現代4コマwiki

パフェ=4コマ説

最終更新：2023年10月23日 20:00

shiryoku

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だれでも歓迎！編集

「パフェ=4コマ説」とは、
パフェは4コマなのではないか？という着想からパフェを4コマだと提唱してゆく学説とその一連の批評運動である。
「4コマ=パフェ説」とも呼べる。

概要

パフェって基本構成4コマだと思う
①頂層(ホイップクリーム、ソース)
②上層(アイス、プリン)
③中層(ヨーグルト、スポンジケーキ)
④下層(コーンフレーク、ジャム)
視力(@shi_ryoku)Twitterアカウントより

https://twitter.com/shi_ryoku/status/1680117514603491328?t=9EIOORzSoj1ixcQzZWCmSw&s=19

視力(現代4コマ批評家)氏による上記のツイートにより広く認知される。季節的に単純に冷たくて甘いものを食べたかっただけ、という向きもあるがパフェという構造の形成要素を食べる順番として起承転結性を用いた観点そのものは一概に否定できるものでない。

実際にパフェのレシピサイトなどを見てみると、この材料と順序で構成されたものがほとんどであり、また近年のSNSを中心とした"映え"文化的なものの流行とその定着によりデカ盛り的な派生や擬人化アイドル的な要素も傾向として微量に見られ、"装飾(またはその対抗概念としての引き算的なデザインの洗練)"が即自存在的に機能しているジャンルでもある事が確認されている。

つまり、パフェそのものが「メディア的」「エンタメ的」な役割を有していて、なんなら用途としては食事という行為を上回っている場合すらあり、消費者はその個性を皮膚感覚として踏まえた上で嗜好しているのである。

これは、
「4コマ漫画」とりわけ「現代4コマ」というジャンルにかなり近いのではないだろうか。

漫画、つまりはイラスト表現によるストーリーを楽しむ娯楽ジャンルに対してあえて4分割で区切り、物語としては極限まで短縮し、絵画的な表現としては構成を用いてギリギリで領域内でパッケージングしている、そういったルール設定を施す事により"ストーリーを楽しむ"という用途とはまた別軸の日本語版アメリカンジョークのような領域にコンテンツとして辿り着いている状態とも言える。

さらには、そこから「コマ」という部品に着眼点を絞り表層のみで大喜利化してゆく表現過程を辿った「現代4コマ」というジャンルと、パフェという食文化のパフォーマンス化、アーティスティック化とも呼べるコンテンツそのものの進化を提示されている現状は、それこそ"枠組み"だけで捉えてみてもかなり酷似している二項と言えるのではないだろうか。

パフェズム

そういった一連の批評運動の中で、偶発的に創始された芸術技法が「パフェズム」である。

パフェズムとは、あらゆる事象、物象をパフェにしてしまう表現方法である。元々はコマ4表現という「4でコマを作る美術ジャンル」から派生し"コマ4がパフェっぽい"という発想からそれをそのまま実験的に描いたことにより誕生した。
キュビズム、モダニズム、ダダイズム、シュルレアリズム、などの美術的な大きな動向の一角にパフェズムは位置する。

「パフェ化」との違い

また、この「パフェっぽく描く」「何かをパフェにしてしまう」という行為自体は"パフェ化"なる言葉がパフェズム以前にも自然発生的に流通してはいる。ただパフェズムと異なる点はパフェ化は文字通りパフェじゃないものをパフェのように描く(または彩る)という性質から「既存のキャラクターをパフェっぽく描く」や「サラダなどのパフェじゃない食材をパフェっぽく盛り付ける」などの変換的、形式摸倣的な運動が主体になっている。逆を言えば、擬人化や一種のコスプレ的な表現を物体などを中心に用いている思考順路であることが伺える。

それに対して「パフェズム」は、"コマ4がパフェっぽい"という言葉から感じられるように、発想段階から対象にパフェ性を見いだしている。
さらに特徴的なのはパフェ化の平均的な題材とは異なり、記号や抽象概念をモチーフにそれをいち材料としてトッピングしてゆく事で全体像を成してゆく。
なので、むしろパフェの方を対象物に寄せて(装飾して)いっている、とも言える。その点では現段階では真逆とも言える。(たぶん結果として、パフェ化もパフェズムも今後混濁してゆくと思われるが)

材料文化

もうひとつ、パフェズムの特徴として興味深いのは、その形成材料も同時に記載されているケースが多いことである。
視力パフェ

コマ4パフェ

100パフェ

4コマパフェ

パフェである事の主張と、作者が実際に作って食べてみたいという願望の表れであると思われる。

類似概念

フラペズム

パフェズムの対抗運動としてフラペズムという芸術技法も存在する。

フラペズムの歴史は意外と古く、諸説あるがぷらりね氏が2023年5月29日にSTARBUCKSと題し4コマフラペチーノを作品として上げている投稿が、現段階で確認できる最古のフラペズムと言われている。

これが事実とするとパフェズムの発祥元とされる「パフェ=4コマ説」より先に「フラペチーノ=4コマ説」が浮上していたという事を意味し、パフェズムの概念の存続そのものに大きな影響を与えているとされる。
("フラペズム"という言葉と、それを経てのフラペチーノ関係での現代4コマもしくは関連作品などは数を確認されていないため、あくまでパフェズムの連鎖から生まれている概念である、とする専門家も多い。
ただ、それは今後の作品数やそれに伴うフラペズム創作者、認識の波及率などによって変容する可能性がある。もちろん他に台頭する概念も含む)

パフェズムVSフラペズム論争は多岐にわたり今もなお続いている。
https://twitter.com/Puraline05/status/1680145795188936704?t=g-7KxdIwsVBTn_W1T-dDaA&s=19