YoutubeでuBlock Originを使用して警告を受けた場合の対処法


2023年10月時点での情報です。最新情報はYukiさんのTwitter(日本語)GitHub(英語)などから入手してください。


現在、この警告(アンチアドブロック)に対応できているのはuBlock OriginAdguardBraveのみです。Adblock Plusなど他のブロッカーを使用している場合はuBlock Originに切り替えてください。
AdBlocker Ultimateや一部UserScriptなど、一見効果があるように見えるものも、実は事態を悪化させていることがあるので注意が必要です。

また、複数のブロッカーを併用することは絶対にやめましょう。それぞれのブロッカーが干渉しあい、むしろ悪化します。


以下の各対処後に新しいタブでYoutubeを開き、警告が表示されるかを確認してください。

対処法1. フィルターの強制更新

uBlock Origin

ブラウザ右上から、uBlock Originの設定を開きます。
ブラウザ右上からuBlockOriginを開く

上のタブから「フィルターリスト」を選択し、「キャッシュをすべて削除」「今すぐ更新」の順番にクリックします。
uBlockOriginのフィルター更新


Chromeの場合はuBlock filters - Annoyances」を購読すると警告を見る頻度を減らすことができます。Firefox違うアプローチを取っているため、購読する必要はありません。
uBlock filters - Annoyancesを購読


Adguard

ブラウザ右上から、Adguardをクリックし「更新マーク」をクリックします。
Adguardのフィルター更新


Chromeを使用している場合はAdGuard ポップアップフィルタ」を購読すると警告を見る頻度を減らすことができます。Firefoxの場合は購読する必要はありません。

ブラウザ右上からAdguardを開き「歯車マーク」をクリックします。

左のタブから「フィルタ」を選択し、「迷惑要素」を開きます。
Adguard設定画面
AdGuard ポップアップフィルタ」のトグルをオンにし、右上のトグルもオンにします。
ポップアップフィルタを購読


Brave

URLにbrave://componentsと入力し、「Brave Ad Block Updater」をアップデートします。
Braveのフィルター更新

uBlock filters - Annoyances」を購読すると警告を見る頻度を減らすことができます。
brave://settings/shields/filtersから「uBlock Annoyances」を購読します。

また、Braveではbrave://settings/shieldsから「トラッカーと広告をブロック」を「積極的」に変更することをおすすめします。これにより検索エンジンの広告などファーストパーティー広告をブロックすることができます。
Brave Shieldsの設定画面


対処法2. その他の拡張機能を無効化

「Enhancer for YouTube」を始めとする拡張機能が、アンチアドブロックを引き起こしている可能性があります。
Firefoxであればabout:addonsから、Chromeであればchrome://extensions/から、uBlock Origin以外の拡張機能を一度すべて無効化してください。
その他拡張機能を無効化


対処法3. ブロッカーを更新

Firefox

about:addonsにアクセスし、右上の歯車マークから「今すぐ更新を確認」をクリックします。
FirefoxでuBlock Originを更新


Chrome

chrome://extensions/にアクセスし、右上の「デベロッパーモード」をオンにして「更新」をクリックします。
ChromeでuBlock Originを更新


対処法4. ブロッカーを初期設定にリセット

SNSなどで「このフィルターを入れたら回避できる」といった投稿を見かけますが、そのフィルターは5月頃のテスト用のものであったりむしろ事態を悪化させているものなので絶対に追加しないでください。

uBlock Origin

設定」タブを開き、一番下の「初期設定にリセット」をクリックします。マイフィルタやカスタムフィルタを使用している場合は、バックアップしてから行ってください。
uBlock Originを初期設定にリセット


Brave

brave://settings/shields/filtersを開きます。「フィルターリスト」はuBlock AnnoyancesとAdguard Japanese以外を無効化、「カスタムリスト」はすべて無効化、「カスタムフィルター」はすべて削除します。
braveフィルター設定


対処法5. ブラウザのブロック機能を無効化

VivaldiやBrave、Operaにはブロッカーが組み込まれているので、uBlockOriginを使用する場合は無効化してください。

また、Edgeではトラッキング防止機能」を厳重に設定していると、アンチアドブロックが引き起こされることがあります。edge://settings/privacyからデフォルトの「バランス」に切り替えてください。
Edgeのトラッキング防止設定



対処法5まで行ったら、ブラウザを立ち上げ直して動作するか確認します。基本的には1と2で対応できると思います。
もし最後まで行って警告が表示される場合はまだ対応されていない可能性があるので、しばらく待ってから対処法1を再度実行してください。
対応済みかどうかはこのwebサイトで確認することができます。
drhyperion451.github.io




参照元
GitHub「uAssets issue」
github.com

Reddit「r/uBlockOrigin」
www.reddit.com

Twitter「Yuki2718」