2023年10月10日

君達絶対こういうの好きだから ~Revo's Acoustic Night 2023~Japonesque~3日目れぽ・中編~

続きです~。本編の最後まで。
音楽的な感想は全然ダメなので……MCのレポだと思ってくださいませ……。


◇追憶は郷愁の調べ
初日と同じ、というかこの曲は固定だったっぽいですね。

そして今回の繋ぎは由有さんの太鼓とヒデさんのギター。
和太鼓めちゃくちゃかっこよかったです……! たまに和太鼓のショーってありますけど、それを思い出す感じで和太鼓メインでした。
こういう組み合わせだとどっちがメインで構成考えるんだろうなぁ、と思いましたがそこの言及はありませんでした。
そして確かに、この演奏の裏でチューニングしてるんだわ、本間さん……すごい。

◇邪なる者達との戦い
かっこいい!
メロディを色んなパートで奏でていて、バンドメンバー総力戦みたいな雰囲気を感じました。らっしーはアコーディオン。


「ブレイブリーデフォルトIとブレイブリーデフォルトIIっていう、どっちも僕が音楽をやってるゲームがあるんですが、その中からメドレーみたいにして2曲と、間に今日の犠牲者による曲が入ってました」
ヒデさんと由有さんを示して。
「かっこいいよね! 明日から太鼓始めようかな。やっ!はっ!って。僕とかピコちゃんとか、男らしさみたいなのが足りないからね。そういうのやったらこう……(力こぶ的な仕草)あっごめん、ピコーツはそういうの求めてないか。じゃあ僕だけ……あっごめん、君達もそういうの求めてないか」
よくお分かりでw
優男系統と自認しておられるんですね? 間違ってないと思う。
似て非なる人達も大体そういう方向ですもんね。シャイタンくらいかな、力強い感じなのは。

「そっちにも触れたいんだけど、まず2曲目をやってくれたことに、バンドメンバーに拍手を」会場拍手。
「あの曲はある意味ボス曲なんだよね。人間が口ずさめない感じの。ボスがそんなに優しくしてくれるわけないじゃない? 弾いてて、こっち行ってほしくないなっていう方にことごとく行くっていう。みんな手がこんな(大変な)ことになってたけど。ボス側の気持ちをみんなが表現してくれました」
この場合ボスの立場は陛下じゃないですか?w
「本間さんも巻き込まれて、あっちゃんも元々メロディー弾いてたわけじゃないのに弾かされて」
うんうんと頷いていたあっちゃん。
「でも僕がやれって言ったわけじゃないんだよ? どの曲がいいかなって言ってた時に、らっしーがこの曲やりましょうって。らっしーが言ったんだよ、大事なことなので2回言ったけど」
五「やってみたら思った以上に難しかったです」
「らっしーもアコーディオンでこんな(反って)になってて」
五「アコーディオンって基本的に息継ぎが必要なんですよ。こういったらこう(伸ばして戻す)しないといけないんですけど、一向にそのタイミングが見つからない」
ご本人には笑いごとじゃないでしょうけどちょっと笑ってしまった。Revo曲あるあるみたいな……w
「息継ぎなんかないよ。ボーカロイドみたいな、人間が歌うことを想定してないみたいな。ボスがそんな余裕持たせてくれるわけないじゃない。何故人間風情にそんな優しくしなければならんのだって」
理屈はわからなくもないんですけどね、そんなするっとしたメロディにはならないよねっていうね。

