魔法科高校の音使い   作:オルタナティブ

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どうも、夏休みに入ってバイトこそしているものの宿題が無かったりで結構暇してる作者です。俺ガイルのクロスオーバーもの増やそうかな。痛い目見るのは未来の作者だけど。ダメじゃん。

モノリス・コード新人戦決勝です。
まずは初戦、一高vs二高ですね。


第二十四話

準決勝第一回戦、一高vs二高。比企谷八幡と葉山隼人という因縁を越えた宿命とも呼ぶべき因果を抱えた二人の戦い。それを前にして、一高の三人は作戦会議をしていた。

 

「……一先ず、葉山隼人には八幡をぶつける。八幡、行けるか?」

 

「ああ。……だが、それが精一杯だろうな。他にもう一人相手しろって言われたらいくら何でも無理だ」

 

「大丈夫だよ。予選を比企谷八幡(最大の見せ札)だけで乗り切れたんだ。……僕も達也も、ここまで楽できた分全力で行く」

 

「そういうことだ。……そして、対戦校である二高の選手のスペックだが。はっきり言って情報が少ない」

 

達也のその言葉に、僅かに考え込む八幡。そして数秒後、口を開いた。

 

葉山(あいつ)は二木の分家出身だ。あそこの家って何を専門としてるか分かるか?」

 

「二木……となれば第二研だな。あそこは『無機物への干渉』が命題だ。特に酸化還元反応に関する吸収系統魔法を重視していたが……アプローチを変えたりしている可能性もゼロじゃない。気をつけてくれ」

 

「ああ。同じ二木の分家である雪ノ下の娘も片方は熱量……エントロピー制御だ。やってること二じゃなくて六じゃねぇか」

 

なんか変なの多くね?と頭を抱える八幡。それを他所に、達也と幹比古は自分が相手をすることになる選手についての推測をしていた。

 

「で、他の二人はどんな感じなんだい?」

 

「他の競技や予選でのパフォーマンスを見る限り、葉山隼人と比較した場合はそこまで高い実力は持たないだろう。今の幹比古ならどうとでもなるレベルだ」

 

「……つまり、勝利の鍵は」

 

「ああ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことだ。……八幡、任せたぞ」

 

「任された。それじゃあ……行くか」

 

 

 

一方その頃、二高選手の方は。

 

「どーすっかなー……相手の手が全く分からない。隼人、何か知らないか?」

 

「……吉田幹比古に関しては完全に不明、司波達也は元々エンジニアとして参加してて、比企谷は……うん。見る限り何でも出来る」

 

「予選では比企谷のワンマンチームみたいだし、隼人がアイツを抑えたらどうにかなるか?」

 

「だな。そもそもあの二人は二科生なんだろ?なら大丈夫だろ」

 

「……いや。比企谷八幡(アイツ)が数合わせだけでメンバーを受け入れるとは思えない。間違いなく選ばれるだけの実力を持っているだろう。それに、司波達也のエンジニアとしての腕は今回の一高の好成績に大きく貢献している……賭けたっていい。間違いなく司波達也もまた強敵だ」

 

「……隼人がそう言うなら」

 

「……始まるぞ」

 

 

 

選ばれたステージは……『渓谷』。高低差のある複雑なステージである。

 

「三高とここで当たらなかっただけマシか。いや、これで三高戦でも当たりましたっつったらもう頭抱えるしかないが。出来れば市街地で罠祭りリベンジマッチしたい」

 

「絶対やめろよ。……まあ、事故が起こってしまった以上は最低でも今回の新人戦では市街地ステージは選ばれないだろう。……さて、改めて作戦のおさらいだ。八幡が葉山隼人の相手をして、最低でも足止め・可能ならば打倒。そして俺と幹比古が残りの2人を相手してモノリスを獲りに行く」

 

「了解。今回……というか三高戦でも、防御を捨てた総攻撃(フルアタック)だね」

 

事実として、比企谷八幡を除いた二人には将輝や真紅郎、隼人相手に出せる手がない。いや、無いわけではないのだが……身の上などの諸事情で使う訳にはいかないのである。それ故に、防御は敗北必至。速攻で決めに行く短期決戦(ブリッツ)しか一高には許されていなかった。

 

「ああ。……だが、これは()()()()()の話だ。俺たちが最初に取る手は──────」

 

その言葉の後……試合開始を告げるブザーが鳴り響いた。

 

「挨拶代わりの速攻!」

 

次の瞬間、予選と同様に八幡が疾駆する。自己加速術式により音速の二歩手前、新幹線をも上回る速度でモノリスへと向かう。一直線に駆け抜け、大きく跳躍しモノリスの外装を破壊するために無系統魔法を発動しようとしたその時──────。

 

