1977年10月9-10日。
1泊で同級生と東京から日光
中善寺湖まで走った。計5台。
(日付は記録ではなく記憶)
ことしの10/10よりもこの時
はかなり寒かった。
ことしの10/10は広島県では
外気温22℃を超えていた。
この高2の時の日光行きレポ
ートを出せと早大ブント出
の担任に言われたので出し
た日誌の記述はこうだった。
「揺曳たる木漏れ日の中を
疾駆していると、季節の移
りをいやがおうにも感じる。
それでも前を見ると、北風
が容赦なく私の頬を殴った」
(記録ではなく記憶。記憶
というのは存外正確に刻ま
れて抽斗に収まる)
「死魚の腐肉を食らう僕らは」
で始まる詩を書いたのはこの
担任だった。早稲田文学の人。
そこに私が蒼ざめた馬を加筆
して自分の詩に採り入れた。
高校当時所属していた文学
同人誌には未投稿の編。
この写真を撮影した奴は、
その後国際A級となり、マン
島を走った。