フランダースの犬
少年ネロと仲良しのアロアは、山へ野いちごを摘みに出かけました
山には可愛い動物がたくさん
二人は時の経つのも忘れて遊びました
でも急に激しい雨が降り出して、二人は森の木こり小屋で雨宿りをする事になったんです
次回、フランダースの犬『アロアと森へ』を、お楽しみにね
アントワープの町へ行く途中で、ネロは教会の写生をしている一人の画家と出会いました
画家は、その絵をじっと見つめていつまでも離れないネロに、絵を描く心を教えてくれたのです
そしてその後で、ネロは町の教会の中で大変な物を見たのでした
次回、フランダースの犬『アントワープの町で』を、お楽しみにね
ある日、アントワープの町に近い運河に釣りに出かけたネロは、そこで以前町で見かけたジョルジュとポールの二人のわんぱくに出会います
すっかり仲良しになった三人はジョルジュの案内で、うなぎのよく釣れる場所へ出かけました
ところがどうでしょう、そこで大変な事が起こってしまったのです
次回、フランダースの犬『新しい友達』を、お楽しみにね
ネロは仲良しになったジョルジュとポールの二人だけの秘密の場所に案内されます
そこは町の全体や運河や森が見渡せる、とても高い建物の上でした
ところがネロが見た物は、鞭で打たれながら歩く、あの金物屋の労働犬パトラッシュの喘ぐ姿だったのです
ネロは二人の事を忘れて、パトラッシュのもとへ飛んで行くのでした
次回、フランダースの犬『パトラッシュ』を、お楽しみにね
ブラッケン村に夏がやって来ました
今日はアントワープで月初めの朝市の立つ日です
いつものようにおじいさんと町ヘ出かけたネロは、パトラッシュを求めて市場の中を歩きました
けれどもそこにはパトラッシュの姿は見当たりません
パトラッシュの身に何かが起こったのに違いありません
次回、フランダースの犬『がんばれパトラッシュ』を、お楽しみにね
朝になってもパトラッシュは死んだように干し草に横たわったままでした
ネロは早速おじいさんの摘んだ薬草を煎じましたが、とても苦い薬草なのでパトラッシュは少しも飲んでくれません
うちにも食べさせる物が何も無いのです
おじいさんは町に出かけていました
それにアロアも食べ物を取りに帰ったまま帰ってきません
ネロは困りました
さぁパトラッシュ、どうなるんでしょうね
次回、フランダースの犬『スープをおのみ』を、お楽しみにね
早く元気になるようにと、優しく介抱したネロの心がパトラッシュに通じたのか、パトラッシュはみるみる回復していきます
そんなパトラッシュに、ネロはアロアと温かい干し草のベッドを作ってやる事にしました
二人が心を弾ませながら作っていると、パトラッシュの初めて吠える声が聞こえてきたのです
次回、フランダースの犬『ほえたよおじいさん』
お楽しみにね
ネロとアロアは、すっかり元気になったパトラッシュと一日中遊び回りました
そして次の日の朝、おじいさんの車を押しながら、パトラッシュと初めてアントワープの町へ出かけていくのでした
ところが、ネロ達が町の入口に着いた時、一人の商人からあの金物屋が町に来ている事を知らされたのです
次回、フランダースの犬『おもいでの鈴』
お楽しみにね
ネロとアロアはパトラッシュを連れて森へ出かけました
広い自然の中で遊び回る動物達を見ている内に、パトラッシュは今までの金物屋の嫌な思い出をすっかり忘れ、自由になった喜びに満ち溢れて飛び回るのでした
そんなパトラッシュにつられてはしゃぎ回るネロとアロア
ところが、アロアがお父さんに買ってもらったばかりのブローチをなくしてしまったのです
次回、フランダースの犬『アロアのブローチ』
お楽しみにね
ますます元気になっていったパトラッシュは、毎日ネロやアロア、そして仲良しのジョルジュやポールと楽しく遊び回っていたそんなある日の事、犬に踏み荒らされたエリーナの花畑を、おせっかい焼きのハンスが見つけたから大変
ハンスはてっきりあのパトラッシュが荒らしたのに違いないと、コゼツ家へ報告に行くのでした
さぁパトラッシュはどうなるのでしょうね
次回、フランダースの犬『エリーナの花畑』
お楽しみにね
どうしてもおじいさんの車を引きたがるパトラッシュ
車の前に座り込んだままのパトラッシュに、仕方なくおじいさんは車の引き具を作ってやりました
パトラッシュはアントワープの町へ向かって力強く車を引き始めます
ところが、町に着いたネロ達は運悪く、またあの金物屋に出会ってしまったのです
次回、フランダースの犬『おじいさんの小さな壺』
お楽しみにね
ある夜、夏の嵐が村を吹き荒れていました
木立はしなり、丘の上の風車はぐるぐる回り、とうとう風車は壊れてしまいます
嵐がやんで、修理のために、隣村から迎えた呑気で愉快なノエルじいさん
ネロはノエルじいさんの仕事ぶりにすっかり見とれてしまいます
