岩手県盛岡市の太陽光発電施設から銅線ケーブルを盗んだとして今月2日に逮捕されたカンボジア国籍の男5人について、盛岡地方検察庁は24日、5人のうち4人を起訴しました。
窃盗の罪で起訴されたのは、住所不定無職でカンボジア国籍のコルサムナン被告(26)、ドムサヴォット被告(23)、クムダロ被告(22)、チュムマカラ(24)被告の4人です。起訴状によりますと、4人は今年8月16日から17日までの間、盛岡市の太陽光発電施設で銅線ケーブル約1418.4メートルを盗んだとされています。盗難に気付いたケーブルを管理する東京都港区の会社からの被害届を受け、警察が捜査し発覚したもので、被害総額は308万4631円に上ります。4人は今年8月22日、雫石町内で警察の職務質問を振り切り、雫石町や滝沢市内に車を乗り捨て逃走した後、滝沢市内で警察に身柄を確保され、入管難民法違反などの疑いで逮捕されていました。窃盗に関わった疑いのあるカンボジア国籍のもう1人の男は、捜査を継続する必要があるためとして処分保留となっています。