オゾン発生器には、大きく分けて 1) 人や動物がいる環境下で使用する「家庭用(有人環境専用設計)」 2) 人や動物はすべて退避させて作業を行う「業務用(無人環境)」の2種類があります。
ここでは、家庭用と業務用を分けてそれぞれおすすめのオゾン発生器を紹介します。
各製品の紹介部分では「こんな人におすすめ」「導入事例が多いシーン」などを紹介することで、よりあなたに合ったオゾン発生器が見つかりやすいようにしていますので参考にされてください。
「自分がほしいオゾン発生器はこれだ!」と思われたら各製品の詳細ページをご覧ください。
オゾン発生器とは
オゾン発生器とは、気体のオゾンを発生させ、消臭や除菌、感染対策に利用する機器であり、脱臭機や消臭機、オゾン発生装置などとも呼ばれることがあります。
オゾンを水に溶かしこんだオゾン水生成が目的の場合、オゾン発生器ではなく、オゾン水生成器のページに移動して下さい。
オゾン発生器には、業務用と家庭用製品があります。
業務用と家庭用では、オゾン発生量、風量、使用環境など、何から何まで違います。
家庭用オゾン発生器は、業務レベルでは使えませんし、逆に、業務用製品は無人環境で使用する必要があるため、それを知らずに一般のご家庭で使うことは危険です(オゾンの性質をよく理解したうえで正しい使い方をされる場合は別です)。
空間の広さ、使用するオゾン発生器の種類、空間内の汚染度などその環境の条件はそれぞれ異なるため一概には言えませんが、悪臭問題、清潔な衛生環境構築に力を入れざるを得ない業種であるホテルや旅館等の宿泊業、医療施設、飲食店、清掃業などでオゾン発生器が利用されていると言えばその効果の凄さをイメージしていただけるかもしれません。
オゾンの特徴、効果、メリット・デメリットなどについては↓こちらの記事にまとめていますので合わせてお読みいただければと思います。
おすすめのオゾン発生器
人気が高いおすすめのオゾン発生器を業務用と家庭用に分けてそれぞれ紹介します。
気になるオゾン発生器があれば製品詳細ページをご覧ください。
一般的にオゾン発生器で「家庭用」と呼ばれる製品は「人や動物がいる環境下でも安心・安全に利用できる製品」を指します。
家庭用・有人環境専用設計「オゾンクルーラー」
オゾンクルーラーはプロサッカーチームや医療施設、ペットを多頭飼いしている衛生意識の高いご家庭などに多くの導入事例がある「人や動物がいる環境でも安心・安全にご利用いただけるオゾン発生器」です。安全性、オゾン発生量、導入事例・実績の多さ、品質の高さなど、どれをとっても口コミや評判は申し分ないものの、唯一の欠点(?)が決して安いとは言えない72,600円というその販売価格です。しかし逆を言えば、この販売価格を許容できるのであれば、人や動物がいる環境下にて利用するオゾン発生器としてオゾンクルーラー以上に安全性と効果の高さを両立した製品はないでしょう。人や動物がいる環境で使用するオゾン発生器としては今もっとも人気が高い製品のひとつです。
<導入事例が多いシーン>
一般家庭、病院の待合室や診察室、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院…etc
<オゾンクルーラーはこんな人におすすめ>
ある程度の価格は許容するので、安全性・品質・効果が高く、導入事例や実績が多い製品をお求めの方。高い衛生レベルが求められているケース。
空気清浄機を超えた空気清浄機「エアリベロ」
空気清浄機とオゾン発生器のいいとこ取りをしたのがエアリベロです。品質や機能性、スペックなどに一切の妥協はありません。発売からまだそれほど時間が経っていないことから、導入事例・実績の数はそれほど多くはありません。
<導入事例が多いシーン>
飲食店、オフィス…etc
<エアリベロはこんな人におすすめ>
ハイスペックな空気清浄機の購入も検討していた人。オゾン発生器が効果を示す菌やウイルスの除去だけではなく、チリやホコリ、PM2.5や花粉などを除去する空気清浄機能もほしい人。ある程度の予算は許容するので、全方位で悪影響の原因物質を除去したいと考えている。
小型の低濃度オゾン発生器「オゾンリフレッシュ」
