日本最大の恐竜化石発掘現場があり、“恐竜王国”とも呼ばれる福井県。

10月18日、福井市の施設に約1億円をかけて設置された、恐竜のモニュメントが破壊される事態が発生。防犯カメラがその悪質な行為の一部始終を捉えていました。
恐竜のモニュメントに“蹴り”
時刻は午後5時前、ベンチに設置された恐竜のモニュメントに近づく3人組の姿が。

モニュメントに足をかけたかと思うと…、今度は両手で激しく揺さぶります。


そのうち1人が、今度はモニュメントを2回蹴りつけました!

よく見ると、蹴った直後に破片のようなものが飛んでいることがわかります。

映像には、子供が3人を指さす様子や、母親らしき人物が、慌ててスマホを構えるような様子なども映っています。

3人はモニュメントを破壊した後、立ち入りが禁止されている場所に、フェンスを乗り越え侵入。

その場から姿を消しました。
修理には数百万必要か? 担当者「大変悲しい思い」
現場は、2024年3月の北陸新幹線・県内開業に向けて、10月1日にオープンしたばかりの「福井市観光交流センター」です。

福井の魅力を発信するために、約1億円かけて施設の屋上に設置された9体の恐竜のモニュメントのうち1体が、3人組の破壊行為により破損。

作り直すには、数百万円かかる可能性もあるといいます。

周囲に子供もいる中、人目をはばからず行われた悪質な破壊行為に、施設の担当者は…。

まちづくり福井株式会社 施設運営担当者:
大変悲しい思いといいますか、残念な思いがしました。
たくさんの方が見て来て、くつろいでいらっしゃる中で、仮に人がいなくても、そういった行為をすること自体は、やはりやめていただきたいと思いが強いですね。近くのお子さんもなんだろうと思いながら見てるような雰囲気になっていたので。そんなことやめてほしいと思うんですけどね…。

福井市は19日付で、警察に被害届を提出しています。
(めざまし8 10月26日放送)