「……っ!」

 

真横から叩きつけられた空気弾により、その身体が大きく吹き飛ばされる。咄嗟に自身に硬化魔法を行使し、衝撃によりヘルメットが外れないようにする八幡。しかしそこに一つの影が降り立ち、

 

「っラァッ!」

 

「チィッ!」

 

八幡へと拳を繰り出した。それを『小通連』を盾にして防ぐ八幡だったが、容易く吹き飛ばされる。今度は真っ向から来たために空中で身体を捻って着地、体勢を立て直す。

 

「……また何かしらの仕込みしてやがんな、葉山」

 

「当然」

 

睨み合う八幡と隼人。八幡の視界の端では達也と幹比古が相手選手らと接触、戦闘を開始していた。幹比古の古式魔法と達也の『術式解体(グラム・デモリッション)』により戦況を有利に進めていたが、相手選手も決勝トーナメントまで進出しているだけあって一山いくらの雑魚ではない。達也の『術式解体』に対してタイミングをずらした二つの魔法をぶつけることで、先に放った魔法を盾にして後の本命を通す、幹比古の古式魔法には知識がないなりに気流操作で炎や風を散らす、上空からの雷撃にはそこらの岩石を打ち上げて内部の金属成分を利用して避雷針にするなどして上手く立ち回っている。

 

「『モノリス・コード』において直接攻撃は御法度。テメェの拳を防御した時、俺は()()()()()()()()()()()吹き飛ばされた。初撃の空気弾とは違う感覚……運動ベクトルの直接付与ってとこか?」

 

「……全く、敵わないな。だがギリギリ赤点回避ってところだ。俺の魔法は『強襲拒鎧(アサルト・リジェクター)』。簡単に言えば、俺の身体に三系統の魔法を鎧のように展開して、その『鎧』に一定以上の速度で触れたものを吹き飛ばす魔法だ」

 

「……バラして良かったのかよそれ」

 

「どうせ直ぐに気付かれることだから、なっ!」

 

接近し回し蹴りを放ってくるのをバックステップで回避し、空気弾を放つ八幡。しかしその弾丸は全て『鎧』に阻まれたことで、隼人にはダメージが入らない。

 

「……波状で行くか!」

 

CADを使い、百発のの空気弾を精製し射出する。だが結果は先程と変わらず、隼人は微動だにしなかった。

 

「うそーん……痩せ我慢で反作用を堪えてるのに賭けたんだが。マジでこっちの攻撃効かねぇのかよ。ずるくね?チートだチート」

 

「ぶっちゃけ俺も『何でこれ許されたんだよ』とは思ってる」

 

「(……いやマジでどうしよう。参照してんのが()()()()()()()……俺が動かず防御した上でも吹っ飛ばされたのを見ると、正確には()()()()だ。しかも俺の体格と吹っ飛ばされた勢いから考えると、システムとしては正確には発生してる反作用を『ダブル・バウンドと同じ要領(ベクトルの反転)』で作用に上乗せ、事実上の倍速反射をこなしてやがんな。魔法に関しては『ドライ・ブリザード』のように射出するだけの代物だと跳ね返されて終わるし、移動魔法で経路組んでもアイツの鎧に触れた瞬間反転ベクトルが適応、拮抗した結果定義破綻が発生する。だからこっちの攻撃は通らないし、向こうの攻撃はゲームで例えるとノックバック値倍増……クソゲー過ぎませんこと?)」

 

余りのとんでもない代物にお嬢様口調になってしまった八幡であった。

 

 

 

「……まさか、八幡が手も足も出ないとはね」

 

「十師族の分家は伊達じゃないということだ。ふっ!」

 

相手の魔法に『術式解体』をぶつけて対処、空気弾を放ちながら幹比古の呟きに達也が答える。

 

「しかも厄介なのは奴の防御の無敵性だ。俺のように『術式解体』か、もしくは何らかの形で魔法そのものをどうにかする手段がなければその時点で詰みだぞ。回避にしても、魔法の起点の位置を避けなければならない以上必然的に通常よりも大きな回避が要求される……スタミナの消耗を考えても、はっきり言ってジリ貧だ」

 

「少なくとも僕が相手したら敗北確定だね……っ、『地鳴り』+『地割れ』+『蟻地獄』!」

 

三つの古式魔法の複合により地面を操作、相手を地中に叩き落とし自由を奪う幹比古。しかし自傷覚悟の空気爆発により土砂を吹き飛ばし脱出され、再び拮抗状態に持ち込まれた。

 

「……八幡、本当に頼むよ!」

 

 

 

 

 

一方その頃、二高の天幕にて。二高の出場選手らは歓声を上げていた。何せ『モノリス・コード』新人戦の出場チームリーダーが比企谷八幡……三高の『クリムゾン・プリンス』すらも下した相手に優勢なのだから。