ところが、修理が終わり風車が回り出した時、アンドレが風車の羽に釣り上げられてしまったから大変
次回、フランダースの犬『ナポレオン時代の風車』
お楽しみにね
アントワープの町へ行く途中、おじいさんはネロの将来について色々と話をしました
それはネロが早く一人前の農夫か木こりになって、立派に生きていくようにという望みです
ネロはおじいさんの望みに何とか応えたいと思うのでした
でも、ネロの心の中にはそれとは違う、もっと強い何かが芽生え始めていたのです
次回、フランダースの犬『夜空に描いた絵』
お楽しみにね
ネロは目にする物全てを絵にしたい気持ちでいっぱいでした
その日も大好きなパトラッシュや小鳥や綺麗な草花を、小さな板切れに描き続けていました
けれども次の絵を描くためには、前に描いた絵を消さなくてはなりません
そんなネロを見ていたアロアは、お父さんの古い帳簿をネロのために持ってきてあげます
ところが、その帳簿はコゼツさんの大事な帳簿なのでした
次回、フランダースの犬『古い帳簿』を、お楽しみにね
アロアに貰った古い帳簿に絵を描き尽くしてしまったネロは、町で絵の道具を売っているお店の前を通りかかり、真っ白い紙に心を引けつけられます
白い紙に描いてみたい
そんな思いが強くネロの胸に込み上げてくるのですが、でも貧しいネロはその事をどうしてもおじいさんに打ち明ける事ができませんでした
次回、フランダースの犬『10サンチームの写生帳』を、お楽しみにね
初めて手にした真っ白い画用紙
ネロは嬉しさで描く物が中々決まりませんでした
そんなネロを見ていたアロアは、ネロと一つの秘密の約束をします
それはアロアが初めて作った内緒の物と、ネロが最初の画用紙に描いた絵を見せ合おうという約束です
ところが、二人が約束したちょうどその時、村は激しい雨と雷に見舞われてしまったのです
次回、フランダースの犬『丘の上の木の下で』を、お楽しみにね
夏の暑い盛り、ネロは毎日絵を描きに出かけます
おじいさんもヌレットおばさんも相変わらずの日を送っていますが、そんな時、ヌレットおばさんの娘さん夫婦が久しぶりに里帰りしてきます
ところが、ヌレットおばさん達が大切な話をしている時、可愛がっていたアヒルのクロが突然いなくなってしまったのです
次回、フランダースの犬『いたずらっ子のクロ』
お楽しみにね
ある日、おじいさんは町で大事な用事を済ませるため、ネロとパトラッシュを先にうちへ帰しました
ところがうちに着いてネロがヌレットおばさんに頼まれたとうもろこしの粉を風車小屋まで取りに行っている間に、あの金物屋がおじいさんを訪ねてうちまでやって来たから大変
おじいさんは金物屋と何か約束をしたのでしょうか?
パトラッシュはどうなるんでしょうね?
次回、フランダースの犬『金物屋が村に』
お楽しみにね
金物屋に連れて行かれてしまったパトラッシュ
ネロはこんなに寂しい思いをしたのは初めてでした
おじいさんとネロは、朝早くからアントワープの町を探してみますが、パトラッシュも金物屋の姿も見つかりません
次の市が立つルーヴァンの町かもしれない
そう思うとネロはいたたまれずに、遠い夜道の中を一人で探しに出かけるのでした
次回、フランダースの犬『どこまでも』
お楽しみにね
パトラッシュも無事にネロのところに戻り、ネロの心も明るくなりました
そんな時、コゼツ家に海の向こうの国イギリスから二人のお客様がやって来ます
アロアのおばさんのソフィアと、従姉妹のアニーです
アロアのお父さんは礼儀正しい都会育ちのアニーを見て、アロアをアニーのようにしたいと心から思うのでした
次回、フランダースの犬『船で来たお客さま』
お楽しみにね
アロアのイギリス行きの話も一応中止され、ネロもそれを心から喜ぶのでした
でもある日、イギリスから届いた贈り物をネロにもプレゼントしようとしたアロアは、ふとした言葉の行き違いから、ネロと喧嘩をしてしまいます
アロアのお母さんは、何とかそんな二人を仲直りさせようと思うのでした
次回、フランダースの犬『イギリスからの贈物』
お楽しみにね
秋の初め、コゼツ家はアロアの誕生パーティーで賑わっていました
パーティーに招かれた子供達は次々に贈り物をアロアに手渡し、ご馳走を食べ、それはそれは楽しい誕生パーティーになりました
ところがどうした事でしょう、ネロの姿がまだ見えません
ネロは一体どうしたのでしょうね
次回、フランダースの犬『アロアの誕生日』
お楽しみにね
村に秋風が吹き抜ける頃、村中総出の牧場の草刈りが始まります
その日ネロは約束したアロアの絵を描くはずでしたが、急に草刈りの手伝いに出なければならなくなりました
アロアは早く自分の絵を描いてもらおうと、ネロの仕事を手伝うのでした
ところがコゼツは、ネロの事を怠け者と決めつけるのです
次回、フランダースの犬『アロアの絵』
お楽しみにね
何故コゼツがあんなに辛く当たるのでしょう
