わからない人は、もしかしたらもう無自覚感染を無症状でクリアした後に、認知能力に影響が出る後遺症を発症してる可能性を、実はあおりやジョークではなく真剣に疑ってる。
というのは、これまでも折に触れて後遺症の実情について調べてきたけど、一言で「ブレインフォグ(能に霧がかかったような状態の意で、新しい概念でもなくて老人の加齢による認知症の入り口ある典型症状のこと)」と言っても現れ方は色々ある。
老人の認知症については「加齢でいずれ誰でもなるもの」なので、症例の具体的な記録もたくさんあるんだけど、コロナ後遺症のケースだと、
「役所で書類に自分の名前を書こうとして自分の名前が出てこない。それを思い出そうとしているうちに自分が何をしようとしていたのかが思い出せなくなり、さらにはなぜよくわからん紙の前で鉛筆を持って突っ立っているのかが分からなくなって、ここがどこだかわからなくなる。どうしていいかわからないのでそのまま立っている」
というのがあった。
認知症が進んだ老人がこんな風になってるのをまれに見かけることがあるが、これが老人ではない人に起きているのがコロナ後遺症(の一例)。
確かに高齢者の認知症では「子供の頃の昔話は覚えているのに、さっきしたばかりの話や行動を忘れて同じことを繰り返す」とか「新しいことを説明されても覚えられない」とかあるけど、コロナ後遺症のブレインフォグではそれと同じことが起きる。
記憶を司る箇所に不具合が出ているのだから、大脳新皮質への感染(脳にもACE2受容体あるらしいので)かサイトカインストームの影響なんだろうかと思ってたけど、最近の研究では「腸への持続的感染(初期症状としての感冒様症状が治まってるから、鼻の奥や唾液を検査してもウイルスはそこにおらず陽性が出ないが、排泄物のウイルス濃度を下水検査で調べられるということは、腸のどこかにコロナウイルスがいる)」によってセロトニンという物質が減り(前駆体の話は長くなりすぎるので端折る)、海馬がダメージを受けることがわかってきたのだそう。
これ今週発表されたばかりだけど研究畑界隈は「画期的」「かなりヤバい」で注目集めてた。
持続感染で海馬に影響出ることの何がヤバいのかというと、海馬は「短期記憶を受け渡して長期記憶に置き換える働き」を担っているので、ここがダメージを受けると「直前のことが覚えられなくなる」「何度説明されても理解できなくなる」などが起こることが説明できてしまう。
また、海馬は体の動きなどの統御にも関わる部分なので、コロナ後遺症の比較的軽めの後遺症のひとつである「目眩、立ちくらみで立てなくなる」も説明できてしまうのでは、と。
僕は本業の方でも趣味分野でも「文章を読んで要点を理解し、全体を俯瞰して(多少省きながら)再構築する」という思考作業を頻繁に行っている。
例えば、本を読んだり映画を見たりして比較的冒頭にある前振りや伏線、人物相関などのバラバラにぶちまけられた情報を読み視聴していって、それまでのヒントを再構築しながらラストに結びつけて、謎解きの【そうだったのか!】というAHA体験を楽しむ。
これはパズルやRPGなどのゲームでも同様で、エンタメ娯楽に限らないけど、大抵の「バラけた情報を覚えておいて、記憶と照らし合わせて再構築する」つまり「他人の説明を理解する」ということは誰でも生きてるかぎり大なり小なりするし、この思考作業からは逃れられない。
ところが、腸内でコロナ持続感染が起きて海馬がダメージを受けると、こうした短期記憶が残りにくくなるから、「誰かに説明されても頭に全く入ってこない」「わからんから簡単に言ってくれ」「説明が長いんだよ!」と苛立って怒り出す、ってなる。
正に「詳しく説明されてもワクチンを打つメリットがわからない」の仕組みはこれなんじゃないか、と。
なので、どれほど説明されても「感染リスク、ワクチン接種の必然性、後遺症リスクとの関連がわからない」って人がいるとしたら、煽りでも何でもなく、この「海馬にダメージを負う、ブレインフォグ方面の後遺症」が出ている状態を真剣に疑った方がいい気がする。
比較的冒頭でも書いたけど繰り返しておくと、「無自覚感染して無症状(またはごく軽症)で回復している場合でも後遺症が出るケース」は実際にあるし、あった。
これを「ワクチン接種を接種したせい」「コロナに掛かってないのにワクチンを打ったせいでワクチン後遺症になった」という理解に飛びついてる人もいるだろうけど、むしろそれこそが「コロナ持続感染からくる、海馬へのダメージで起きている後遺症」を疑うべきかな、と。
それでもわからなければ、もはや手遅れかもしれない。
引用
勇者ああああ@避難所
@jG9225CwZhe2HGJ
詳しく説明されてもワクチンを打つメリットがわかりません。 twitter.com/azukiglg/statu…
90