はいラスト、アンコール部分です!
レポのために翌日休みを取ったのに、集中力が足りなくて時間をかけすぎてしまいました……。
本編れぽ最終回です。
例によってメモなしの記憶頼り、料理のお話は次回に回すので何処まで行っても文字です。
ご了承の上、追記からどうぞ~。
拍手が手拍子になる前くらいのタイミングで戻ってきた陛下、下手側に立って覗き込むように客席を見ている。かわいい……w
「ありがとうございます。結構面白かったよ。僕が思いのほかすぐに出てきたもんだから、その辺のお兄さんとか、気付かないで舞台の真ん中の方見て一生懸命拍手してて。ね」
同意を求められた『その辺のお兄さん』、心中お察ししますw
改めて、ありがとうございます、と舞台中央へ。
「もう配信してないから、ここから何時間やっても許されると思いますが」
会場は歓迎の雰囲気でしたがw
「そういうわけにもいかないよね。この会場を綺麗にして返さないといけないし。この舞台もこのホテルに元々あるものじゃなくて、仮設で作ってるからさ。その辺のシャンデリアとか、うっかりひとつ壊したりしたら国家財政が破綻するかもしれないから、照明のスタッフに後でその辺取り外す時気を付けてって言っておかないと」
国家財政が破綻するって言い回しが愉快ですが、壊したら大変なのは事実かと。
「プレミアム席の人たちはなんかアンケートに参加させられたと思うんだけど」という初日と同じ流れがあって、DJ Revoのコーナー。機材が運ばれてきます。
初日もそうでしたけど、P席の人たちが無理やりやらされた、みたいな言い方にちょっと笑ってしまう。
「3日間違う曲になって、それは偶然なんだけど、どの曲が人気かっていうのは見えたかなと」
多分、どれが1位かがたまたま違っただけで、ベスト3は同じだったとかなのかなと。
◇DJ Revo「月が廻る夜」
……というのもですね、私、新神話と秋季例大祭とこれで迷ってたんですよ。
そして秋季例大祭に入れたんですが、それが2日目だったんですねw
まぁ全然おっけーです、誤差です。
「カラオケバージョンでお送りしてます」
参詣者のセリフ部分はオンにならなかったので、その辺の確認はできませんでした。
初日からの流れで、月人登場部分の裏のベースが気になったり。
あとつい和楽器に注意が行きがちなんですけど、やっぱりストリングス好きだな~、と改めて思ったりしました。
最後に月人が飛ばされるタイミングで、「うわあぁぁぁ!!」と叫んで機材の後ろに隠れる陛下w
「君達、ええええって言ってくれるもんかと思ったんだけど」
機転が利かず申し訳ありませんでした!w
「ちょっと事故ったね。セリフがあると思って上げたらセリフなくて、しーんってしちゃったね」
気になるほどではなかったです。
「ちょっとマイクが遠いかも」とマイクスタンドの位置を直しつつ。
「曲の人気もあるけど、思い出もあるよね。みんなこの曲を出そうと頑張ってたんだよね」塚越チャレンジですねw
「でも運が悪かっただけなんだよ。初日に出る可能性も全然あったんだよ」
そうね……でも結局塚越くんの出番がこの曲にしかないことに変わりはないと思うんですけど、その辺どうです?w
「DJ Revoも、次にいつやるかわかんないんだよ。DJとしてはやっていけないかもしれない。何となくでやってるけど、ちゃんとしたDJの技術があるわけじゃないからね。DJ Revoとしては、これが最後の興行になるかもしれない」
会場「えー」
「今言ってくれたね」狙ってましたね?w
「最後に相応しい曲をやろうかなと」
ということは……?
◇DJ Revo「生まれちゃいけない命など在りはしない!」
選択肢にはなかったやつ!