「石塚さんにお話を聞こうかな」と言いながら、由有さんのいる上手奥まで移動する陛下。
「あんまりこっち行ってないんだよね。割と行けないことはないね。行けないことはないけど、あんまり僕がこっち行くとカメラの人が困るかもしれないけど」
あっちゃんの後ろが由有さんだったんですけど、その間に入り込もうとして段差でバランスを崩してたので、気をつけて、という声がかかっていたような。
結局あんまり深入りはしない感じで。
「元々石塚由有さんで、今は芸名が由有さんなんだけど、鬼の紀元由有っていうのがいるんだよね、うちには。被っちゃうから僕はずっと石塚さんって呼んでるんだけど、みんなは由有さんって読んでくれたらいいと思うけど」
由「字も同じなんですよね。鬼の紀元さんと」
「そうなんだっけ」漢字認識していないのがちょっと意外だったり。
まずは、小物を紹介しましょうという流れ。
由「一応パーカッションに分類されるんですけど、僕は日本のパーカッションを担当させてもらってます。日本のパーカッションっていうのは、基本的に仏具です」
まずは薄い円柱型の木と撥。
由「これは木鉦と言って、木に鉦と書きます。お経を読む時とかにぽくぽく叩くやつです」
「マカロンじゃないよ?」
由「似てますね」
ぽくぽくと実演。音的には木魚みたいな感じ。
この辺りで、陛下は仏教的な感じでずっと両手を合わせていたんですが、誰にも触れられず……w
続いて小さい鈴。
由「これは鈴(れい)と言って、托鉢の人が持って鳴らしたりします。風鈴みたいな音がします」
形とサイズも風鈴っぽい感じでした。実演してくれましたが、確かに風鈴的な音。
「あっ、犬彦の曲でこれ使ってもらってもよかったね」
由「そうですね。その時はまだ導入してなかったですね。あと、メンバーのところとかには神楽鈴って書いてあるんですけど、神楽鈴はちょっと音量感が難しいので、似たような楽器でスレイベルというのを使ってます」
棒に鈴がたくさんついてるやつですね。多分こっちの方が大きい音が出るんだろうなという感じ。
「ちょっと偽りがあったってことですね?」
由「そうですね」
「和風の世界観だし、神楽鈴って書いてあった方が雰囲気があるかなって、誤差の範囲かなって。騙そうとしてるわけじゃなくて。……ちょっと偽りがありました」
パーカッション系はこれで全部ですが。
「太鼓の方も、ひとつふたつ叩いてみて」
由「締太鼓と言って、木でできた胴の両側に革を張って、調べという紐で縛っています。正確には締太鼓と言えるのはこっちの小さい方のふたつで、こっちのふたつは桶胴太鼓と言います。締太鼓っていうのは丸太の中身をずどーんと抜いて、その両側に革を張ってるんですけど、桶胴太鼓は桶みたいに木の板を繋げて丸くして、箍という輪っかで留めています。メリットとしてはチューニングが出来ることです」
4つの太鼓を、2~3音ずつ次々と叩く感じで実演。
そして一番端っこにあるのが。
由「こっちがいわゆる和太鼓と言った時に想像される太鼓で、平胴太鼓というものです。胴の長さがちょっと短くて、持ち運びに便利になっています。これは紐ではなくて鋲で留められていて、チューニングができません。たくさん叩いていくうちにだんだん革が柔らかくなって、深みのある音になっていきます。なので購入してすぐに戦力になるわけではなくて、年単位で育てていかないといけない太鼓です」
「鼓も、ここまで来たら」
由「鼓は、お能とか歌舞伎とかで使われます。鼓も二種類あって、これは小鼓というものです。この真ん中の木は桜でできていて、それに馬の皮を張っています。これは調べを握ることで、音程の調節ができます。握った状態の音を、タ、と言います。離した状態の音を、ポン、と言います。こうやって音程を調節して使います」
音程変化含め実演してくれました。
とっても勉強になった……明らかに説明し慣れておられますね。そういう機会が割とあるんだろうな。
「上手すぎるのよ。演奏も上手いんだけど説明が上手すぎる。全然僕口挟めなかったもん。木鉦のとこでお仏壇のはせがわとかやってたんだけど、全然挟めなかった」
あっちゃんは気付いていたらしく、そうそう!って感じで頷きながら爆笑してましたw
そういえばハセガワですしね?w

