八十二銀行と長野銀行、初の共同店 東京と松本の2カ所
八十二銀行と子会社の長野銀行は17日、東京都と長野県の2カ所に共同店舗を設置すると発表した。2023年6月の経営統合後、共同店舗の設置は初めて。1つの店舗で2つの支店や営業部を運営する方式を用い、両行の人材交流や店舗運営経費の削減につなげる。
24年2月に長野銀東京支店(東京・千代田)が八十二銀東京営業部(東京・中央)に移転する。同年5月には八十二銀信州大学前支店(松本市)が長野銀松本北支店(同市)に移転する。
同日、八十二銀は24年1〜6月に長野県内の7店舗を近隣店舗に移転すると発表した。明科支店(安曇野市)や朝陽支店(長野市)などが対象。
今回発表した移転で生じる空き店舗の活用策については「未定だが、地域活性化につながるような利用法を検討する」(八十二銀)と説明している。