最初、シーンとした中の「ボクだよ、鷹彦」でウケてしまった。
姫子の「御味噌汁の――味がしない…」で陛下が何か身を乗り出し気味に叫んでいたのがいまいち聞き取れなかったんですが、「した!」か「美味い!」(メニューのやつ)のどっちかかなと思います。
この曲だったか月廻夜だったか記憶が曖昧ですが、アコギ……?ストリングス……?箏か!!ってことがあって衝撃でした。そういう速度だったという。
深見さんの「貴女が来た朝を後悔するなら」と大塚さんの「お前が往く夜を肯定するなら」はばっちりピックアップして聴かせて下さったのですが、そこでふと音が止まり。
「押しちゃいけないボタンを押してしまった。君達の帰りの終電がなくなってしまうかもしれない。初めからになってしまった」
陛下ー!!ww
「最初からもう1回やると長いから、明夫さんの辺りからで、今スタッフが調整してくれてると思います」
「これがライブです。魔物が潜んでるんだよ」
ちゃんと明夫さんのところから再開されました。
神社関係者の歌は全部オンだったので個人的に喜んだり。
そして「ひっひっふー!」が始まるとセリフのみになって、陛下と会場で腕を振りながら「ひっひっふー!」コールw
「もう曲どこだかわかんないけどやろう!」笑。
セリフのみだったので、姫子の「うーん!」が実は初めて聞き取れました。
「この先聴かせない方がいいのかな、まだ辿り着いてない人いるかな?」
ということで、「産声を聴いた時」が辛うじて入ってたくらいで、後はボーカルオフでした。
「それ選択肢に入ってなかったじゃん!って感じかと思いますが」
でも、これがあったらこれに集中したでしょうし、タイトルがネタバレという部分もありますしね(なので公演中はタイトルが語られていない、書いちゃいましたけど)。
「最後大事なところ聴かせなくてごめんね。もしかしたら自力で辿り着いてない人もいるかもしれないから、できれば自力で辿り着いてほしいと思います」
このごめんね、が優しくてなんかよかった。
「ここまでだとただカットカット言ってるおじさんになっちゃうから、1曲くらい歌おうかな」
と言うと今度は譜面台が運ばれてきます。その間に椅子を真ん中に持ってきて座ろうとする陛下。
ところで今回は譜面台に何か乗ってはいたものの、陛下全く触れもしませんでしたけど、初日といいあれは何が載ってるの……?
そして例によって椅子に座るのに苦戦する陛下。
「こういうの(インバネス)着てると座りにくいから気を付けた方がいいよ。こういうの着てる人いないか。懐かしいね、王様の休日の何とか神宮参拝とかだっけ、前にこういうの着てたの。その頃から繋がってるんだよね」
あの時の衣装も最高でした……! あの時だけなの勿体なさすぎる。
「この椅子も袴で座るために作られたわけじゃないと思う。椅子もびっくりしてると思うよ」
イベントで使われがちな高い椅子なのでね……カウンターチェアの類みたいな。
「この辺の段が昨日と違ったりするかもしれないから、念のため確認して……」
会場「がんばってー」椅子に座るのを応援されるw
「大丈夫です」と一度言ったものの、「ええーほんと? 何が悪いの?」かわいいな……w
割と近くで見てても何が悪いのかはさっぱりでしたが。
何とか無事座ることに成功しまして。
「1曲、君達に贈ります」
この言い方は……と身構えるものがありましたが。
◇遺言 Revo
あああやっぱりー!
いやデザートがあからさまだったんですけど、でも初日のデザート多分セトリに関係なかったし……とか卓で話していたんですよ開始前に。
もしこれで遺言やったら、当面生誕祭やらない宣言に等しいなとか。
でもわかりますよ、そろそろやっといた方がいいんじゃないですかと確かに私もついったで言ってましたよ。絵馬コン楽の最後の発言があまりにも伝わってなかったから。
陛下も同じように思ったのかなと思うとちょっと嬉しいところはある。
とまぁそういう理性的な話は置いといて、やっぱりぐっと来ました……かつての生誕祭同様、とても心を込めて歌っておられて。
メロディも歌詞も歌い方も、ついしんみりと聞いてしまうんですけど、明らかにじっくりと客席を見ておられたので、こちらを向かれた時は頑張って笑顔を浮かべておきました。
ラスサビで立ち上がって譜面台の前に出て、最後の「ありがとう」はアカペラで、生誕祭の時のように手を広げてゆっくりぐるりと回って、「あり…」がバンドメンバーへ、「…がとう」は客席へ。
胸に響きました……!
