バリトン
友清崇
桐朋学園大学声楽科卒業。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞、奨励賞を受賞。
文化庁新進芸術家国内研修員として研修後ウィーンへ留学。ウィーン国立音楽大学にて大学院大学声楽科修了。
帰国後、第七回藤沢オペラコンクールにて第2位受賞。第77回日本音楽コンクール歌曲部門で入選。
R.シュトラウス《カプリッチョ》にて東京二期会オペラデビュー。音楽のための会話劇とされる難度の高い作品において完成度の高い歌唱と精練な役作りで詩人オリヴィエ役を好演し高い評価を得た。
《サロメ》では現代オペラ演出界最大の鬼才ペーター・コンヴィチュニーによる高い演劇性を求められる演出のなかヨカナーン役で出演。シャルル・デュトア指揮の大阪フィルでも同役で出演。宮本亜門演出で話題となったワーグナー《パルジファル》クリングゾル役でも高い評価を得た。
モーツァルト《魔笛》パパゲーノ役、弁者役。ベートーヴェン《フィデリオ》ドン・ピッツァーロ役などドイツオペラに多数出演。
新国立劇場ではヴェルディ《リゴレット》マルッロ役、プッチーニ《トスカ》アンジェロッティ役で出演。
近年はワーグナーのオペラを東京二期会オペラ公演、びわ湖ホールプロデュースオペラ。東京春祭for Kidsこどものためのワーグナー(バイロイト音楽祭提携公演)ではワーグナーのひ孫カタリーナ・ワーグナー演出のもと出演を重ねている。
これまでに《パルジファル》クリングゾル役《トリスタンとイゾルデ》クルヴェナール役《ローエングリン》テルラムント役、王の伝令役《タンホイザー》ビーテロルフ役《さまよえるオランダ人》オランダ人役《ニュルンベルクのマイスタージンガー》ザックス役、オルテル役にて出演。《ニーベルングの指環》ではヴォータン役、さすらい人役、アルベリヒ役、ドンナー役、グンター役のカヴァーキャストを務めておりワーグナー10作品全ての公演に携わった。
またベートーヴェン「交響曲第9番」モーツァルト、ヴェルディ、フォーレ「レクイエム」ヘンデル「メサイア」ハイドン「天地創造」などオーケストラとのコンサートに出演。
桐朋学園大学、桜美林大学非常勤講師。二期会会員。