※この記事は2019年5月に書かれたものです。

元気なおじさんは人気者だ。  

少し前だとひふみんこと加藤一二三さんが人気を博した。
 
ああ見えても棒銀を主体とした激しい攻め将棋を得意とした強豪棋士だ。

今ではすっかりお茶の間の人気者。
良いおじいちゃんだ。



ただ、あまり面識がない人と手合わせする時は将棋は向かない、という。

何故ならば、将棋は優劣がはっきりしすぎるので囲碁のほうがよいという。

今の世の中はアメリカ流の何でも白黒つけたがる風潮があるが、日本は元々そうではない。

花を持たせるという言葉がある。

例えば、地元に凱旋した力士が地元で負けたら格好がつかない。だから、地元力士の顔を立てるために手加減してやる。

これは八百長とは違う。
相手の立場を慮って配慮することを言う。

日本人の和とは、相手を思いやる気持ちによって成り立っている独特の文化だ。


男はどっしり、小さなことは気にしない。
大の男が神経質では魅力ない。
男は頭でっかちにならず、器を育むべし。

さりげない優しさ、潔さ
気は優しくて力持ち。


近頃はラーメン屋の影響で、立ち食い蕎麦や牛丼にもトッピングや細かい注文をする人が増えたが、どうも貧乏臭くて行けない。

あれが野暮でなくて、何なのか？
そういう世の中といえばそれまでだが、なんだかきっぷの良い人が少なくなった。

もう少し、粋に生きたいものだ。