「最後なので立ち上がってみました。ずっと座って歌ってたけど」
「これが最後じゃないといいんだけど、これが最後でも悔いがないように、全力で」
これが最後じゃないといいんだけど、の声がとても穏やかで優しくて、そしてこの曲の精神性の核はそれじゃないかなと感じました。
「前にやったの13年前なのかな? 13年に1度しかやらない曲なんだよ」
いやいやいや!? どっかで生誕祭限定曲と仰ってませんでした!? 2009年と2010年続けてやってますし!?
「だから次は13年後だね。13年後って言ったら……2039年? 2036年か。なんで39になったんだ。それまでみんな元気でいないとね。高桑さんもお願いしますよ。最年長」
頷いてくれる高桑さんでした。
最後に改めてメンバー紹介のターン。
「何となく毎回Ken☆Kenから始めてたんだけど、最後だしランダムにいこうか」
ああ、なんか領拡系の雰囲気を感じるー。
そして最初はヒデさんだったんですけど、ごめんなさい忘れちゃった……!
「このままあっちゃんに行くと見せかけて、らっしー」
五「3日間で終わりってもったいないですね。ありがとうございました」
由有さんは初日同様、
由「こういう編成に参加するってことは滅多にない経験で」
「さっき言ったみたいにそれぞれの楽器に歴史があるけど、この令和の時代においては同じ楽器仲間だからね」
「明日から太鼓人口増えると思うんだよね。かっこいいもん」
「ここであっちゃん」
あ「おやすみレニーはダメですよ」
「曲自体がもうダメなのに、ハイジが歌うとなおさらダメだよね」
あっちゃんは、もう泣きそうになりました、という表現ではなかったけどそういう意味合いのことを言ってました。
あ「でも、その後のDJ Revoのインパクトが大きすぎて。あのコール&レスポンスやっていいですか? ひっひっふー! ひっひっふー!」
会場「ひっひっふー! ひっひっふー!」
「We will rock youと同じリズムっていう」
そうなんだwwという感じで爆笑していたあっちゃんでしたw
箏の本間さん。
本「最終日は泣かせる曲がテーマなんですか? バラード系が多くて」
「ちょっと狙ってたところはあるけどね。しっとりした感じで」
そこでちょっとDJ Revoの話になって。
「押しちゃいけないボタンをあそこに作ってる会社の人が悪いよね。……すみません、僕が悪いです」
押さなきゃいけないこともあるだろうから……w
本「で、陛下に一言申し上げたいことがあるんですけど」
「はい」
本間さんがずっと陛下と呼んでくださってるのが好き。
本「さっきのDJ Revoで2曲目にやられた曲、箏をピックアップしてくださったんですけど、あの曲が唯一、絵馬のコンサートで6本のお箏を使いきれる曲だったんですよ。端から始まって端まで行って終わるっていう、そういう計画だったんですけど、できなくて。それが口惜しゅうて……」
なんてこと……!!
