無頭禿裸仔実装
タライの底をはいずる無頭禿裸たち
ミドリはエサ皿からはみ出た無頭禿裸の頭が見えていたのか、
エサ皿をケージに下ろす前から涎を垂らしていた。
兎口の端から垂れるミドリの涎の直撃を受けてミドリコが
「テチィィ!」
と鳴いていたのがなんだかおかしくて、私は少し吹きだしてしまった。
ようやく駆け回っていたミドリコを気遣う余裕が出てきたようだ。
食いかけの無頭禿裸をミドリコも食べられるように腰をおろし、
無頭禿裸の頭をミドリコに向けた。
ミドリコはすぐに駆け寄って、無頭禿裸の兎口にむしゃぶりつく。
それを確認すると、ミドリは無頭禿裸の腹をゆっくりと握り締め、
兎口から離乳食を吐き出させる。
ミドリコは無頭禿裸の吐き戻したドロドロの離乳食に一心不乱に吸い付いていた。
噛み千切られた無頭禿裸の上半身がポロリと転げ落ち、
ミドリコがその耳にかぶりつく。
無頭禿裸で一番柔らかい部位だ。
これならミドリコの未発達の顎でも食べられる。
耳に噛みつかれた無頭禿裸の兎口が、
少しだけ悲鳴の形に開かれたけれど、きっとただの反射だろう。
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