ネロにはどうしてもわかりません
ネロはアロアに会いたい気持ちでいっぱいでした
ところが、その頃コゼツ家ではアロアが家を飛び出してしまったという大変な事件が起こっていました
ネロは驚きと悲しみに震えながら、村中アロアを探し回るのでした
次回、フランダースの犬『アロアがいない』
お楽しみにね
アロアのイギリス行きの日が近づきました
アントワープで出会ったネロとアロアは、町の市場に置いてあった地図を見て、イギリスまでの距離を測ってみました
そしてそれは、アロアの指でも届くほど近い所にあったのです
いよいよアロアの旅立ちの日、ネロは港まで出かけました
でも、ハンスの邪魔にあって、アロアの見送りに間に合わなくなってしまったのです
次回、フランダースの犬『さようならアロア』
お楽しみにね
アロアがイギリスに旅立ってから一ヶ月、村には厳しい冬がやって来ました
そしてもうクリスマスだというのに、アロアからは何の連絡も来ません
ネロは毎日を寂しく過ごしていました
そんな時、コゼツ家にアロアからの初めての手紙と、ネロ宛てのクリスマスプレゼントが届いたのです
ところが、コゼツは中身を調べるまではネロに渡してはいけないと、エリーナに強く言うのでした
次回、フランダースの犬『アロアのいないクリスマス』
お楽しみにね
ネロが目を覚ますと、外は一面の銀世界
でも折角の美しい雪も、ネロとおじいさんにとっては決して楽しい物ではありませんでした
牛乳を運ぶ車が雪道で壊れてしまったのです
そんな時、通りががった親切な貴婦人が、牛乳を運ぶ手配をしてくれました
おじいさんの用事が済むまで教会の絵を見に出かけたネロは、そこで再び貴婦人と出会うのでした
次回、フランダースの犬『親切な貴婦人』
お楽しみにね
明くる朝、アントワープへ向かうネロの心は弾んでいました
見知らぬ婦人から知らされた大聖堂にあるあと二枚の絵
素晴らしいルーベンスの絵を見たい気持ちでネロの気持ちはいっぱいだったからです
ところが見たかった二枚の絵は、厚いカーテンで隠されていました
その上、その絵を見るためには銀貨一枚が必要である事を、ネロは初めて知らされたのです
次回、フランダースの犬『ルーベンスの2枚の絵』
お楽しみにね
ルーベンスの二枚の絵を見る事ができなかったネロにとって、寂しい日が続きました
そんなある日、ネロは絵の事を教えてくれた親切な貴婦人と再び出会ったのです
そして婦人はネロと一緒にルーベンスの絵を見る約束をしてくれました
ところが約束の日の朝、早起きをして牛乳運びの支度をしていたネロの前で、急におじいさんが胸を抑えて倒れてしまったのです
次回、フランダースの犬『雪の中の約束』
お楽しみにね
厳しい冬が過ぎて、やっと春になりました
そんなある日、ネロはパトラッシュと森に出かけました
森の小鳥達は元気に飛び交い、小川には雪解け水が流れています
ネロはその川岸で、ミシェルおじさんの帽子を拾います
不思議に思ったネロが森の奥へ行くと、そこにミシェルおじさんの怪我をした姿があったのです
次回、フランダースの犬『ネロの決意』
お楽しみにね
自分一人の力で樫の木を切り倒そうと決心したネロは、ミシェルおじさんの世話をしながら、こっそりそれを実行に移すのでした
でも、小さなネロには容易な事ではありません
のこぎりを引くネロの手には、いつか大きなマメができてしまったのです
それでもネロは最後までやり抜くんだというノエルじいさんの言葉を思い出しながら、頑張るのでした
次回、フランダースの犬『大きなカシの木』
お楽しみにね
暑い夏がやって来ました
大きな樫の木を切り倒した事で自信を持ったネロは、ますます元気で仕事に励みます
そんなある日、元気になったミシェルさんがやって来ました
森でのネロの活躍に感心したミシェルさんは、是非ネロを木こりにしてみたいとジェハンじいさんに頼むのです
何も知らないネロはアロアに絵を贈ろうと、一生懸命に風車の絵を描くのでした
次回、フランダースの犬『こころの手紙』
お楽しみにね
いよいよヌレットおばさんの引っ越しの日がやって来ました
小さい時から本当のお母さんのように可愛がってくれたヌレットおばさんと別れるのだと思うと、牛乳を運ぶネロの足も心なしか鈍るのでした
そしてアヒルのクロも、ネロとの別れを惜しんで、いつまでもネロにまとわりつくのでした
そんな様子を見て、ヌレットおばさんはある事を決心したのです
次回、フランダースの犬『ヌレットおばさん』
お楽しみにね
アロアがイギリスから帰ってくる事を知ったネロは、アントワープの港まで出迎えに行きます
けれど、港に着いたイギリスからの船の中に、アロアの姿を見つける事ができませんでした
そればかりでなく、船員が持ってきた一通の手紙を読んで、悲しみに沈んだコゼツ旦那とエリーナ奥さんの姿があったのです
一体アロアはどうしたのでしょう?