「……誰が悪いんだろうね?」
会場「もう一回やろう!!」
ものすごい心が一つになった瞬間でしたw下手したら、いい意味で、以上に揃ってたし力強かったw
「何か願いを叶えようと思ったら他力本願じゃいけないんだよ。まず自分で行動しないと」
何を言い出すのかと思ったら。
「誰かタイムマシン作ってくれないかな!」笑。
「それで、2023年じゃもう遅いのか、2022年くらいの僕に、お前このままだとやばいぞって、先にコンサートやることになるぞって」
つまり延期が悪い、という認識なんですね陛下。
まぁ……それが一番有力な説ではありますね。
少なくともせり曲の法則は最初からわかったわけだし、それぞれにちゃんと聴きたいせり曲があったでしょうから、陛下が望んでいた解釈バトルも見られたでしょう。そして最終的には因子を集める方向になったんじゃないかなぁ、多分。
「長老。日本三大英世に内定している高桑さん」
高「とても楽しかったので、これなら13年と言わず26年頑張ろうと思います」拍手。
「26年経ったら本当に日本三大英世に……本当にすごい人だから、野口英世は確定してるんだよ。もう一人は誰だかわかんないけど」
何言ってんだ案件w
「茶化した感じに言ったけど、ほんとにリスペクトしてます、僕は。敢えて言います、すごい笛おじさんです。小学生でも吹けるような笛をあんなにカッコよく吹けるんだもん、すごいよ」
Ken☆Ken。
K「僕は逆に、和楽器と一緒にやる機会なんてなかなかないので、逆に新鮮でした。Revoさんとも久しぶりに一緒にやらせてもらって、嬉しかったです」
「絵馬の曲とかすごく苦労してたね。他の人たちはずるいんだよ、1回やってるからさ。狼欒大社とか、冷静に考えたらめちゃくちゃ難しいんだよ、あのリズムキープするの。わかってるはずなんですけどなんか体が違う風に動く……って。でもそういうのをちゃんと克服してくれました、スーパードラマーです」
さすがです……!
1回やってるから、のところであっちゃんとか他のメンバーは頷いてました。
続いて歌い手の呼び込み、まずはとみーさん。
那岐のひっひっふー、の動きをしながら入ってこられましたw
清「ひっひっふーと言えば那岐かなと思って、やってみました。暑苦しいやつ」
「今だから言うけど、某修造さんみたいな感じでやってくれって言いました」やっぱりw
清「スポーツの応援みたいな感じで。もっと熱く!って」
「もっと熱く!まだいける!まだいける!って」
清「ずっと言われてました」
最後にハイジさん。
灰「挨拶したら終わっちゃうんですよね……」
「そうだね」
灰「……」
「このまま挨拶しなかったらどうなっちゃうのかな。多分、会場の延長料金とか……世知辛いことを言いましたが」
灰「延長料金……ポケットマネーで払える範囲なら……」
「多少のことは王様が何とかしますが。声を聞きたいの。お話を聞きたいのよ」
王様って言った……!と軽く息を呑んでしまった。
陛下の一人称“王様”って、領復までは頻出だったんですけど、LH以降すっかり出てこなくなったので。
それがちょっと寂しくもあったので、ありがとうハイジさん……!とか思ってましたw
それはさておき、陛下にそう言われてはい、と観念したハイジさん。
灰「絵馬から今日までで一生分の運を使い切ったんじゃないかと思いますが、できたらまた歌う機会を頂けたらいいな、なんて言ってみたりして」
と最後は陛下に。確かにこれで絵馬はひと段落、次の保証はないですもんね。
領拡やりましょう……! そういう名前じゃなくていいから……!
「さっき爆音国歌の話があったけど、げんかでは……現場では。今なんて言った?」
げんかと仰いましたね……wたまにありますね、今なんて言った?ってセルフツッコミw
「現場では、弱音国歌でやってます。それは君達の声が聴きたいから」
「一緒に歌うのは久しぶりだよね」
前回のアコナイ以来ですね。そのまんまそれが最後の声出し国歌でもありました。
「作曲したのは僕なんだけど、歌詞は皆から集めて。採用されなかったって人がいても、採用されたのと同じだよ。ローランあるある、国民あるあるが詰まってるから」
そう、これもちょっと前についったで見かけたので、もしやそれをご存知で?と思うんですけど、国歌が公募歌詞で成り立ってることを知らないローランも結構いるようなんですよね。ここでまた周知されてよかったなと思ったり。
「もう僕達が歌ってることの方が少なくない? 君達の歌なんだよ」
うんまぁそれはそうなんですけど、陛下たちにも歌ってほしい気持ちはありますよ。
だって3番とか~……めちゃくちゃ良かったんですよ~! あれは舞台上オンリーだからー!
