人間嫌いだと
思っていた自分が、
人を強く想うことで
事業を生み出せた。

北田 陸2017年 新卒入社
産業ビジネス部門
プラットフォーム推進部 
プラットフォーム戦略課
※取材当時

なぜ伊藤忠エネクスへ?

コックだった私を
拾いあげてくれたからです。

高卒でイタリアンレストランの見習いコックとして丸4年間修業しました。その後、何の縁があってか、エネルギー商社である伊藤忠エネクスへ。異例のキャリアではありますが、当社ではそう珍しくありません。変わった人を採用していると言えば語弊がありますが、枠にとらわれない人材を集めている会社なんだと思います。実際、社風もとてもフランクです。会えばわかると思いますが、他の会社の方々とはだいぶ違う。近寄りがたいオーラなんて全然出さないし、きっとこの人たちは忖度とは無縁なんだろうなぁなんて感じると思います。1つ嘘みたいな本当の話をすると、最初の面接で「イタリアンでコックしてました。エネルギー商社どころかビジネスのことには疎いです」って自己紹介したら、即答で「君みたいな人を探してたんです」って言われたんです。かくいう私も、“個”の力をフルに発揮できる場所が良かったので、商社というフィールドは願ったり叶ったりでした。入社しても、当時の期待が嘘じゃなかったんだなって感じますよ。

現在はどんなことを
されているんですか?

めちゃくちゃ話したいんですが、
まだ話せません。

すみません。絶賛企画中なものですから、全部を語ることはできないのですが、すごく簡単に言えば自動車の可能性を広げるプロジェクトを推進中です。働き方改革によって、リモートワークや地方移住が進みましたが、それによって自動車の使われ方も変わっているんです。そこにフォーカスをあてたプロジェクトなのですが…すみません、これ以上は話せません。入社したら私のデスクに来てください、そしたら教えますよ(笑)。って隠してばかりでは、話になりませんので、いかに若手の意見を大切にされているかについてお話ししましょう。実は、このプロジェクトは私が所属している課の4名で動かしているプロジェクトです。この課だけではなく、当社ではあらゆる課がベースのミッションとは別のチャレンジングな施策を同時進行で動かしています。そのチャレンジ施策のアイデアを皆で出し合うのですが、いまは私のアイデアが採用されているんです。「よし、このアイデアを今期の柱の1つにしよう」と上司に言われた時は、本当にうれしかったですね。「え、マジで?即決?」って戸惑ったのを覚えています。当社では、年齢なんて関係ないんですよね。そこに可能性があるか。そこにワクワクがあるか。それだけで、突っ走れる人たちなんです。

伊藤忠エネクスに入社して、
どんな成長をしましたか?

人間嫌いから
人間好きになりました。

180度方向転換です。

いまでもそうなのですが、実はすごく人見知りで…、たぶん人間嫌いなタイプなんだろうなぁって勝手に思っていたんです。しかも、それを自分内で良しとしちゃっていました。だから、何事も自分本位で考えてしまう癖がついていたんです。以前の所属部署で営業をやりながら業務効率化を推進していたのですが、まさしくそれで大失敗を経験しています。
業務効率化を行うために、まずはツールを開発しようとなったのですが、そのツールがめちゃくちゃ使いづらかったんですよね。原因は、『業務効率化=無駄をなくすこと』ということばかりに気を取られ、そのツールを扱う実社員のことをまったく考えていなかったこと。機能面ばかりにとらわれて、PCスキルの乏しい人がいることを度外視してしまっていた。そのせいで何ヵ月もかけてつくったツールがほとんど浸透せずにクローズとなりました…。自分でつくったツールがお蔵入りになるのは辛かったですが、いい教訓になりましたね。そこからは文字通りの方向転換。視点を180度切り替えて、他人本位で物事を考えるようにしたんです。現在取り組んでいるプロジェクトもまさしく世の中の人々を想像することからスタートしています。自分中心で考えること。それ自体を100%否定するつもりはありませんが、それよりもまず「使う人」「困っている人」を見つめる。それが、いい仕事になるんだと学びました。

社内に
尊敬する方はいますか?

もちろんいます。
いつもお手本に
させていただいています。

現在の上司をめちゃくちゃ尊敬しています。先ほどお伝えした「他人を想う」というのも、この上司を通じて学んだことです。その方から言われた一言で、いまでもよく覚えているのが「社内に敵をつくるな。いずれ助けてもらう時がくる」という言葉。伊藤忠エネクスという会社は、やはり社員数も多いので、中には合う人合わない人がいます。これは、どんな会社も絶対同じですよね。何千人もが皆仲良しっていう方がおかしい。ですが、合わないからといって敵視する必要もないですし、無碍に距離を取ったりする必要もない。合おうが合うまいが、同じ仲間としてフェアに接すること。その気持ちを持ってさえいれば、いずれ助け合う瞬間がやってくる。お酒の席で言われた一言でしたが、いまもこれからも、ずっと大切にしたいと思える格言でした。実際、その上司を見ると、そういう働き方や接し方をしているんですよね。それが格好よく見えまして、いまでは私も真似させていただいています。

OFF SHOT

イタリアンレストランで働いていた経験がありますので、休日は料理ばかりしていますね。奥さんも喜んでくれるのでうれしいのですが、たまには休みたい…なんてことは決して口にはしませんよ。料理も仕事も他人を想うことが大事。美味しいと思ってもらうために、今日も明日もパスタを茹でていきます。

OTHER INTERVIEW

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