性格診断テストをご存知の方は多いのではないかと思う。

年1、2回はTwitterなどで話題になるイメージがあるこの診断テストは、心理学者ユングのタイプ論を元に作成され世界50ヶ国で使用されるMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)性格検査を更に元として作成されている。

MBTI協会が発行しているテストではないものの、元にしているだけあって精度の高い診断テストなのではと思う。性格タイプは以下の分類を用いて4グループ各4タイプずつに分かれている。

I  内向/E  外向/S  感覚/N  直感/T  思考/F  感情/J  判断的態度/P  知覚的態度

分析家グループ(INTJ 建築家/INTP 論理学者/ENTJ 指揮者/ENTP 討論者)

外交官グループ(INFJ 提唱者/INFP 仲介者/ENFJ 主人公/ENFP 広報活動家)

番人グループ(ISTJ 管理者/ISFJ 擁護者/ESTJ 幹部/ESFJ 領事官)

探検家グループ(ISTP 巨匠/ISFP 冒険家/ESTP 起業家/ESFP エンターテイナー)

掲題のとおり、私はINTP。大学では心理学専攻だったため学びの過程でMBTI性格検査も受けたことがあり、記録は手元にはないけれどその際も分類はINTPだったはずだ。就活で使ったんだったかな?

ちと古い情報しかなかったが日本版MBTIマニュアル(株式会社PDS総合研究所)によれば2011.10時点での日本におけるINTPタイプは4.09%で、けっして少ない数字ではなく30〜40人のクラスがあれば一人、多ければ二人いる可能性もある。

自分がどのタイプかということはさほど重要ではなくて、この検査により自分がどういった人間かを知り、問題解決や新しい道を選択するためのきっかけとするのがいい、みたい。

自分が薄々気づいていた問題とINTPについて考えながらメモを残しておきたい。もしかしたら、同じINTPの人の参考にもなるかもしれない。

なんか生きづらいという感覚

「なんか生きづらい…」これは多くの人が他人と接している限りストレスを受けるし、多少なりともある感覚だと思う。

今回はINTPの自分が考える「生きづらさ」についてなので他のタイプの人とは感覚が若干違うかもしれないし、同じINTPでも歩んできた道が違うだろうからご容赦いただきたく。

具体的に何が生きづらいかと考えると、ひとつは職業について。

昨年末に体調の問題もあってPR・広報という職を辞してから、現在のところ次の仕事は目下探し中だ。ただ、これまでの経験を元にバックオフィスの仕事がよかろうとあれこれ見ていて気になる点があった。

スピーディーに仕事を回せる方

PDCAを高速で

という言葉を含む募集文が多すぎる………

いや、わかる。PDCAを高速で回さなければならないのはわかる。刻一刻と変わる数字を扱い上昇気流を作らなければならないマーケティングなどはその代表だと思う。

PRの端くれだったし、広報としてもタイムリーに世界の流行りを掴むことに力を注いできた…つもり。

がんばった。

でもそう、がんばったものの、納得がいかなかった。一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月…と激しい目眩が止むことなく続いた。納得のいかなさに少し自律神経が参ってしまっていたのかもしれない。いやただの運動不足のせいかもしれないが。

スピーディーに、高速で、この言葉はどうにも腑に落ちない

INTPには考える時間が必要だ。時間をかけて様々な角度から物事を吟味して。ただただ急いで結果がよかったとしてもその吟味と理解の過程がなければ納得ができない。(と思う)

私はこれまで広告やITといった業界で、営業や広報を担当してきた。ここでもうひとつINTPにとって厄介なのが人と接することだった。

これがなかなか精神と体力を削ることになる。

会社の女の子たちが皆でお昼に出かける中、私は常に一人で昼食をとった。休憩時に他人といたら休憩できないからだ。

会社での飲み会には参加したくない、という人が時代の流れで増えてきてはいるが、特にINTPはとにかく他者と短時間でも接することで莫大なエネルギーを消費している楽しげに話すだけでHPがゴリゴリ削れていく

一人静かに物思いにふけったりじっとしている時間がなければエネルギーがチャージされない人種だ。

もうひとつ、INTPには他人の感情をそのまま受け止められないという点がある。

さらに、主機能のひとつに論理型特質を持ち、感情的な訴えは一切理解できない傾向があるため、論理学者型の人達に対しては、最低限の情緒的サポートも望めません。

以前いた広告会社で、経理の典型的なお局様が私の仕事の揚げ足を取っては社長に報告したり、コッソリと…しかし私には見えるように他人に共有したりすることがあった。

その行動はひどく『論理的ではない』と思った。

そういったことをして、営業である私のモチベーションが下がったら会社の売り上げが落ちる。会社の売り上げが落ち続けていけば彼女本人の給与まで下がる可能性が考えられるし、自分で自分の首を絞めていることになるわけだ。

行動が影響した先の結果が見えていないとは?と、とても疑問だった。

ちなみに彼女が私に突っかかっていた問題はというと。

単純に広告を小売業者に売っても利益が薄いと思い私がコンサルティング会社に営業して売り上げ、それを上司が褒めてインセンティブをつけたことをなぜか「不正をしている」と思ったらしい。説明もしたのだけれど…

話がズレたが!一人で没頭させてほしいし、感情で物事を判断する人とも分かり合えないことがあるし、ここでも職による生きづらさの問題が浮かぶ。

他者となるべく接しなくてよい職、もしくは関係性を気にしなくてよい職がよいのではないか…。


じゃあ最も「生きづらい」タイプはINTPか?というと、INFPのほうが生きづらいという意見が多々あるようだ。違いはTとFで思考か感情かという点だが、二者が同じ窮地に陥ったとき、INTPは論理的に思考するため一人で充分に考えることさえできれば光明が見出しやすかったりもする。が、INFPは感情に直撃をくらうのかもしれない。

ただ、INTPにとって楽しいとか幸せ、安心できると思える居場所を探すことは孤島を探しに行くようなもの。他の誰かの隣にそれらを見つけることができるINFPよりも少し難しいという気もする。

長くなりそうなので続きはまた今度。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
ウェブトゥーン描いてたり、顔タイプアドバイザーやったり。ほぼ思ったことメモ。
INTPの私の大したことはないメモ①|MURA