◇栄光の移動王国 -Glory Kingdom-
「今日は最後だからスタッフも歌おう! 江隈さんも写真撮りながら歌うといいよ! ちょっとピントずれてもいいよ!」
無茶を仰るw
江隈さん、キャスター付きの板みたいなものに座って、P席の間を縫うように移動しながら撮影しておられました。いつもありがとうございます……!
この時も客席をじっくり見ておられました。
あと多分初日もそうでしたが、「同じ王を戴く」のところが陛下パートで、片手を広げて自分を示しておられたかと。
「後ろの方の諸君、どう? スタッフの声聴こえた? もう覚えてるよね、たくさん聴いてるんだから」
この日、諸君ってかなり頻繁に仰ったような。これもまた懐かしい感じ。
「長く支えてくれているスタッフです。そんなスタッフと、バンドメンバーと、あと今回はホテルの人たちも。初日はちょっと配膳に時間かかったりとかあったみたいで申し訳なかったけど、このイベントのためにたくさん協力してもらいました」
配膳はホテルの裁量だと思いますが、責任者としては陛下になるわけですかね……2日目から改善すごかったみたいですよ。最終日なんて30分も余裕がありました。
バンドメンバーも前列に出てきまして。
「これを言うと本当に終わってしまう」
と言ってちらっとハイジさんを見る陛下。きゅぅぅっとした顔をしているハイジさんw
「でも言うよ。終わらないと明日が来ない。来年も来ないし、新しい音楽もできない。次に進むために、今終わろう」
そして絵馬コン同様、「楽しかったよ、ありがとうの気持ちを込めて。今日は本当に、ありがとうございました」
陛下も含めて捌けますが、「また13年後に会いましょう!」
会場「ええぇぇ!?」
「13年後に会おう!」いたずらっ子みたいな繰り返し方。
「バイバイキーン」あっそれやっぱり陛下だったんですね!?w
そして、いつも通り陛下だけ戻ってきてくれます。
「13年後って言ったのにね。そう言った間に経ったのは1分くらいかな」
「何か締めっぽいことを……締めになるようなことを言おうと思うんだけど」
一瞬、湿っぽいって変換してしまった。陛下もそれに気付いたと思われます。
「絵馬のコンサートをやって、君達も不完全燃焼なところあると思うけど、まだ終わってないような感じがあるんだよね。それだけの大作だったし」
期間も長かったですしね。あと聴き手側としては、絵馬を咀嚼しきれてないところもあるし……。
「和風なものも素晴らしいし、まだやってみたいこともあるんだけど、一旦これで和とは離れて」
「なんかさ、どうも頭バグってるおじさんなんだよね。だから急になんか変なこと言ってたりすると思うんだけど。その辺を昨日とかだいぶ茶化して色々言ったんだけど、それは再配信を見てくれたらいいと思うけどw」
2日目の配信見てないんですが、一体何が……w
「そんなこと知ってたよって、20年も追ってたら知ってたよとか、3ヶ月くらいで気付いてたよとかあると思うんだけど」
「2000年前には、僕が生まれた頃には、バグってるとかいう概念なかったと思うんだけどね。だからレオナルド・ダ・ヴィンチとか、今の時代に生まれてたら何だあのおじさんってなってるかもしれない。あんな天才と比べるのは烏滸がましいけどさ」
「君達もあると思うんだけど、思ったことをそのまま言ってることない? それは普通にあるよね。思ってるだけで言うつもりなかったこととかそのまま言ってるって、それは普通にあると思うけど、頭で並列して2つとか3つとかのことを考えてることがあって、でも口は1つしかないから1つのことしか言えないのに同時に言おうとしてたりとか、どうも頭と口の回路とかがバグってるんだよね」
2つ以上のことを同時に考えててそれをそのまま口に出そうとしちゃう、というのは前にもどこかで仰ってましたね。
しんせきだったかな……だいぶあるあるなんでしょうね、陛下的には。
並列思考タイプの回転の速さなんだなというのは感じます。
