渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

船旅

2023年10月19日 | open



友人は多くのバイクたちと共
昨夜船に乗り込んだようだ。
東京港の乗り場の写真には、
ズラーっとオートバイが並ん
でいた。
全部ビッグバイクだった。
ロンツーの人たちは排気量大
きいのを好むのかな。

排気量だけでいったら私が一
番好きなのは250だ。
ただ、今の250は非力すぎて、
昔の125より走らないような
感じなので、今の二輪の250
は私は選ばないが。

現代の二輪製造のパターンは
大型車はとことん馬力出して、
中型クラスは逆に非力にして
いるみたいね。
これ、中型から大型に乗り換
える今の人たちにも悪条件に
なってるようにも思える。
昔のような中型で大型ぶっち
ぎりマシンのようなのが無い
ので、非力ラインからいきな
りハイパワーに乗れてしまう。
で、扱いきれずに転倒する。
2ストでの繊細なスロットル
操作も学んだ事無いから、
クイッとアクセル開けたら
ドカンと来るので対応できな
い。

また、教習所の大嘘教えを鵜
呑みにしている人間だらけな
ので、後輪ブレーキを踏み込
んでリアが滑って転倒する。
小型や中型で十二分に二輪挙
動のイロハを覚えずに大型に
乗りたがる人たちは、多くが
立ちゴケなる意味不明な事も
頻発させる。
悪循環が悪循環を呼ぶ。

友人は免許取ってから無転倒
だ。立ちゴケさえ無い。
これ、80年代から乗ってる人
のごく当たり前の常識。
立ちゴケなどしたらこっぱず
かしくて世間に出て来れなか
った。誰もが「乗れる人」だ
らけの国内シーンだったから。
そしてオートバイ乗りという
のは、ある種のスペシャリスト
のような様相が社会的ににあっ
た。
今は違う。
素人さんいらっしゃい、みた
いな状況が現代の二輪シーン
だ。
動画サイト見てりゃわかる。

そして、1980年代と大きく
異なるのは、現代は女性で
オートバイをまともに運転で
きる人はほぼ見ない。
元WGPライダーでさえ、乗れ
てないタレントのような素人
女性の走行を「フォームがなか
なか良いですねー」などと忖度
コメントしてるのだから助から
ない。
下手は下手だし、出来てる人は
出来ている。
それを裸の王様素敵!みたいな
事やってる連中が、今の現況を
作っている。
分かってねぇよな。
良い物は良いし、悪い物は悪い。
二輪走行で、ステップに足載せ
してるだけでカカトも車体から
離れて、爪先が大外向いて、
腕立て乗りしてるフォームが
「良い」わけないじゃん。
バカな事言ってるなーと見て
思った。忖度おべんちゃらコメ
だせえ、とも。
こうやって、真実を言わない事
で予定調和の安寧を求めようと
するのだなぁ、と。
世界トップを駆け抜けた人で
さえ。
そりゃ、今の二輪乗りや現代二
シーンが中身空っぽになる筈
だよ。
本間利彦さんのように真実を
ズバリと言う人たちが社会か
らオミットされる。
変な世の中になったもんだよ。




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