オゾンリフレッシュはオゾン発生量が2mg/h(最大)の人や動物がいる環境下で使用できる小型の低濃度オゾン発生器です。充電式・コードレスなので置き場所を選ばず、実用性が高いと評判は上々です。家庭用オゾン発生器なので、基本的な使い方はオゾンクルーラー同様「つけっぱなし」でOKです。
<導入事例が多いシーン>
一般家庭、飲食店、オフィス…etc
<オゾンリフレッシュはこんな人におすすめ>
初めてのオゾン発生器導入なのでお試し入門機として小型のオゾン発生器を探している人。持ち運び可能、充電式、コードレスの製品を探している人。Amazonで販売されている激安オゾン発生器は安全性が不安のため安全性や品質を重視したいと考えている人。
ここから先はオゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器を紹介します。
業務用オゾン発生器は「人や動物がいない環境(無人環境)」で使用する機器になります。
シリーズ累計3万台を突破するシリーズ最新モデル「オースリークリア3」
10万円以下で購入できる業務用オゾン発生器の中では圧倒的な存在です。何が圧倒的なのかというと、特に「コストパフォーマンス」「導入事例の多さ」が挙げられます。利用シーンや業種としては、先代モデル同様「自動車関連業」「ホテル・旅館等の宿泊施設事業」「清掃関連業」「不動産関連業」「ペット関連業」「飲食店関連業」等におすすめの業務用オゾン発生器です。もしあなたが「10万円未満の業務用オゾン発生器を探している」のであれば、オースリークリア3を選んでおけばまず失敗はありません。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、中古車販売店、大学の研究室、医療施設、不動産管理会社、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院、クリーニング店、倉庫管理業…etc
<オースリークリア3はこんな人におすすめ>
初めて業務用オゾン発生器の導入を検討している。限られた予算内で確実な成果を求めている方や、これまでオースリークリアシリーズを利用されてきた方におすすめのオゾン発生器です。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
最強スペックの業務用オゾン発生器「オゾンクラスター1400」
オースリークリア3ではパワー不足!という方はこちら。パワーや適用範囲の広さだけではなく、オゾン作業を時短したい人にもおすすめの業務用オゾン発生器です。医療施設やプロサッカーチーム、学校などの教育施設、飲食店、食品加工工場などにも多数の導入事例がある信頼の1台。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、食品加工工場、大学の研究室、医療施設、不動産管理会社、飲食店、オフィス、教育施設、フィットネス施設、プロスポーツチーム(ロッカールームや食堂など)、動物病院…etc
<オゾンクラスター1400はこんな人におすすめ>
今使っているオゾン発生器にパワー不足を感じている。とにかくパワフル・ハイスペックなオゾン発生器を探している。日本製のオゾン発生器を探している。オゾン作業の時短をしたいと考えている。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
まだまだ現役「オースリークリア2」
オースリークリア2は「オースリークリアシリーズ」の二代目モデルです。シリーズ最新モデルに「オースリークリア3」があります。自動車関連事業やホテル・旅館等の宿泊施設事業、清掃関連事業などを中心に累計納品台数1万台(シリーズ累計は3万台)を突破している業界ベストセラー製品です。
<導入事例が多いシーン>
ホテルや旅館等の宿泊施設、自動車整備工場、清掃業、飲食店、オフィス…etc
<オースリークリア2はこんな人におすすめ>
予算最優先に考えている。初めて業務用オゾン発生器の導入を検討している。オゾン水も生成できるオゾン発生器を探している。
オゾン発生器導入前のよくある質問
- オゾン発生器とオゾン水生成器は何が違うの?
