Vengineerの戯言

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

Groqの新しいチップと新しいシステム

はじめに

下記の Groq の Sep. 7, 2023 の Groq day のビデオを眺めていたら、新しいチップと新しいシステムの情報があった

www.youtube.com

新しいチップ

Samsung 4nm で開発しているっぽい。ここには、外部にDRAMを接続するという情報はないですね。

2021年7月にHBM付のチップを開発しているようなスライドがあったのですが。

vengineer.hatenablog.com

ここでは、

  • Advanced process
  • Energy proportionality
  • Memory bandwidth and capacity
  • Cost of deployment

で、基本的には同じだけど、もしかして、下図の四角ってHBMではなく、ただの四角だったの?

新しいシステム

2nd Gen System なるものがあるようです。こちらは、TSP-1 (14nm) のチップを4個ボードに載せ、FPGA x 2 + CPU も載せるというもの。今までは、4U サーバーに PCIe Card を8枚載せていたものから 4個載せのボードを8枚積んで、32個のTSPがひとまとまりになる感じに。。。ビデオでは、前処理や後処理をFPGAでやるとか言っている気がしました。

3rd Gen System では、Samsung 4nm のチップをベースに開発するようです。ボードの構成までは公開していません。

おわりに

2nd Gen System は、Graphcore の IPU-M2000 と非常ににています。IPU-M2000 では、Xilinx Ultrascale+ MPSoC を FPGA + CPU としていましたが、基本的には同じ感じだと思います。。。

Samsung 4nm のチップは、SC23で正式発表になるようです。

Intel 12450Hなmini PCをぽちった

はじめに

とある理由から 下記の Intel 12450H な mini PC をぽちった。

MINISFORUM Venus Series NAB5

セットアップ

電源入れて、Windows 11のセットアップをして、今使っているものと同じような環境にしました。

しかしながら、タスクバーの表示ができませんでした。また、一部、日本語ではなく英語になっているところがありました。

Windows Update が色々とあったので、それをして、最後に 22H2 に Update したら、タスクバーの表示もできるようになりました。

また、Wifiが 130Mbps ぐらいでした。他のPCでは200Mbps 出るので、WifiチップのMediatek RZ608 のせいなのかな。。。

おわりに

71,980円のところ、13,676円のクーポンで 58,204円で買いました。

  • 12450H : $342 (46,000円、$1 == 150円)
  • DDR4 32GB : 10,000円ぐらい
  • M.2 SSD : 5,000円

と考えると、まー、お安かったです。たぶん、第14世代がもうすぐ出るので在庫処分的な感じなんでしょうかね。

HBM3e : 7.2 => 8 => 9 => 9.2 => 9.4 => 9.8Gbps

はじめに

生成AIバブルによって、お高いGPUについているHBM3の次のバージョンである、HBM3e の動作周波数がどんどん上がっています。

下記のXの投稿によると、たぶん、Tbps は *8/1024 で計算しているようです。

  • Samsung : 7.2 Tbps
  • SK Hynix : 8.0 Tbps
  • Samsung : 8.0 Tbps
  • SK Hynix : 9.0 Tbps
  • Mincron : 9.2 Tbps
  • SK Hynix : 9.4 Tbps
  • Samsung : 9.8 Tbps

HBM3 からの性能向上

HBM3では、6.4 Gbps なので、HBM3e の 9.8 Gbps だと、1.53倍になりますね。

LLM ではメモリアクセスがボトルネックになっています。なので、少しでも速いメモリがあると嬉しいわけです。

しかし、動作周波数が高くなれば当然消費電力が増えます。。。ね。

おわりに

AMD の MI300X は 144GB (24 x 8個)搭載すると発表しています。HBM3e のどのぐらいの動作周波数ですかね。

来年発表になる、NVIDIA B100 はどうなるでしょうかね。

DeePhiの買収額が判明!