「2000年くらい前、僕が子供だった頃は、根性の時代だったんだよ。できないなら努力しろって、できなければお前が悪いって」
「僕は音楽に出会わなかったら、ただの頭バグってるおじさんだったと思う。なんかあの人おかしいから関わらないでおこうとか、いい人なのかもしれないけどよくわかんないから話さないでおこうとか。でも、音楽に出会っちゃったんだよね」
いい人なのかもしれないけど、に視野の広い配慮を感じる。
「そしたらなんか、もしかしたらこいつは天才なんじゃないか?とか、なんかバグってるけど時代の先を行ってるだけなんじゃないか?とかなんか錯覚してくれてさ、いつの間にか国を作ったり国歌なんか作ったりして。だから、僕はだいぶ生きやすくなってると思います」
まぁ錯覚かどうかは置いといて……このお言葉でだいぶほっとしました。
Roman期の本家の日記の諸々とかあって、概ねその辺りの時代からのローランなもので、つい陛下のメンタルを心配しがちなので。
あの頃とは状況も、陛下の意識も違うんだなって。
そりゃもう20年近く前のことなのでそうですよねってところもありつつ、人の意識ってそう簡単に変わらないとも思うので……よかったです。
「でもやっぱりどっかバグってるから、歌詞とかも、1番歌ってる時に2番の歌詞が同時に浮かんできちゃったりして。その時は1番なんだから1番の歌詞を歌えばよくて、2番を出したらいかんのだけども、2番が出てきちゃったり。言い訳なんだけどさ。なお悪いのが、君たちは完成形しか知らないけど、途中経過とかも僕は全部知ってるから、この歌詞とこの歌詞で最後まで迷ってたとか、この歌詞の可能性もまだどこかにはあるとか、そういうのが出てきちゃったりするんだよね」
ああーやっぱりそうなんですね? そういう可能性もあるよなと思ってました。
全部が全部そうではないんでしょうけど、そうなると初日の「ヒトリ消えゆく」が「いずれ消えゆく」だったのとかもしやと思ってしまう。
「こうやってみんなの前で話したりしてるけど、向いてると思う? 忖度なしでいいよ、こういうの向いてる人間だと思う? 人前に立って話したり歌ったりとか。絶対に向いてない人間なんです」
うん、それは……性質的にはそうなんでしょうね。
最初は完全に必要に迫られて、その後はそれに加えて望まれているから、そうしてくれているんだろうなと思います。
でもそれが私なんかは好きで、ここまで来ているわけですけど。
「ある程度は努力で何とかなりはするけど、トークとかもっと、本業の上手い人がいるし。でもこうやってみんなの前に立ってここまでやってこれてるのは、みんなが僕の音楽をリスペクトしてくれてるからで。ダメなところもあるし、文句はどんどん言ってくれていい。でも、どこか根底で認めてくれている」
そっかー。そうなんだ、信じてくれているんですね、それを。
それは本当に、違うな、あの頃とは。よかった。
「人間的な部分を好きって言ってくれるのも、それはそれで嬉しいんだけど、やっぱり音楽を作って、音楽で何か伝えようとするのがRevoなんだよ」
そうですね……それは揺るがないことは疑いない。
でもその上でやっぱり、陛下の歌やお言葉を聞きたいですけど。
「こんなご時世だから、生き辛いって思ってる人もいると思うけど、それも個性なんじゃないかな。そういう歌詞もあったよね、違いを見つけて認めることが大切とか、またあやふやだけど」笑。
2日目にやったというBaroqueですね。違うということは個性であり、大切なのはお互いを理解し合うことだと。
「今生き辛いっていう人も、何かそういうものがあるんじゃないかな。それが何なのかはしらん、自分で見つけてくれって感じだけど。僕の音楽が何かのきっかけになったりしたら嬉しいと思う」
「そう思って、世の中をよくしたいと思ってSound Horizon始めましたみたいなことも昨日色々言ったけど、あんまりそんなことはなくて、作りたい音楽があったからSound Horizonを始めました。それは今もそうなんだけど、それは核としてあるけど、君達を喜ばせたいっていう気持ちも間違いなくある。音楽で君達に何か残せたらいいと思って最近はやってます」
