はじめに
RISC-Vが盛り上がって、かれこれ5年ぐらい経っていますが、Wifi ChipやIoT Chip、Linuxが動くちょっとしたSoCというものは出ていますが、 サーバー用チップにはまだ搭載されていません。
Ampere Computingの Altra/Altra Max のように 80コア/128コアを搭載するようなサーバー用チップです。
Ventana Micro Systems
TwitterのTLに流れてきた下記のツイートの記事を覗いてみました。Ventana Microsystems の Veyron V1 RISC-V chip なるものがサーバー用チップで196コア搭載すると。
記事は、こちら
記事の中のスライドの図によると、
- 3.6GHz
- 5nm
- 16 cores per cluster
- up to 192 cores
- 48MB of shared L3 cache
とあり、
PECint2017 per socket でAWS Graviton 3 (Neoverse V1)に対して、ざっくり2倍ぐらいです。AMD EPY Milan 7763よりはいいです。
Ventana Micro Systemsのサイトは下記のところ
Technologyのところを覗いてみたら、
- Chiplet-based Rapid Productization
とありました。
そして、Funding Team を覗いてみると、
- Founder and CEO : Balaji Baktha : Veloce Technologies (2010.3 - 2015.7) => AppledMicro (2015.5 - 2017.1) => Ventana Micro Systems (2018.7)
- Founder and CTO : Greg Favor : AppledMicro => Ampere Computing => Ventana Micro Systems
AppledMicro (AMCC) は、2017年に Carlyle に買収されました。そこから Ampere Computing になったわけです。2018.7月に Ventana Micro Systems を創業
つまり、AppledMicroに居た人がベースということになります。
LinkedInでは、68名が所属しているようです。
- 2018.11 :
- 2021.9 : Series B $38M
- 2022.8 :
Total $98.2M
にも書きましたが、商品となると、まだまだ資金が足りなさそうですが、もしかしたら、Intelが買収するかもしれません。。。
詳しい記事があった。
おわりに
arm ベースのサーバー用チップは、Ampere Computing 一択。AWSは自社向け、NVIDIA Grace は 72コア。
そこに、chiplet ベースの RISC-V なサーバー用チップを搭載するということなんですね。。。どうなるでしょうか?
追記)、2023.01.05 RISC-V Summit 2022 の 講演ビデオから13:44から VENTANA のプレゼン
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