広島県の木は多分あれだろうなと思って
調べたら、やはりモミジでした。
広島県のモミジは、いやホントに綺麗なの
です。安芸は秋、というくらいで、驚く程
に美しいのですよ。
秋の広島県のモミジは、目の保養になり
ます。宮島や三段峡や帝釈峡などのモミジ
はそれはもうホントに見事で見惚れます。
広島県のモミジをご覧になってない方は、
是非機会がございましたら、いつか広島県
まで足をお運びください。
三原にもモミジの名所があって、仏通寺
という臨済宗の古刹があります。古代山陽
道のそば、三原の山間部です。
古代人は道行の時は、この景色を見て
いたことでしょう。
県の木はモミジだろうとアタリはついたの
ですが、県の鳥は私は知らなかった。
東京と神奈川県の鳥はカモメであることは
子ども時分からの馴染みなので知っていま
した。学校でも習うし。
広島県の鳥は知りませんでした。
広島の県鳥はアビだそうです。やはり水
鳥。
別名ヘイケドリとも呼ばれる渡鳥で、毎年
冬に越冬のために広島県エリアに飛来する
鳥です。水に潜って魚を獲る。
そのアビが潜るのを使って、逃げる魚を
狙いうちの一本釣りする漁をアビ漁という
のだそうですが、近年は瀬戸内海が荒れて
しまい、アビ漁も消滅寸前のようです。
瀬戸内の海は壊れてしまったんです。
でも、それを人災と責めるわけにはいか
ない。瀬戸内海の砂利こそが、日本の高度
経済成長期の都市を支えた。
問題は、日本人の多くは、日本の成長の
歴史というものは、常にそうしたどこか
の誰かの犠牲の上に成り立っている、
ということを忘れてしまっていることです。
ということを忘れてしまっていることです。
瀬戸内海の砂利採取や石捨ての姿は山田
洋次監督の映画『故郷』(1972)でも描かれ
ています。
『故郷』(ふるさと)は山田監督の民子
3部作の2作目で、1作目『家族』(1970)
洋次監督の映画『故郷』(1972)でも描かれ
ています。
『故郷』(ふるさと)は山田監督の民子
3部作の2作目で、1作目『家族』(1970)
同様、民子と精一という夫婦が主人公で、
当時の社会世相と労働者を扱った社会派
作品です。3作目の『遥かなる山の呼び声』
のみ『シェーン』のオマージュのロマン的
作品。精一は出てこず、高倉健が出演しま
すが、民子の役は賠償千恵子です。
3部作とされますが、1作目と2作目のみが
本来の山田監督の民子の作品なのでは。
3作目の1980年作品は別物の毛色作です。
3部作とされますが、1作目と2作目のみが
本来の山田監督の民子の作品なのでは。
3作目の1980年作品は別物の毛色作です。
山田洋次監督の作品って、何か何故だか、
宮崎駿監督と同じ空気を感じるんだよな
あ。宮崎監督は必ず少女を主人公にしま
すが、山田監督は大人の生活人を主人公
にしている。日々暮らす人々の真の姿を
映像に捉えようとしている。
宮崎作品はファンタジーも絡めますが、
テーマはやはり人間社会のよじれを描い
て訴えている。
1972年。小6の時にこの映画『故郷』を
埼玉県で観た時には、かなりガツンと
来ました。
沖縄が日本に返還された年だった。基地
付きで。実質的に米軍占領のまま。
この1972年は、映画『どぶ川学級』で
もかなりガツンと来たのですが、『故郷』
は12歳の子どもでも心が締め付けられる
ようなシリアスな作品でした。
この予告編だけでも胸に来るものがある。
すが、山田監督は大人の生活人を主人公
にしている。日々暮らす人々の真の姿を
映像に捉えようとしている。
宮崎作品はファンタジーも絡めますが、
テーマはやはり人間社会のよじれを描い
て訴えている。
1972年。小6の時にこの映画『故郷』を
埼玉県で観た時には、かなりガツンと
来ました。
沖縄が日本に返還された年だった。基地
付きで。実質的に米軍占領のまま。
この1972年は、映画『どぶ川学級』で
もかなりガツンと来たのですが、『故郷』
は12歳の子どもでも心が締め付けられる
ようなシリアスな作品でした。
この予告編だけでも胸に来るものがある。
故郷(予告)