次回、フランダースの犬『お帰りアロア』
お楽しみにね
病気になってイギリスから帰ってきたアロアは、アントワープの病院で高い熱にうなされていました
そして、ネロとパトラッシュの夢ばかり見るのです
そんなアロアの様子を見て、バートランド先生は、アロアを村に帰す事にしました
ネロは、アロアの病気が一日も早く治るようにと、おじいさんの薬草を手に、アロアの家へ駆けつけるのでした
次回、フランダースの犬『アロアのくすり』
お楽しみにね
アロアの病気も日増しに良くなってきました
アロアは牛乳を運ぶネロの姿を見て飛び出します
ところが、ネロがアロアを呼び出したのだと誤解したコゼツは、ネロを叱るとアロアをうちへ連れ戻してしまいました
おじいさんの優しい慰めにも気が晴れないネロでしたが、アントワープの町に着くと、ジョルジュとポールが素晴らしい知らせを持って待っていてくれたのです
次回、フランダースの犬『うれしい知らせ』
お楽しみにね
コンクールに絵を出す事を決めたネロは、仕事の合間に絵の勉強を始めました
そしてアロアも、今度はアントワープの学校に通って勉強する事になったのです
そんなある日、ネロは夜遅くまで絵を描いていたおかげで寝坊をしてしまったのです
おじいさんを追って町に向かうネロを、アロアが馬車に乗せてくれました
ところが、回り道をしたために、アロアは学校に遅れてしまったのです
次回、フランダースの犬『ネロの大きな夢』
お楽しみにね
アロアが学校に通うようになってから中々会えないネロとアロアでしたが、ジョルジュとポールの作ってくれた旗のおかげで互いに元気でいる事を知って安心するのでした
ところがある日、アロアが学校へ行く馬車が壊れてしまったのです
困ったエリーナは、ネロとおじいさんにアロアをアントワープまで一緒に連れて行ってほしいと頼むのでした
次回、フランダースの犬『心をつなぐ二つの旗』
お楽しみにね
アントワープの町に駆けつけたネロは、市場の片隅で小さな八百屋の店番をするおじいさんの姿を見つけました
一緒に働くというネロに、おじいさんは心配しないで絵の勉強をしなさいと言い聞かせると、楽しそうに仕事を続けるのです
そんなおじいさんの楽しそうな姿を見てうちに戻る事にしたネロは、その途中でジョルジュとポールから思いがけない事を知らされるのでした
次回、フランダースの犬『おじいさんの口笛』
お楽しみにね
病気になったおじいさんの看病をしながら仕事をするネロは、コンクールに出す絵を描く余裕などなくなってしまいました
ネロは牛乳を運んでアントワープに行く間も、うちに一人で寝ているおじいさんの事が心配でたまりません
そしてアントワープの町に着いたネロは、教会のマリア様に、一日も早くおじいさんの病気が治るようにと祈るのでした
次回、フランダースの犬『なつかしい長い道』
お楽しみにね
一時は良くなったように見えたおじいさんの病気は、思ったより長引いてしまいました
ネロとパトラッシュは、おじいさんの看病と牛乳運びの仕事に精を出します
そんなある日、ヌレットおばさんが越していった隣の家に、新しい人がやって来る事になったのです
ネロはその人が、ヌレットおばさんのように優しい人である事を願うのでした
次回、フランダースの犬『となりに来た人』
お楽しみにね
ジョルジュとポールの探してくれた仕事は、波止場の荷物運びだったのです
大きな荷物を倉庫まで運ぶ事は、小さなネロには大変な仕事でした
けれども、ネロは少しでも病気のおじいさんに心配をかけないで済むと思うと、辛さも忘れて仕事に励むのでした
そんなネロの姿を見たアロアは、自分もネロとおじいさんのために、何かお手伝いをしようと思ったのです
次回、フランダースの犬『アロアのおてつだい』
お楽しみにね
辛かった波止場の仕事も、ジョルジュとポールが手伝ってくれたおかげでようやく終わりに近づきました
そしてもうすぐやって来るアロアの誕生日に、今年はおじいさんも呼ばれたのです
きっとおじいさんと一緒に行くんだ
ネロは弾む心で波止場に向かうのでした
そして仕事で貰ったお金で、おじいさんのために一番上等な肉を買ったのです
次回、フランダースの犬『おじいさんへのおみやげ』
お楽しみにね
おじいさんを失った悲しみに、ネロはいつまでもおじいさんのベッドのそばに立ちつくすのでした
パトラッシュの励ましで、やっと牛乳を運んでアントワープに向かう間も、ネロはおじいさんの面影を忘れる事ができません
そんなネロを慰めようと駆けつけたジョルジュとポールですが、ジョルジュにも遠くへ働きに行く仕事が決まっていたのです
次回、フランダースの犬『ひとりぼっちのネロ』
お楽しみにね
パトラッシュやアロアの励ましで元気の出てきたネロは、コンクールに出す絵を描き始めました
何を描こうかあれこれ迷った末に、おじいさんを描く事に決めたのです
元気だった頃のおじいさんの姿を思い出しながら、夜も更けるのも忘れて描き続けるネロは、心の中できっといい絵を描くよと、おじいさんに約束するのでした
次回、フランダースの犬『おじいさんの顔』
お楽しみにね
コンクールに出すために、おじいさんとパトラッシュの絵を描くネロの心は、まるでおじいさんが生き返ってきたかのように弾んでいました
そんなある日、ネロは沼の中でびしょ濡れになった人形を見つけたのです