はじめに

XilinxがDeePhiを買収したのが、2018年7月

vengineer.hatenablog.com

この時には買収額は公開されていませんでした。ちなみに、XilinxはDeePhiに投資していました。

買収額が分かりました

DeePhiのCTOのDr. Yi Shanさんが PhiGent という会社を創業しました。その PhiGent のサイトの about の Dr. Yi Shan さんの経歴のところにありました。記録のために、その部分の魚拓を残します。

上記の内容には、$300M とありました。。。。なんか、凄い金額ですね。。。。

おわりに

PhiGent を創業したのは 2022年12月のようです。

Qualcomm の Spandragon X Elite は、PC用ですが、凄いですね。。。

はじめに

Qualcommが Snapdragon X Elite を発表しました。

下記の投稿に詳細が載っていました。

Spec

  • CPU : Oryon、64-bit、12 cores, up to 3.8GHz、Single and Dual-Core Boost, up to 4.3 GHz (1/2コアだけを動かす時は、4.3GHzまでブーストできると)
  • GPU : Adreno : up to 4.6 TFLOPs
  • NPU : Hexagon : 45 TOPs (4bit) , Micro NPU (Sensing Hub に Micro NPUがあると)
  • Memory : LPDDR5x (128bit = 16bit x 8 channels), 8533 MT/s, max 64GBまで
  • Storage : NVMe SSD over PCIe Gen5, SD v3.0, UFS 4.0
  • Process Node : 4nm

内容的には、x86IntelAMD 程度にはコア数、メモリ容量、GPU性能ですね。

性能

下記の投稿によると、

  • Apple M2 に対して、14%速くか、30%消費電力が少ない
  • Intel i9-13980HK に対して、1%速くか、70%消費電力が少ない

ちなみに、M2 は P-Core x 4 + E-Core x 4、13980HKは P-Core x 8 + E-Core x 16 です。

13980HK は P-Core の Boost Clockは 5.6GHz、E-Core の Boost Clock は 4.0 GHz なので、Oryon より高クロックですね。。。

お値段

kakaku.com によると、Snapdragon 7c Gen2のノートPCは、だいたい 90,000 円 ~ 50,000 円です。ただし、90,000 円以外は Windows 11 Home (S-モード) または chrome OS です。 となると、90,000 円のASUS ExpertBook B3 Detachable B3000DQ1A (ASUCでは、119,800円) ぐらいにはなりそうですね。このノートPCは、8GBメモリ、128GB eMMCです。

Snapdragon 7c Gen2は、A76 x 2 + A55 x 6 なので現状ではミッドレンジのスマホ用SoCぐらいですね。。。

おわりに

ノートPC用というより、デスクトップぐらいの性能ですが、実際にはどんな形態のPCになるんでしょうかね。。長年ArmなWindowsマシンが売られていますが、あまり売れていない気がします。 まー、既にブラウザベースでほとんどのことができるので、そんなに強いCPUって必要なのかな? どうなんだろうか?

あたしは、買いませんが。。。

関連記事

www.anandtech.com

書籍 : フラッシュ・ボーイズ

はじめに

マイケル・ルイス さん の フラッシュ・ボーイズ(FLASH BOYS)Kindle版を買って読みました。

今までに、下記のマイケル・ルイスさんの本を読んでいます。

Kindle版は全部読みました。

紙の本として、

  • イカーズ・ポーカー
  • マネー・カルチャー
  • ニュー・ニュー・シング
  • ネクス
  • コーチ
  • ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟
  • ブーメラン

は、まだ読んでいません。

ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟 The Blind Side: Evolution of a Game. (2006年)は、映画「しあわせの隠れ場所」の原作です。こちらは、サンドラ・ブロックが2009年にアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。この映画は、当然観ています。

フラッシュ・ボーイズ

HFT (High Frequency Traiding) については、何となく、知っていたのですが、その HFT を使ってどうやって儲けていたのかは知らなかったです。

この本で、HFTでどのようにして儲けているのを知りました。。。ほとんどノーリスクで儲けられるような感じです (なお、そのための設備投資等の資金は別途必要です)

一直線にケーブルをひく映画

ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち (2018) / THE HUMMINGBIRD PROJECT という映画(これも当然観ています)では、カンザス・シティーからニューヨークまで一直線にケーブルをひくというストーリーで、映画「ソーシャルネットワーク」でザックバークを演じたジェシー・アイゼンバーグが主演です。

おわりに

最悪の予感 (THE PREMONITION)は、2021年なので次の作品は来年ぐらいかな。。。

Intel Lunar Lake には、VPU IP 4 を搭載

はじめに

Intel Metor Lakeには、VPUが搭載されているはこのブログでも紹介しました。

vengineer.hatenablog.com

Metor Lake の次が Arrow Lake、その次が Luna Lake です。その Luna Lake に VPU IP 4 が搭載されるというのが今回のお話

VPU IP 4

www.phoronix.com

上記の記事によると、

  • Metor Lake : VPU IP 3
  • Arrow Lake : VPU IP 3
  • Luna Lake : VPU IP 4

のようです。

おわりに

Metor Lake の VPU の Linux driver は、下記にあります。

git.kernel.org

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