世界に拡散で赤っ恥!シンガポールのカニ料理店VS日本人観光客トラブルの「お粗末すぎる中身」
「当店としては大変迷惑に思っています。こちらは最大限誤解のないように努力したのですが……」
こう嘆くのは、シンガポールの有名海鮮料理店チェーン「パラダイスグループ」クラーク・キー店の店員である。

シンガポール有数の観光エリアに同店が登場したのは数ヵ月前のこと。ところがオープン早々、カニ料理の値段をめぐって日本人観光客グループとレストラン側でトラブルが発生。現地警察を巻き込む事態にまで発展した。
騒動は現地メディアだけでなく、英字メディアにも広く報道され、日本でも有名インフルエンサーに取り上げられたことで、国際的なニュースとなって拡散した。現地取材で明らかになったのは、日本人の哀しき現状だ。
件(くだん)のトラブルが起きたのは今年8月。日本人観光客グループが店を訪れ、シンガポール名物のチリクラブ料理を食べたことに端を発する。会計時に約14万円を請求され、日本人観光客グループの女性が「店にカニをすすめられた際の値段が100gあたりの値段ということが十分に説明されていなかった。カニの総重量も知らされなかった」と抗議。このグループは警察にも通報したため、レストランのマネージャーが会計を10分の1以下となる1万円に値引きすることでその場を収めたという。