 

「行けーっ、葉山ーっ!」

 

「やっちゃえ、葉山くん!」

 

モニターの中では回避をし続ける防戦一方の八幡と、蹴りや拳などで絶えず攻撃を続ける隼人の姿。苦し紛れの攻撃も効かず、見るからに追い詰められていた。

 

「隼人君、ヒッキーなんてぶっ飛ばしちゃえ!」

 

「……由比ヶ浜さん」

 

歓声を上げる由比ヶ浜を、悲しげな表情で見る雪ノ下。あの一件は自身の自業自得であり、(比企谷八幡)が庇わなかったのは妥当でしかない。それ故に思うところなど何一つなく、恨むことなど以ての外であることなど百も承知だった。

だが友人(由比ヶ浜結衣)は比企谷八幡を恨んでいる。自分を、友達(雪ノ下雪乃)を擁護しなかったことを恨んでいる。無駄に自分が理論的であると自負しているが故に、友人のその非論理的な感情を受け入れられない。

見るからに友人は、『二高が勝つこと』ではなく『自分たちを裏切った者の敗北』を望んでいる。本当に裏切ったのは自分たちなのに、それを理解せず冒涜する。

……雪ノ下雪乃の由比ヶ浜結衣への友情は、人知れず()めていっていた。

 

 

 

 

 

「──────くっ!」

 

何度目か数えるのも億劫な程に吹き飛ばされた。地面に干渉して砂煙を作り出し視界を遮り、速度を変えた無数の弾丸を叩き込む。……しかし。

 

「……ふっ!」

 

腕の一振りで全部薙ぎ払われた。……いやほんとにどうしよう。これどうする?

 

「なー、仕方ねぇから雑談しよーぜ」

 

「試合中だぞ」

 

「どうせお前優勢じゃん。そんな余裕を見せてくれても良いんじゃない、のっ!」

 

土砂を操作、擬似的な土砂崩れを引き起こして大質量の土砂を頭上から叩きつける。更に空気中の水蒸気を相転移により水へと変換、ダメ押しでぶち込んで泥に変える。そして飛び上がって距離を取りながら再び相転移を逆位相で発生させることで魔法を解除、すぐさま水分を乾燥させて相手を生き埋めにする。

 

「……ぶっちゃけこれでもどうにかなってる気がしない」

 

過剰攻撃(オーバーアタック)にギリギリならない程度の攻撃なんだが……あ、これ不味い。

 

「三十六──────」

 

次の瞬間、爆発音と破砕音を響かせながら葉山が現れる。

 

「ケェェェェェェェ!?!?!?」

 

情けない絶叫だった。多分これTwitterでトレンド入ってネタにされんな。音MADまでは覚悟しておこう。

 

「……え、大丈夫?」

 

「………………大丈夫。とりあえずネットのおもちゃになる覚悟は決めた」

 

「本当に大丈夫なのそれ?」

 

あんまり大丈夫じゃないけど。

 

「ちょっと心配になってきた……この前Twitter炎上してたろ?」

 

「え……心当たりがありすぎてわかんない。どれ?」

 

「今年の3月頃」

 

3月頃……ああ。

 

「そういや燃えたな。えっとなんだっけ、俳優の不倫騒動のニュースあったじゃん」

 

「……そんなのあったな」

 

「前にバラエティ番組で共演した時にテレビ局で奥さんでも不倫相手でもない女の人と仲良さげに電話してたのを見たのを何となく呟いたらその俳優の過激派ファンに燃やされた」

 

「なんで?」

 

わかんにゃい。多分『脳みそ腐っとんのかな』『お猿さんは動物園にお帰り』ってこき下ろした挙句それをネタに『不倫バカの歌』って曲を作詞作曲して公開したからだと思う。Twitterの動画の尺の都合上3番まであるのを1番しか公開出来なかったのだけは心残り。流石に『ピンクのお城でアンアンアン』は不味かったかな。実名は出してないけど。

 

「……まあいい。にしても、本当に楽しそうだな。中学の時とは大違いだ」

 

「うちの師匠の教えは『自分の感情に正直に』なんでな。音楽家とかその他もろもろ隠してた時はともかく、こうして隠さずに『音楽家』であり『魔法師』として生きてる今は──────」

 

「自由に」

 

「気侭に」

 

「楽しく!」

 

「……そう生きるって決めてんだ。だって一生なんて80年かそこらしかないんだぜ?『自分がそうしたい』と決めたならともかく、そうじゃないのなら自分が生きたいように、やりたいように、楽しく日々を過ごす!……それが今の(比企谷八幡)なのさ」

 

「……刹那主義の快楽主義、か」

 