きっとアロアの落とした物に違いないと思ったネロは、暖炉の火で乾かすと、アロアに届けるのでした
ところがその晩、風車小屋が火事になってしまったのです
次回、フランダースの犬『風車小屋の火事』
お楽しみにね
村人達の前で放火の疑いをかけられてしまったネロは、とうとうジェスタスからも牛乳運びの仕事を断られてしまいます
誰にも信じてもらえない悲しさで、ネロはコンクールの締め切りが迫っているというのに、とても絵を描く気にはなれませんでした
それに、仕事の無くなってしまったネロには、もうパンを買うお金もなかったのです
次回、フランダースの犬『なくなった仕事』
お楽しみにね
やっとネロの絵が完成しました
ネロが真心込めて書き上げた絵は、まるで絵の中からおじいさんやパトラッシュの声が聞こえてきそうなほど、素晴らしい出来栄えだったのです
ネロは満ち足りた気持ちでおじいさんに報告するのでした
そしてそんなネロを祝福するかのように降り出した雪の中を、パトラッシュの引く車に絵を乗せて、アントワープの公会堂に向かうのでした
次回、フランダースの犬『描けたよおじいさん』
お楽しみにね
ネロの絵、一等になるといいですね
次回、フランダースの犬『発表の日』
お楽しみにね
次回、フランダースの犬『二千フランの金貨』
お楽しみにね
次回、フランダースの犬、最終回『天使たちの絵』
見て下さいね
山には可愛い動物がたくさん
二人は時の経つのも忘れて遊びました
でも急に激しい雨が降り出して、二人は森の木こり小屋で雨宿りをする事になったんです
次回、フランダースの犬『アロアと森へ』を、お楽しみにね
アントワープの町へ行く途中で、ネロは教会の写生をしている一人の画家と出会いました
画家は、その絵をじっと見つめていつまでも離れないネロに、絵を描く心を教えてくれたのです
そしてその後で、ネロは町の教会の中で大変な物を見たのでした
次回、フランダースの犬『アントワープの町で』を、お楽しみにね
ある日、アントワープの町に近い運河に釣りに出かけたネロは、そこで以前町で見かけたジョルジュとポールの二人のわんぱくに出会います
すっかり仲良しになった三人はジョルジュの案内で、うなぎのよく釣れる場所へ出かけました
ところがどうでしょう、そこで大変な事が起こってしまったのです
次回、フランダースの犬『新しい友達』を、お楽しみにね
ネロは仲良しになったジョルジュとポールの二人だけの秘密の場所に案内されます
そこは町の全体や運河や森が見渡せる、とても高い建物の上でした
ところがネロが見た物は、鞭で打たれながら歩く、あの金物屋の労働犬パトラッシュの喘ぐ姿だったのです
ネロは二人の事を忘れて、パトラッシュのもとへ飛んで行くのでした
次回、フランダースの犬『パトラッシュ』を、お楽しみにね
ブラッケン村に夏がやって来ました
今日はアントワープで月初めの朝市の立つ日です
いつものようにおじいさんと町ヘ出かけたネロは、パトラッシュを求めて市場の中を歩きました
けれどもそこにはパトラッシュの姿は見当たりません
パトラッシュの身に何かが起こったのに違いありません
次回、フランダースの犬『がんばれパトラッシュ』を、お楽しみにね
朝になってもパトラッシュは死んだように干し草に横たわったままでした
ネロは早速おじいさんの摘んだ薬草を煎じましたが、とても苦い薬草なのでパトラッシュは少しも飲んでくれません
うちにも食べさせる物が何も無いのです
おじいさんは町に出かけていました
それにアロアも食べ物を取りに帰ったまま帰ってきません
ネロは困りました
さぁパトラッシュ、どうなるんでしょうね
次回、フランダースの犬『スープをおのみ』を、お楽しみにね
早く元気になるようにと、優しく介抱したネロの心がパトラッシュに通じたのか、パトラッシュはみるみる回復していきます
そんなパトラッシュに、ネロはアロアと温かい干し草のベッドを作ってやる事にしました
二人が心を弾ませながら作っていると、パトラッシュの初めて吠える声が聞こえてきたのです
次回、フランダースの犬『ほえたよおじいさん』
お楽しみにね
ネロとアロアは、すっかり元気になったパトラッシュと一日中遊び回りました
そして次の日の朝、おじいさんの車を押しながら、パトラッシュと初めてアントワープの町へ出かけていくのでした
ところが、ネロ達が町の入口に着いた時、一人の商人からあの金物屋が町に来ている事を知らされたのです
次回、フランダースの犬『おもいでの鈴』
お楽しみにね
ネロとアロアはパトラッシュを連れて森へ出かけました
広い自然の中で遊び回る動物達を見ている内に、パトラッシュは今までの金物屋の嫌な思い出をすっかり忘れ、自由になった喜びに満ち溢れて飛び回るのでした
そんなパトラッシュにつられてはしゃぎ回るネロとアロア
ところが、アロアがお父さんに買ってもらったばかりのブローチをなくしてしまったのです
次回、フランダースの犬『アロアのブローチ』
お楽しみにね
ますます元気になっていったパトラッシュは、毎日ネロやアロア、そして仲良しのジョルジュやポールと楽しく遊び回っていたそんなある日の事、犬に踏み荒らされたエリーナの花畑を、おせっかい焼きのハンスが見つけたから大変
ハンスはてっきりあのパトラッシュが荒らしたのに違いないと、コゼツ家へ報告に行くのでした
