今回はアイラモルトから、ポートシャーロット10年を飲みます。
ポートシャーロットは、アイラ島のインダール湾西部にあるブルックラディ蒸溜所が製造、販売するブランドの一つで、ヘビーピートモルトを使うことが特徴となっています。
同蒸溜所のブランドの中で、ブルックラディはノンピート、オクトモアはスーパーヘビーピートを使っています。
ポートシャーロットはブルックラディの南にある街で、かつてはここにも蒸溜所がありましたが現在は取り壊されています。
2001年に操業が再開されたブルックラディ蒸溜所で、ライトなブルックラディと対照的なアイラモルトならではのヘビーなブランドとして、かつて存在した蒸溜所の名前を冠して2006年に誕生しました。
当初はノンエイジのスコティッシュ・バーレイをレギュラーとして出していましたが、熟成が進んできたことによりこのボトルは廃止され、代わりにリリースされたのが10年です。
現在、レギュラーで販売されているのはこの10年のみで、あとは期間限定のボトルがいくつかリリースされています。
液色はシャンパンゴールドです。
その後はリンゴ、レーズン、レモンの香りが続きます。
味わいは、アルコールからの辛みが強く、甘み、酸味が続きます。
味わいは、スパイシーさが強めで、酸味が後からやってきます。
味わいは、苦みが先行するものの、後から甘さが広がっていきます。
味においても、ストレートではアルコール度数50度故の辛さが強いですが、加水することで甘みが顔を出し、比較的とっつきやすさがあります。
ただし、ボウモアほどの豊かさは少ないです。
700mL、アルコール度数は50度で、価格は7000円ほどです。
10年ものとして考えるとかなりの値段になってしまいますが、アイラモルトとして別の経路を持つボトルを求める人にとっては申し分ないものだと思います。
ブルックラディ蒸溜所のヘビーピートブランドの年数もの
同蒸溜所のブランドの中で、ブルックラディはノンピート、オクトモアはスーパーヘビーピートを使っています。
ポートシャーロットはブルックラディの南にある街で、かつてはここにも蒸溜所がありましたが現在は取り壊されています。
2001年に操業が再開されたブルックラディ蒸溜所で、ライトなブルックラディと対照的なアイラモルトならではのヘビーなブランドとして、かつて存在した蒸溜所の名前を冠して2006年に誕生しました。
当初はノンエイジのスコティッシュ・バーレイをレギュラーとして出していましたが、熟成が進んできたことによりこのボトルは廃止され、代わりにリリースされたのが10年です。
現在、レギュラーで販売されているのはこの10年のみで、あとは期間限定のボトルがいくつかリリースされています。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはアイラモルトならではの正露丸の香りのほか、リンゴ、レーズンの香りが広がります。液色はシャンパンゴールドです。
ストレート
正露丸の香りを伴ったスモーキーさがありますが、それほど強くは感じません。その後はリンゴ、レーズン、レモンの香りが続きます。
味わいは、アルコールからの辛みが強く、甘み、酸味が続きます。
ロック
正露丸を思わせるスモーキーさとともにリンゴとレーズンの香りが広がります。奥からはカカオ、バターの香りが続きます。味わいは、スパイシーさが強めで、酸味が後からやってきます。
ハイボール
スモーキーな香りの後にリンゴの香りが広がり、レーズン、カラメル、バターと香りが続きます。味わいは、苦みが先行するものの、後から甘さが広がっていきます。
スモーキーさは抑えめでマイルドな印象
アイラモルトと言えば、ラフロイグやアードベッグなどの強烈なスモーキーさを持つウイスキーが挙げられますが、ポートシャーロット10年はそれほど強烈な印象は薄く、リンゴとレーズンの香りが加わってマイルドな印象です。味においても、ストレートではアルコール度数50度故の辛さが強いですが、加水することで甘みが顔を出し、比較的とっつきやすさがあります。
ただし、ボウモアほどの豊かさは少ないです。
700mL、アルコール度数は50度で、価格は7000円ほどです。
10年ものとして考えるとかなりの値段になってしまいますが、アイラモルトとして別の経路を持つボトルを求める人にとっては申し分ないものだと思います。
<個人的評価>
- 香り B: 正露丸を伴うスモーキーさ。リンゴ、レーズン、バター、カカオと続く。
- 味わい C: アルコールの辛みが強いが後から甘み。加水でスパイシー、酸味、苦みが絡み合う。
- 総評 C: 比較的とっつきやすいが、お手軽とはいえないのが疵。