ありがとうございます。国民の光であろうとしてくれるのがとても頼もしく、愛おしい。
「辛いことがあったら、僕を思い出してくれたらいいと思う。僕みたいなのでも一国の王になれる。こんなバグってるおじさんでも大丈夫なんだから、何とかなるよ」
しょっちゅうそんなこと仰る……陛下は相当ですよ?w
陛下がダ・ヴィンチと比べるのは烏滸がましいと思うくらい、自分と陛下を比べるのは烏滸がましいと思うけど、でも違う意味で、陛下を思い出して力をもらうことは確かにあります。
「今日が最後なので、君たちが知りたいと思ってることを言おうと思うんだけど。まず今年はもう動きません。武道館に呼ばれたりもしてるけど、それはお呼ばれしてただ大人しくしてるだけなので、今後の抱負とかは言わないので、Sound Horizonの王として、主宰として話をするのは今年はこれが最後です」
「来年、20周年なので、何かはやります。これは嘘じゃない、約束する」力強い宣言……!
「ただ知りたいのはそういうことじゃないとは思うんだけど、日程はいつなのか、予定空けとくからとか、金額はいくらなんだ、お前最近高いぞとか、そういうのが知りたいと思うんだけど、すまん! 言えない! でもお金は貯めといてもらえるといいと思う」
お前最近高いぞw否定できない。
まぁSHは元々平均よりは高かったとこはありますよね……その上で最近平均も上がってる感じだから……。
「って話で終わりにしようと思ったのに、ごめん、ひとつ言うことを思い出した。毎日ひとつクイズを出すので、それに紳士淑女の皆様、参加してみませんこと、みたいなのを言わないといけなかったんでした」
よく思い出しましたね! こっちも完全に忘れてました。
「本日のおクイズは、お貴族様しか召し上がってないんですけど……この喋り方もういい?」笑。
「最初に一品、海老が入ってるのがあったと思うんだけど、その海老は何という海老でしょうと。それが今日のクイズです」
ええええって感じだった会場。食べてないのにって意味と、わかんないぞって意味と両方だったかとw
「でも食べてなくてもそんなに条件が違うわけでもなくて、多分味ではわかんないと思うから」
身も蓋もない!w
「ちょっと頓智みたいな感じで考えてくれるといいと思う」
このれぽを清書してる現時点ではこの答えはもう発表済みですが、3日目は確かにそうでしたね。
初日と2日目は単純に味の問題だった感じかな……。
「20周年、何かはやります。その話で終わろうと思ってたんだけど。ありがとうございました」
と改めて挨拶をした後で、去り際にとてもフランクな感じで、
「また逢おうね。あの遺言嘘だからさ。また逢おう」
胸がいっぱいになった……!
絵馬コン千秋楽で国民に与えてしまったショックがだいぶ不本意だったんだろうなとかそういう推察もしつつ、でもそういう理屈を置いといて感動してしまいました。
何だろうな、うん……理屈を置いといてるので言葉にならないんですけど……色々回りくどい言い方なしに、シンプルに真意を伝えてくれたんだろうなとも思うし。
それ自体が陛下の心に触れたようで嬉しくもあるし、触れさせてくれたのは優しさだなとも思うし。
そうは言っても叶わない可能性も考慮の上なのは変わらないでしょうけど、それでも、の祈りも含めて。
そうですね、一言で言って、国民への愛を感じて嬉しかった。
だから、ありがとうございます、陛下。
なんかこのまま陛下への愛をつらつらと語ってしまいそうですが、とりあえずこれにて!
どうしても言いたいことがあったらまた料理のお話の後にでも。
ひとまず本編ここまで、長い長いれぽを読んでくださった方、ありがとうございました!
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