「どうするヒデちゃん、やばいよ」この後で説明をしないといけないと。
ヒ「そうなんですよ。みんな色んな説明をしてるんですけど、ギターは皆さん、一家に何本かあるじゃないですか」
いやそれはどうか……陛下も一瞬考えた風でしたが、
「Sound Horizonの国民ならあるかもね。フライングナイトホークとか持ってるもんね」
ヒ「加湿器くらいの感じであるんじゃないですか?」
一家に1本どころではないとw
「ショップの人によると結構売れたらしいから、1人1本くらいあるかもね」
結構売れたんだ。それは何よりです。
「でもあれはエレキだから。アコースティックギターの話を」
ヒ「なるほど。今回は2本持ってきてます。こっちはスチールの弦のアコースティックギター。こっちはナイロン弦のガットギター」
アコギの方から軽く弾いて実演。
ヒ「これはよく聞く感じのやつですよね」
「覚えた? ちょっと堅い音だよね、鉄なんでね」
続いてガットギターも実演。
ヒ「こっちはもうちょっと柔らかい音がします」
「音も違うんだけど、それぞれの文化的背景も違ってね。長くなるからあんまり詳しく言えないけど、ナイロン弦の方は、大きく言うとレコンキスタとか……スペインのフラメンコギターとか聞いたことあるよね。君達レコンキスタとか好きだよね。スペインのコンキスタドールが南米に行って、だから南米の、ラテンの音楽で使われるのはどっちですかって言ったら、フラメンコギター」
「スチール弦の方は、ギターじゃないんだけどアイリッシュブズーキっていう楽器があって、昨日の話のティンホイッスルと一緒に、ハロウィンと一緒にアメリカに渡って。なので、アメリカの音楽でよく使うのはスチールギターなんだよ。君達こういうの好きでしょ? 音楽と歴史は繋がってるんだよ」
陛下が前に教師をやるなら音楽か歴史、と仰っていたことがあって、音楽は勿論だけど歴史も同格なんだ、と思っていたんですが、このお話でちょっと納得した気がしました。
そういうの好きですけど、陛下から聞けるのは特に好きですよ。
「遡るとメソポタミア文明とかに行き着くんだよね。古代ギリシャとか……まだ続くのかって感じだけど。アレクサンダー大王の遠征、有名な。それでオリエント文明とか言うじゃない。エジプトとか、その辺の文化が融合したものがギリシャを経由してローマに入って、ローマに入るとヨーロッパに入って、そのヨーロッパの文明にレコンキスタがあって、イスラムの文化が入って、そこからさっきの話に繋がる」
……ということはこれはナイロン弦の方の話?と思ったんですけど、記憶で変なことを書かないようにちょっと調べた感じ、ヨーロッパに入るところまでは一緒なのかな? で、スペインで発展した形とイギリスで発展した形がそれぞれ……みたいな?
「後は自分で調べて。君達絶対こういうの好きだから。Moiraとも繋がってます」

そして、再び歌の流れへ。


◇おやすみレニー 灰野優子
とてもレニーへの愛を感じる歌でした。
本当に誰も恨んでいない、レニーは精一杯生きた、という肯定を感じる歌。
灰「おやすみ、」でマイクが会場に向けられて。
会場「レニー」
ハロパでの分岐というのが頭を過ぎりましたが、やっぱり言わない選択肢はないよなぁという気がします。

◇希望の詩 灰野優子☨清永大心
那美さんと那岐さんの会話部分はしっかりありました。
歌いながら会話してる……!すごい……!と生だと改めて。
いや絵馬コンでも聞いてるんですけど、やっぱり近いから?
デュエットのところ、2人で向かい合って歌っていて、とても絆を感じました。
最後の那美さんのセリフもありましたが、ハンドマイクなので、手話は最後に微妙に?という感じ。


