反AI活動をするクリエイターに読んで欲しい生成AIと著作権についての持論です。頑張って書きましたので感想やご意見をお待ちしております!
生成AIの学習は全て誰かが世に出したものであり、パクりだと言う人がいます。そう言う人には、まず、前提として現代において人類のあらゆる創造物は相互に影響した何らかのパクりだと言う事を理解して欲しい。
そして、著作者人格権や著作権はあくまで、新しいものが生まれるモチベーションを阻害しない程度に守られるべき権利であって、権利としてのランクは最下位にある権利でしかない事を理解して欲しいです。
と、いきなり言われても難しいですかね?では、きちんと説明します。
著作権の保護が強すぎると、人類の進歩は逆に阻害されてしまいます。そのため、著作権は行使するためのバランスが重要な権利だと言われています。
著作権のバランスを知ると、著作権の主張は有名になってからでも遅くない事が分かると思います。
この仕組みを理解せずに著作権だけを日々の創作活動より優先して主張すると自分のクリエイター人生を自ら棒に振ってしまうかもしれませんよ。
結論を言いますが、著作権を主張するのは、大きな利益を侵害された場合にすべきです。
今の時代、誰でも作品をネットに発表出来ますから、ものすごい数の著作物があります。それら全てに著作権はありますが、日本では申告罪でしか主張出来ない著作権は、訴えないと主張出来ません。そもそも訴えても利益を得てない創作の場合は、被害金額が証明できず、訴訟費用すら賄えないのです。
「パクられた!もう終わりだ!」と、呪いのように著作権に囚われず、まずは自分の作品を知ってもらう活動をすべきです。その上であなたの作品にファンが増えてくれば、著作権を主張しやすくなります。
もし、あなたの作品が売れてないとしても、それは生成AIやパクりのせいではありません。作品発表の継続と宣伝活動、販売促進活動などで世に売れてから、初めて本当の意味での著作権を行使できるのです。
無名のうちは、パクられたとか言う問題は、しばらく我慢して、まずは世の中にクリエイターとして認知される事に注力すべきです。
生成AIを悪用した奴に限らずパクるやつは昔からいくらでもいます。ですが、パクリがオリジナルを越えられないのは、オリジナルだけが常に新作を発表出来るところです。あなたよりも先にパクり元が作品を出したら、それはパクではありませんよね
著作権侵害の被害妄想に取り憑かれる前に、まず作品とクリエイターとしての知名度をあげて、その後に思う存分著作権を行使してくださいませ
生成AIの学習問題は、あなたが個人で戦う相手ではなく、すでに売れているクリエイターを抱える大企業が戦ってくれています。
また、これから生成AIの企業にはどんどんお金が集まります。草の根活動で勝てる相手ではなくなっていきます。あなたは無駄な反AIの呪いにとらわれず、自分の創作に集中して下さい。
逆に考えて下さい。生成AIのみで自動で作られたものには人間が持てる著作権がありません。なので著作権を持つには生成AIにプラスして人間の創作活動の関与が大切です。つまりあなたも生成AIを活用して、それを自分の作品の一部に取り込み著作権を行使できる作品を作れるのです!
生成AIを潰すと言う不可能な活動に身を投じるより、生成AIを自分の作品に活用して作品発表のペースを上げて、知名度をアップさせて、著作権を有効に行使出来る立場を目指す方が、今、変に拗らせるよりも、ずっと良いと思います。
もう一度言いますが、著作権は最下位の権利でしかなく、それほど強い権利ではありません。十分な知名度が無ければ、被害の証明が難しく有効な行使は出来ません。つまり創作をせずに著作権だけを守る活動は、徒労に終わる可能性が高いです。将来、著作権を行使出来るぐらい稼ぐために、今は創作に打ちこんで下さい!
知名度のない著作権の行使は、京都アニメーション放火事件の青葉真二が行った「パクられた!から火をつけた」と同じです。最下位の権利をもって、最上位の生命の権利を奪う事は絶対に許されません!著作権侵害を武器に誹謗中傷するのも同様です。誹謗中傷の方が著作権侵害よりも遥かに罪が重いのですよ!
誹謗中傷を含む反AI活動が、正当性を持たない事を理解したら、大人しく生成AIの勉強でも始めて下さい。
きっと、ミライは、そこにあると思いますよ
18