さぁパトラッシュはどうなるのでしょうね
次回、フランダースの犬『エリーナの花畑』
お楽しみにね
どうしてもおじいさんの車を引きたがるパトラッシュ
車の前に座り込んだままのパトラッシュに、仕方なくおじいさんは車の引き具を作ってやりました
パトラッシュはアントワープの町へ向かって力強く車を引き始めます
ところが、町に着いたネロ達は運悪く、またあの金物屋に出会ってしまったのです
次回、フランダースの犬『おじいさんの小さな壺』
お楽しみにね
ある夜、夏の嵐が村を吹き荒れていました
木立はしなり、丘の上の風車はぐるぐる回り、とうとう風車は壊れてしまいます
嵐がやんで、修理のために、隣村から迎えた呑気で愉快なノエルじいさん
ネロはノエルじいさんの仕事ぶりにすっかり見とれてしまいます
ところが、修理が終わり風車が回り出した時、アンドレが風車の羽に釣り上げられてしまったから大変
次回、フランダースの犬『ナポレオン時代の風車』
お楽しみにね
アントワープの町へ行く途中、おじいさんはネロの将来について色々と話をしました
それはネロが早く一人前の農夫か木こりになって、立派に生きていくようにという望みです
ネロはおじいさんの望みに何とか応えたいと思うのでした
でも、ネロの心の中にはそれとは違う、もっと強い何かが芽生え始めていたのです
次回、フランダースの犬『夜空に描いた絵』
お楽しみにね
ネロは目にする物全てを絵にしたい気持ちでいっぱいでした
その日も大好きなパトラッシュや小鳥や綺麗な草花を、小さな板切れに描き続けていました
けれども次の絵を描くためには、前に描いた絵を消さなくてはなりません
そんなネロを見ていたアロアは、お父さんの古い帳簿をネロのために持ってきてあげます
ところが、その帳簿はコゼツさんの大事な帳簿なのでした
次回、フランダースの犬『古い帳簿』を、お楽しみにね
アロアに貰った古い帳簿に絵を描き尽くしてしまったネロは、町で絵の道具を売っているお店の前を通りかかり、真っ白い紙に心を引けつけられます
白い紙に描いてみたい
そんな思いが強くネロの胸に込み上げてくるのですが、でも貧しいネロはその事をどうしてもおじいさんに打ち明ける事ができませんでした
次回、フランダースの犬『10サンチームの写生帳』を、お楽しみにね
初めて手にした真っ白い画用紙
ネロは嬉しさで描く物が中々決まりませんでした
そんなネロを見ていたアロアは、ネロと一つの秘密の約束をします
それはアロアが初めて作った内緒の物と、ネロが最初の画用紙に描いた絵を見せ合おうという約束です
ところが、二人が約束したちょうどその時、村は激しい雨と雷に見舞われてしまったのです
次回、フランダースの犬『丘の上の木の下で』を、お楽しみにね
夏の暑い盛り、ネロは毎日絵を描きに出かけます
おじいさんもヌレットおばさんも相変わらずの日を送っていますが、そんな時、ヌレットおばさんの娘さん夫婦が久しぶりに里帰りしてきます
ところが、ヌレットおばさん達が大切な話をしている時、可愛がっていたアヒルのクロが突然いなくなってしまったのです
次回、フランダースの犬『いたずらっ子のクロ』
お楽しみにね
ある日、おじいさんは町で大事な用事を済ませるため、ネロとパトラッシュを先にうちへ帰しました
ところがうちに着いてネロがヌレットおばさんに頼まれたとうもろこしの粉を風車小屋まで取りに行っている間に、あの金物屋がおじいさんを訪ねてうちまでやって来たから大変
おじいさんは金物屋と何か約束をしたのでしょうか?
パトラッシュはどうなるんでしょうね?
次回、フランダースの犬『金物屋が村に』
お楽しみにね
金物屋に連れて行かれてしまったパトラッシュ
ネロはこんなに寂しい思いをしたのは初めてでした
おじいさんとネロは、朝早くからアントワープの町を探してみますが、パトラッシュも金物屋の姿も見つかりません
次の市が立つルーヴァンの町かもしれない
そう思うとネロはいたたまれずに、遠い夜道の中を一人で探しに出かけるのでした
次回、フランダースの犬『どこまでも』
お楽しみにね
パトラッシュも無事にネロのところに戻り、ネロの心も明るくなりました
そんな時、コゼツ家に海の向こうの国イギリスから二人のお客様がやって来ます
アロアのおばさんのソフィアと、従姉妹のアニーです
アロアのお父さんは礼儀正しい都会育ちのアニーを見て、アロアをアニーのようにしたいと心から思うのでした
次回、フランダースの犬『船で来たお客さま』
お楽しみにね
アロアのイギリス行きの話も一応中止され、ネロもそれを心から喜ぶのでした
でもある日、イギリスから届いた贈り物をネロにもプレゼントしようとしたアロアは、ふとした言葉の行き違いから、ネロと喧嘩をしてしまいます
アロアのお母さんは、何とかそんな二人を仲直りさせようと思うのでした
次回、フランダースの犬『イギリスからの贈物』
お楽しみにね
秋の初め、コゼツ家はアロアの誕生パーティーで賑わっていました
パーティーに招かれた子供達は次々に贈り物をアロアに手渡し、ご馳走を食べ、それはそれは楽しい誕生パーティーになりました
ところがどうした事でしょう、ネロの姿がまだ見えません
ネロは一体どうしたのでしょうね
次回、フランダースの犬『アロアの誕生日』
お楽しみにね