歌が終わって、2人で揃ってお辞儀したところに出てくる陛下。
「夫婦って感じの挨拶が」
灰「今日は大切な日ですよ」
「そうだね、三連休最後の日だね」
灰「そう、最後の日に雨であれですけど、そうじゃなくて!」ノリツッコミ的なw
「でもいいんだよ、ハロウィンの日は雨が降ったり台風がきたりするものなんだよ」
めちゃくちゃ引きずりますねwハロパ当日に台風が来た話。
色々大変なコンサートでしたねあれは……。
灰「違ーう! 違います! ハロ夜10周年、おめでとうございます!」
いいツッコミでwそれはさておきおめでとうございます! 会場拍手。
「すっとぼけようかと思ったけど、知られちゃってるんだね」
灰「知っちゃってます。私元々、絵馬で参加させて頂く前からSound Horizonを聴いてて」
陛下はこの話は聞いていたっぽい反応でした。
灰「『おやすみレニー』をずっと歌いたかったんです。そうしたら、今回この歌を歌ってください、って『おやすみレニー』が来て。あぁぁぁ!て声が出ました、ホントに。自宅であぁぁぁて」
「オーディションがあって、絵馬で参加してくれたわけだけど、その前にも出たことあったんだっけ?」
灰「いえ、絵馬で初めて」
「じゃあ今の話は忘れて下さい」何w
「この時オーディションに参加したんだけど、その時は落ちて、木村花代さんが選ばれて、でも絵馬で参加できましたって話を誰かとした記憶があったんだけど、あなたではなかった。自信がなかったからすごく探り探り言ったけど。恐らくSAK.ちゃんです」
灰「ああー」ああー。
「でもね、SAK.ちゃんにも言ったんだけど、その時も既に素晴らしいシンガーさんだったんだけど、10年前だからね? 若いんだよ」
なるほどー、という空気の流れる舞台上と会場。歌唱力の問題じゃないやつですね。
「お母さんの情念とか、人生経験とか、そういうのを表現するのに、その時は木村花代さんだったと。でもそれから10年経って、この曲に相応しい歌い手、そしてお母さんになっていると。それを君にも伝えたいし、どこかの空の下にいるSAK.ちゃんにも伝えたいです」
胸に軽く手を当ててやや上空を仰ぐ陛下と灰野さんw
灰「色々な愛の歌を歌わせて頂いて、感謝感謝です」

後はさっき後回しにされた13文字の伝言の話。
「最後のところ、絵馬のコンサートでは那美さんが弾いてるってことでトイピアノでやってたわけだけど。弾こうと思ったら全然やれるんだよ。弾き語りっていうか。ちゃんとオーディションで、弾ける人って条件で募集したから」
絵馬コン、あの場で実際弾いてたんですね……!?
でも今回は音楽メインということで。
「らっしーはじゃあアコギでやろうかって言って、ヒデちゃんと2人でやったらすごくよかった」
「最後も、元の曲はブツッって感じで終わるじゃない。それは物語上の必要としてそうなってるんだよ。あっ、那美さん……!みたいな。でも今回はあくまで音楽ってことで、気持ちよく聴いてもらいたいじゃない? だから最後をぼーんって伸ばしたら、Ken☆Kenがそこにしゃらららんってウィンドチャイムを入れやがったのよ」入れやがったw
「入れやがったんだけど、音楽としてはそれで正しいんだよ。正しいんだけど、物語はそれを許してくれないんだよ。でも今日は音楽としてという趣旨なので」
物語はそれを許してくれない、って表現がなんかぐっと来ました。
「全然ハッピーエンドじゃないんだけど、那美さん、よかったね……って、空が晴れたみたいなね」
よかった、か……?という気はしますが……まぁ音楽的にはそういう気分にはなるかも。
「あっちの那美さんにも伝わりますように。SAK.ちゃんにも、あっちの那美さんにも伝わりますように」
さっきと同様の仕草をする陛下と灰野さん。

「そうだ、お仏壇のはせがわ出てたね! ……木鉦です、すみません。お仏壇のはせがわではありません。思いのほか伝わらなかったから言い直したけど。いい感じだったと思います」
スレイベルも出てましたね。説明してもらえると目が行きます。

「これで本編は終了になります。バンドメンバーにも前に出てきてもらって」
「配信の諸君もちょっとざわついたと思うんだけど、初日、爆音国歌。すみませんでした」
よくご存知でwまぁトレンド入ってましたしね。そしてまた謝ってる……。
「何分初めてなもんだから、色々わからないことも多くて。2日目からは改善されてたみたいですが」
「配信の人たちは、こっちよりも一足早く国歌が流れます。そうしたら、多少ご近所迷惑を考えつつ、歌ってくれたらいいなと」
初日の反省を生かしてか、バンドメンバーも前に揃って、「Revo's Acoustic Night3日目、ありがとうございました!」
しっかり終わりの感じでお辞儀。
「また会おうね! 配信のみんな、元気でね!」


アンコール部分は次に続きます~。
posted by しあ at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | SH・LHれぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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