- 気体か液体かの違いです。オゾン発生器は気体のオゾンを放出して室内空間や自動車の車内を消臭除菌したり、感染対策目的で利用することがメインの機器です。一方、オゾン水生成器は水の中にオゾンを溶け込ませ、機械設備や手術器具の洗浄・除菌や、衣類のクリーニング、食品工場の衛生環境向上等に活用されています。
- 低濃度オゾンの機種を探しています
- 「濃度」は対象空間の大きさに依存します。家庭用オゾン発生器の場合は、適用範囲さえお守りいただければ、当サイトに登録が認められた製品はすべて「低濃度オゾン」です。一方、業務用オゾン発生器をご利用の場合は、オゾン発生量や対象空間の広さなどから計算をし、オゾン濃度がご希望の濃度になるように管理されて下さい。
- 業務用オゾン発生器はどのように使いますか?
- 対象空間に設置し、機器を稼働させ、人や動物は退避します。設定したオゾン放出と待機時間経過後に、機器を停止し、換気を行います。これが業務用オゾン発生器の基本的な使用方法になります。
- 家庭用オゾン発生器はどのように使いますか?
- 空気清浄機同様、人や動物がいる環境下において、24時間常時稼働させて使用します。
- ハイグレードの空気清浄機に搭載されている脱臭機能より効果を期待できますか?
- はい、家庭用オゾン発生器レベルでも(平均して)10倍以上の効果はあるとお考え下さい。
- ウイルス感染対策で導入を検討しています。空気清浄機にもウイルスを殺す機能があるらしいですが、どちらが強いですか?
- たしかに、空気清浄機の中にはウイルス対策やその効果を謳うものもありますが、その効果自体は事実です。ただ、その効果については、日本感染症学会の強いエビデンスによって「副次的に発生しているオゾンが菌やウイルスに効果を示している」ということがわかっています。「副次的に発生しているオゾン」のオゾン発生量は一般的な家庭用オゾン発生器の(平均して)1/10程度なので、単純に「菌やウイルス対策の効果は、空気清浄機に搭載されるそれらの機能より(平均して)10倍程度見込める」とお考え下さい。
細かいことかもしれませんが、正しい理解をしていただきたいのでご指摘すると、菌を殺すから「殺菌」と表現します。ウイルスの場合、菌ではありませんから厳密に言うと、殺菌とは表現しません。殺菌に相当する言葉としてウイルスの感染性を失わせるという意味の「不活化」と表現します。
- オゾン発生器の中にはオゾン水の生成もできる機種があるようだけど、それを購入すれば「オゾン放出」「オゾン水生成」両方できますか??
- はい、業務用オゾン発生器の中にはオースリークリア3やオゾンクラスター1400など、一部の多機能な機種ではオゾン水生成機能も搭載されています。ただし、オゾン水生成機能が搭載されているオゾン発生器でも、その生成方法はエアレーション式のため、多くのオゾン水生成器に採用されている電解式ほどの高濃度オゾン水は生成方法できません。機種にもよるので一概にはいえませんが、エアレーション式のオゾン水生成では条件(水温や水質等)が良くて1ppm前後です。電解式であれば3〜5ppmあるいはそれ以上の濃度も可能です。
逆に、オゾン水生成器で気体のオゾンを放出して使うなどはできません。必要とするオゾン水のオゾン濃度によって適切な機器をお選び下さい。
- 業務用と家庭用のオゾン発生器では何が違いますか?
- オゾン発生量と風量、使用環境がまったく異なります。
オゾン発生量が多量であれば、よりスピーディに高い効果(消臭・除菌・ウイルス不活化等)を期待できますが、オゾン濃度も高濃度になるため、人や動物は退避して作業を行う必要があります。ですから、たとえば、より強い効果を期待して、業務用製品を家庭用として導入し、人や動物がいる環境下でお使いいただくことはできません。