村に秋風が吹き抜ける頃、村中総出の牧場の草刈りが始まります
その日ネロは約束したアロアの絵を描くはずでしたが、急に草刈りの手伝いに出なければならなくなりました
アロアは早く自分の絵を描いてもらおうと、ネロの仕事を手伝うのでした
ところがコゼツは、ネロの事を怠け者と決めつけるのです
次回、フランダースの犬『アロアの絵』
お楽しみにね
何故コゼツがあんなに辛く当たるのでしょう
ネロにはどうしてもわかりません
ネロはアロアに会いたい気持ちでいっぱいでした
ところが、その頃コゼツ家ではアロアが家を飛び出してしまったという大変な事件が起こっていました
ネロは驚きと悲しみに震えながら、村中アロアを探し回るのでした
次回、フランダースの犬『アロアがいない』
お楽しみにね
アロアのイギリス行きの日が近づきました
アントワープで出会ったネロとアロアは、町の市場に置いてあった地図を見て、イギリスまでの距離を測ってみました
そしてそれは、アロアの指でも届くほど近い所にあったのです
いよいよアロアの旅立ちの日、ネロは港まで出かけました
でも、ハンスの邪魔にあって、アロアの見送りに間に合わなくなってしまったのです
次回、フランダースの犬『さようならアロア』
お楽しみにね
アロアがイギリスに旅立ってから一ヶ月、村には厳しい冬がやって来ました
そしてもうクリスマスだというのに、アロアからは何の連絡も来ません
ネロは毎日を寂しく過ごしていました
そんな時、コゼツ家にアロアからの初めての手紙と、ネロ宛てのクリスマスプレゼントが届いたのです
ところが、コゼツは中身を調べるまではネロに渡してはいけないと、エリーナに強く言うのでした
次回、フランダースの犬『アロアのいないクリスマス』
お楽しみにね
ネロが目を覚ますと、外は一面の銀世界
でも折角の美しい雪も、ネロとおじいさんにとっては決して楽しい物ではありませんでした
牛乳を運ぶ車が雪道で壊れてしまったのです
そんな時、通りががった親切な貴婦人が、牛乳を運ぶ手配をしてくれました
おじいさんの用事が済むまで教会の絵を見に出かけたネロは、そこで再び貴婦人と出会うのでした
次回、フランダースの犬『親切な貴婦人』
お楽しみにね
明くる朝、アントワープへ向かうネロの心は弾んでいました
見知らぬ婦人から知らされた大聖堂にあるあと二枚の絵
素晴らしいルーベンスの絵を見たい気持ちでネロの気持ちはいっぱいだったからです
ところが見たかった二枚の絵は、厚いカーテンで隠されていました
その上、その絵を見るためには銀貨一枚が必要である事を、ネロは初めて知らされたのです
次回、フランダースの犬『ルーベンスの2枚の絵』
お楽しみにね
ルーベンスの二枚の絵を見る事ができなかったネロにとって、寂しい日が続きました
そんなある日、ネロは絵の事を教えてくれた親切な貴婦人と再び出会ったのです
そして婦人はネロと一緒にルーベンスの絵を見る約束をしてくれました
ところが約束の日の朝、早起きをして牛乳運びの支度をしていたネロの前で、急におじいさんが胸を抑えて倒れてしまったのです
次回、フランダースの犬『雪の中の約束』
お楽しみにね
厳しい冬が過ぎて、やっと春になりました
そんなある日、ネロはパトラッシュと森に出かけました
森の小鳥達は元気に飛び交い、小川には雪解け水が流れています
ネロはその川岸で、ミシェルおじさんの帽子を拾います
不思議に思ったネロが森の奥へ行くと、そこにミシェルおじさんの怪我をした姿があったのです
次回、フランダースの犬『ネロの決意』
お楽しみにね
自分一人の力で樫の木を切り倒そうと決心したネロは、ミシェルおじさんの世話をしながら、こっそりそれを実行に移すのでした
でも、小さなネロには容易な事ではありません
のこぎりを引くネロの手には、いつか大きなマメができてしまったのです
それでもネロは最後までやり抜くんだというノエルじいさんの言葉を思い出しながら、頑張るのでした
次回、フランダースの犬『大きなカシの木』
お楽しみにね
暑い夏がやって来ました
大きな樫の木を切り倒した事で自信を持ったネロは、ますます元気で仕事に励みます
そんなある日、元気になったミシェルさんがやって来ました
森でのネロの活躍に感心したミシェルさんは、是非ネロを木こりにしてみたいとジェハンじいさんに頼むのです
何も知らないネロはアロアに絵を贈ろうと、一生懸命に風車の絵を描くのでした
次回、フランダースの犬『こころの手紙』
お楽しみにね
いよいよヌレットおばさんの引っ越しの日がやって来ました
小さい時から本当のお母さんのように可愛がってくれたヌレットおばさんと別れるのだと思うと、牛乳を運ぶネロの足も心なしか鈍るのでした
そしてアヒルのクロも、ネロとの別れを惜しんで、いつまでもネロにまとわりつくのでした
そんな様子を見て、ヌレットおばさんはある事を決心したのです
次回、フランダースの犬『ヌレットおばさん』
お楽しみにね
アロアがイギリスから帰ってくる事を知ったネロは、アントワープの港まで出迎えに行きます
けれど、港に着いたイギリスからの船の中に、アロアの姿を見つける事ができませんでした
そればかりでなく、船員が持ってきた一通の手紙を読んで、悲しみに沈んだコゼツ旦那とエリーナ奥さんの姿があったのです
一体アロアはどうしたのでしょう?
