【9月22日 AFP】(更新)女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2022)に出場していた元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は22日、腹痛のため同日の2回戦を棄権した。

 膝を負傷したダリア・サビル(Daria Saville、オーストラリア)の途中棄権により、1回戦をわずか7分で突破していた大坂。この日は大会第5シードのベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)と対戦する予定だったが、「体が許してくれない」ため棄権を決めたという。

 主催者の発表文の中で、大坂は「日本の素晴らしいファンの前で、東レ・パンパシフィック・オープンでプレーできることを光栄に思っています」と述べた。

「これまでも、そしてこれからも、東レPPOは私にとって特別な大会です。きょうもコートに立ちたかったのですが、体が許してくれません」

「今週はたくさんの応援をありがとうございました。また来年お会いしましょう」

 四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂は、前回の2019年大会で優勝したこの大会でスランプ脱出を狙っていた。

 また、今年の東レ・パンパシフィック・オープンではビッグネームが相次いで早期敗退を喫しており、大坂の棄権は大会にとってさらなる痛手となった。

 今大会はすでに第1シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)と第2シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)女王のエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)らが敗退。

 この日行われた2回戦では、第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)も3-6、4-6でペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)に敗れた。