Googleで「日本 ドイツ 関係」などと検索すると本記事がトップで現れるようになってまったので、若干の加筆修正をしています(2020.8)
多くの日本人がドイツに対して好印象を抱いているのに対し、
(2017年のデータを見るとかなり改善されているようですが)
日本人の欧米信仰は現代になっても変わりません。
未だに「欧米は~、だから日本はだめ」という結論に総括する人は多いと感じます。
特にドイツは「なんとなく」理想の欧米像として、もしくは日本を卑下するための都合の良い比較対象として持ち出したくなる国の筆頭です。
さて、ドイツにいると、日本人だからといって「寿司好きだよ」
片思い的な関係で寂しいですが、なぜドイツが嫌日国家なのか、
※こういう類の記事を書くと、「それって個人の意見でしょ」とか「私の知ってるドイツ人の友達は~」というコメントで溢れかえりますが、はい、その通り、個人の意見です。これは個人のブログなんで。便所の落書きだと思ってお読み下さい。
◎政治的背景
嫌日感情の主な理由として、政治的背
日本は敗戦後、潔くアメリカの傘下に入り、
しかし、ドイツはつい最近(東西統合)
例えてみれば、
国土の主要部が、旧ソビエト、米英仏に分割統治され、
東西統合が1990年ですから、
未だに多くのドイツ人が旧社会主義国、
また形式的には東西統合が進んだといえ、
多くの日本人は、ベルリンの壁崩壊によって、
では、そういった背景の中で、ドイツ人が持つ日本への外交イメージはどうか?
ドイツ人の持つ日本の政治的なイメージとは、
・敗戦の苦悩からいち早く脱し、経済化の一途を辿った
・敗戦の反省をしない(ドイツではナチスドイツの犯した歴史教育や、アウシュビッツへの修学旅行が行われ、未だに反省を強いられている)
・はっきりと物事を主張しない国民性。逃げ腰外交。
と、こんな感じなのです。
ドイツに限らず、欧州全般と比べると日本の外交は堅苦しく、良いイメージがありません。
(日本語外交団といえば、河野外務大臣および黒スーツ官僚集団という古臭いイメージ)
「大戦中、日本とドイツは日独同盟を結んでいたから、
という発言はかなりのドイツ人(特に東側)
日本にとって戦争は遠い過去ですが、
またドイツの移民政策の失敗も、嫌日感情に繋がっているようです。
リベラル国からすれば、移民受託をしない保守国だけが良好な治安・秩序を維持している様子を見ると、羨ましい思いと裏腹に卑怯と感じられても仕方ありません。
◎経済的背景
日本国外にいると、もともとアジア文化に対する見下しは強くあると感じます。一方、最近は中国をドイツ製品の主要輸出先と捉え、かつてのようなアジアへの偏見は変わってきているように感じます。
ただ日本マーケットは中国に対して小さく、
大抵の国で日本製品を見かけますが、ドイツ国内ではPanasonicやHitachiの需要はないと感じます。
◎日本人が思うほど、日本文化がいまいち受け入れられていないのでは
デュッセルドルフを中心にドイツには日本人の大コミュニティがあ
寿司や天婦羅が支持を得てるのは間違いない思いますが、
日本のメディアでは、
またヨーロッパでは日本に比べ少女性愛をかなり厳しく罰するので
個人的には、アニメ系の海外輸出は止めて、
◎どのように振る舞えば好かれる?日本とドイツの国民性の違い
現在、ドイツには2万人の永住者がいて、
日本人がドイツを旅行しても何ら問題はありませんが、「似てる」と称される(称してるのは日本人だけ?)日本とドイツはかなり国民性が異なるので、
・「日本式謝罪」を避ける
ドイツ人は物事をストレートに言う国民性で、回りくどい表現や日本式謝罪は避けた方が無難です。
例えば職場で上司が部下に注意すると「すみません」
私もよくドイツ語を習ってた際、すぐに「
・ルールやマナーを守る
「郷に入れば郷に…」などと言いますが、ドイツの場合は「郷」のルールが極めて厳しいので移住する気がある人は注意した方が良いです。(これはドイツに限らず欧州全般に言えると思いますが)
ドイツはルールを忠実に守る国で、またドキュメント好きな国民性なので、たとえば職場でもかなりマニュアル化が進んでいると感じます。
これはもともと大陸法の名残からくる国民性だと思います。大陸国は民族多様・言語多様なので、統制を図るためにルールを明文化する傾向があります。一方、日本では契約書などのドキュメントは残さず「空気を読んで、察する」文化です。
またルールやマナーを外れると、
この場合も、
・分厚い友達の壁
これは他の寒国に共通しますが、
となると、このブログのタイトル「ドイツって嫌日なの?」に対する結論は「ドイツ人ってそもそも外国人に排他的」に終着します。
(でもアメリカに対しては常に好意的みたいですが)
(
日本人妻、ドイツ人夫の夫婦は見ますが、逆はほぼ見ません。ただ離婚率が50%近い国なので、結婚するにしても自分の収入はある程度確保した方が良いでしょうね。離婚裁判も日本ほど女性優遇ではないと聞きますし。
またラテン国ではないのでカジュアルな接触は避けた方が無難でしょう。人によってはOKの人もいますが。
挨拶、マナー、時間を守る、現地語を覚える、政治的な話題は注意する、国民性を知る、ということが無難に受け入れられる方法と感じます。
ドイツ、日本を比較する上で役に立つ本など。
・【戦後70年特別企画】 ドイツ人と日本人。同じ敗戦国なのに、なぜ世界の評価がこんなに違うのか(週刊現代)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/43961
・なぜ、ドイツ人は日本に恨みを持っているのか?(BEST TIMES)
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/3616/
・実は『中国』『韓国』『北朝鮮』『ロシア』以上に“反日”の国『ドイツ』(週刊実話)
https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_17470/
・世界の日本が嫌いな反日国ランキング!(Chicken Journey)
https://chicken-journey.com/travel-world-dislike-japan-ranking/
・ドイツ人と日本人の共通点は(訪日ラボ)
https://honichi.com/news/2020/01/30/germanxcharacteristic/
・日本人が意外に知らない、ヨーロッパ主要8か国の国民性とは?(TABIZINE)