「まあな。だがそれだけじゃないぜ?その楽しい『刹那(一瞬)』が、もし永遠に続いたら……最高の人生だと思わないか?」

 

「……ふっ、違いない!」

 

そう笑って、俺の方へと突貫してくる葉山。それに対して俺は()()()()()の弾丸を放ち、バックステップで後ろに下がる。

 

「逃がすかッ!」

 

構わず突っ込んでくる葉山。空気弾五発は容易く捩じ伏せられ、こちらへと向かってくる。──────その袖の一部が、()()()()()()()()()

 

「──────良し」

 

それを確かに見た俺は、『セブンスコード・レクイエム』を起動。大きく息を吸い────────────。

 

 

 

 

 

「─────RRRrrahhhッ!!!」

 

俺のその絶叫と共に、鎧が消し飛ばされる。

 

「ッ!?」

 

「散々ぶっ飛ばされたからなア……こいつぁほんのお礼だ。喰らってけボケがッ!」

 

がら空きになった横っ面に、フルスイングの『小通連』を叩き込んだ!

 

「ガッ……!」

 

鬱憤込みのクリティカルヒット。それが直撃した葉山は数メートルほど宙を放物線を描いて飛び……地面に頭から落ちた。

 

「っしゃあっっっ!」

 

……とまあガッツポーズをしたものの。

 

「……痛つつ」

 

「……ま、起き上がってくるだろうな。お前は」

 

ぶち抜かれた頬を擦りながら、葉山は立ち上がった。

 

「……今のは」

 

「『破壊の咆哮(デモリッション・ロアー)』。……テメェの無敵は破ったぜ、葉山」

 

種明かしは勘弁してくれよ?

 

「……ああ、確かに俺の無敵は破られた。でも、その魔法は見るに無系統魔法。消費が大きいはずだ」

 

「……ま、その通りだ」

 

「なら俺に利がある。俺のコレは系統魔法……消費に関しては、CADのお陰で少ないからな。何度でも張り直せる以上、お前の想子にも限界がある!」

 

「……試してみるか?テメェが俺をぶちのめすが先か、俺がテメェをぶっ飛ばすのが先かァッ!」

 

俺と葉山は、再度激突した。




比企谷八幡
Twitterでも口が悪い上にセンシティブな話題に物申して反感を買ってるので良くボヤ騒ぎを起こしている。直近ではソシャゲのガチャ成果でフォロワーにマウントを取って燃え、その前には海外映画のポリコレ事情に苦言を呈した結果結構えぐめに燃えたし更にその前は撮り鉄の違法行為を批判して燃やされた。フォロワーの間では「【一回】また比企谷八幡がやらかした【黙れ】」が炎上の際のテンプレになっている。問題は本人に炎上商法の意図はなく、気の向くままにやってたらなんか燃えてなんか人気出てること。

葉山隼人
ジェネリック一方通行(アクセラレータ)の防御性能持ちクソやば魔法師。対象・対象外の指定が出来るので、空気に適応してしまって酸欠だとか光に対応させたことで視界が死ぬとかもないので冗談抜きで八幡の天敵。性質上『モノリス・コード』の制約にも引っかからず、他の魔法を跳躍などの大きめの移動以外では使わないため自身の魔法演算能力を全部つぎ込めることで『自身への接近速度が相対速度で一定速度以上の物体への反射+自身に発生する反作用も反転、上乗せによる事実上の倍速反転(ダブル・バウンド)+行動に支障が出る物体は対象外設定可能』というほぼ無敵の防御を持つ。『不可視の弾丸(インビジブル・ブリット)』や『爆裂』のような防御無視の直接干渉手段を持たなければ十師族でも冗談抜きで落とされかねない。何でこれが『モノリス・コード』で許されてるんですか?

八幡の情けない絶叫
無事音MADの素材になった。絶叫一時間耐久動画は再生回数300万回を越えた。そこまでは想定していたが映像切り抜きからの『比企谷八幡の情けない吹き飛び絶叫BB』までは想定していなかった。

オリジナル魔法
破壊の咆哮(デモリッション・ロアー)
使用者:比企谷八幡
『術式解体』が使える想子量ではない八幡がどうにか出来ないかと編み出した無系統魔法。『術式解体』は想子を圧縮して放つことで魔法式を押し流す技だが、こちらの魔法は想子の可聴性質を利用し『想子を音に乗せる』ことで擬似的に『音で魔法に干渉できる』ようにしたもの。例えるなら、『術式解体』が『山ほど食わせることで無理やりビフィズス菌(想子)(魔法式)まで届かせるもの』なら『破壊の咆哮』は『保護カプセル()で包んでビフィズス菌(想子)(魔法式)まで送り付けるもの』。

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