Edward Leedskalnin 1887-1951
自分が知る中でも最も孤独な建造物を作った男である。
彼が作った建築物はコーラルキャッスルと呼ばれている。
コーラルとは珊瑚のこと。 彼は自宅の周りにあった珊瑚や石を使い総重量1100トンに及ぶ城を建てたのです。
中には9トンにも及ぶ一枚岩も含まれておりその部位は入り口の扉に使われていて指一本で動かすことができる。
身長160cmに満たない彼がそれをどうやって運んだのか? 指一本で動くドアの仕組みはどうなっているか?など今でも謎のままである
彼が孤独な城の主になったのは理由がある。 彼がラトビアに住んでいた26才の時にアグネスという当時16才だった婚約者がいたが結婚前夜に婚約を破棄されてしまう。
心に傷を負った彼は各地を転々としフロリダに20年以上の月日をかけて彼女との生活を想い建造したとゆう。
その城を一度そこから離れた場所に解体して一度引っ越ししているとゆうからビックリ!
この城には色々ユニークなものがあります。
有名な重さ9tの入り口の扉
ハート型のテーブル(彼女とここで食卓を囲むのを夢見たのでしょう)
ロッキングチェアー
月の形の噴水
日時計
30tはあると言われているオベリスク
星を見る為の望遠鏡
圧力釜。 彼はここだけで実際に生活をしていた。
発電機 こんなものを作る技術力をもっているなんて彼はどんな人物だったのだろう。
お仕置き部屋。 やはり少し恐い
彼の記事で多く取り上げられるのはその建築技術、不思議である。しかし僕はこの記事を知った時から忘れられないのは彼の一途な愛の姿である。
彼ほど一途に愛おしく別れた彼女を想い続けた人はそう多くはないだろう。しかも彼の愛はこれほどまでにイビツな形で今もその心の叫びを城が代弁し続けている。
このようなケースは見たことがない。
この城は現在州に保護され誰でも見ることができる。 彼の死後婚約者だったアグネスを招待するべく計らわれたが彼女からの返事はNOだった。
人間の愛とはなんと無責任なものなんだろう。 愛した人がその後どんな想いを持ち続けたか?そんなことどうでもいい。そうゆうふうに作られた生き物なのかもしれない。
コーラルキャッスルこれほどまでに美しい愛の形はいつまでも孤独にそこにあり続けるだろう