次回、フランダースの犬『お帰りアロア』
お楽しみにね
病気になってイギリスから帰ってきたアロアは、アントワープの病院で高い熱にうなされていました
そして、ネロとパトラッシュの夢ばかり見るのです
そんなアロアの様子を見て、バートランド先生は、アロアを村に帰す事にしました
ネロは、アロアの病気が一日も早く治るようにと、おじいさんの薬草を手に、アロアの家へ駆けつけるのでした
次回、フランダースの犬『アロアのくすり』
お楽しみにね
アロアの病気も日増しに良くなってきました
アロアは牛乳を運ぶネロの姿を見て飛び出します
ところが、ネロがアロアを呼び出したのだと誤解したコゼツは、ネロを叱るとアロアをうちへ連れ戻してしまいました
おじいさんの優しい慰めにも気が晴れないネロでしたが、アントワープの町に着くと、ジョルジュとポールが素晴らしい知らせを持って待っていてくれたのです
次回、フランダースの犬『うれしい知らせ』
お楽しみにね
コンクールに絵を出す事を決めたネロは、仕事の合間に絵の勉強を始めました
そしてアロアも、今度はアントワープの学校に通って勉強する事になったのです
そんなある日、ネロは夜遅くまで絵を描いていたおかげで寝坊をしてしまったのです
おじいさんを追って町に向かうネロを、アロアが馬車に乗せてくれました
ところが、回り道をしたために、アロアは学校に遅れてしまったのです
次回、フランダースの犬『ネロの大きな夢』
お楽しみにね
アロアが学校に通うようになってから中々会えないネロとアロアでしたが、ジョルジュとポールの作ってくれた旗のおかげで互いに元気でいる事を知って安心するのでした
ところがある日、アロアが学校へ行く馬車が壊れてしまったのです
困ったエリーナは、ネロとおじいさんにアロアをアントワープまで一緒に連れて行ってほしいと頼むのでした
次回、フランダースの犬『心をつなぐ二つの旗』
お楽しみにね
アントワープの町に駆けつけたネロは、市場の片隅で小さな八百屋の店番をするおじいさんの姿を見つけました
一緒に働くというネロに、おじいさんは心配しないで絵の勉強をしなさいと言い聞かせると、楽しそうに仕事を続けるのです
そんなおじいさんの楽しそうな姿を見てうちに戻る事にしたネロは、その途中でジョルジュとポールから思いがけない事を知らされるのでした
次回、フランダースの犬『おじいさんの口笛』
お楽しみにね
病気になったおじいさんの看病をしながら仕事をするネロは、コンクールに出す絵を描く余裕などなくなってしまいました
ネロは牛乳を運んでアントワープに行く間も、うちに一人で寝ているおじいさんの事が心配でたまりません
そしてアントワープの町に着いたネロは、教会のマリア様に、一日も早くおじいさんの病気が治るようにと祈るのでした
次回、フランダースの犬『なつかしい長い道』
お楽しみにね
一時は良くなったように見えたおじいさんの病気は、思ったより長引いてしまいました
ネロとパトラッシュは、おじいさんの看病と牛乳運びの仕事に精を出します
そんなある日、ヌレットおばさんが越していった隣の家に、新しい人がやって来る事になったのです
ネロはその人が、ヌレットおばさんのように優しい人である事を願うのでした
次回、フランダースの犬『となりに来た人』
お楽しみにね
ジョルジュとポールの探してくれた仕事は、波止場の荷物運びだったのです
大きな荷物を倉庫まで運ぶ事は、小さなネロには大変な仕事でした
けれども、ネロは少しでも病気のおじいさんに心配をかけないで済むと思うと、辛さも忘れて仕事に励むのでした
そんなネロの姿を見たアロアは、自分もネロとおじいさんのために、何かお手伝いをしようと思ったのです
次回、フランダースの犬『アロアのおてつだい』
お楽しみにね
辛かった波止場の仕事も、ジョルジュとポールが手伝ってくれたおかげでようやく終わりに近づきました
そしてもうすぐやって来るアロアの誕生日に、今年はおじいさんも呼ばれたのです
きっとおじいさんと一緒に行くんだ
ネロは弾む心で波止場に向かうのでした
そして仕事で貰ったお金で、おじいさんのために一番上等な肉を買ったのです
次回、フランダースの犬『おじいさんへのおみやげ』
お楽しみにね
おじいさんを失った悲しみに、ネロはいつまでもおじいさんのベッドのそばに立ちつくすのでした
パトラッシュの励ましで、やっと牛乳を運んでアントワープに向かう間も、ネロはおじいさんの面影を忘れる事ができません
そんなネロを慰めようと駆けつけたジョルジュとポールですが、ジョルジュにも遠くへ働きに行く仕事が決まっていたのです
次回、フランダースの犬『ひとりぼっちのネロ』
お楽しみにね
パトラッシュやアロアの励ましで元気の出てきたネロは、コンクールに出す絵を描き始めました
何を描こうかあれこれ迷った末に、おじいさんを描く事に決めたのです
元気だった頃のおじいさんの姿を思い出しながら、夜も更けるのも忘れて描き続けるネロは、心の中できっといい絵を描くよと、おじいさんに約束するのでした
次回、フランダースの犬『おじいさんの顔』
お楽しみにね
コンクールに出すために、おじいさんとパトラッシュの絵を描くネロの心は、まるでおじいさんが生き返ってきたかのように弾んでいました
そんなある日、ネロは沼の中でびしょ濡れになった人形を見つけたのです
きっとアロアの落とした物に違いないと思ったネロは、暖炉の火で乾かすと、アロアに届けるのでした
ところがその晩、風車小屋が火事になってしまったのです
次回、フランダースの犬『風車小屋の火事』
お楽しみにね
村人達の前で放火の疑いをかけられてしまったネロは、とうとうジェスタスからも牛乳運びの仕事を断られてしまいます
誰にも信じてもらえない悲しさで、ネロはコンクールの締め切りが迫っているというのに、とても絵を描く気にはなれませんでした
それに、仕事の無くなってしまったネロには、もうパンを買うお金もなかったのです
次回、フランダースの犬『なくなった仕事』
お楽しみにね
やっとネロの絵が完成しました
ネロが真心込めて書き上げた絵は、まるで絵の中からおじいさんやパトラッシュの声が聞こえてきそうなほど、素晴らしい出来栄えだったのです
ネロは満ち足りた気持ちでおじいさんに報告するのでした
そしてそんなネロを祝福するかのように降り出した雪の中を、パトラッシュの引く車に絵を乗せて、アントワープの公会堂に向かうのでした
次回、フランダースの犬『描けたよおじいさん』
お楽しみにね
ネロの絵、一等になるといいですね
次回、フランダースの犬『発表の日』
お楽しみにね
次回、フランダースの犬『二千フランの金貨』
お楽しみにね
次回、フランダースの犬、最終回『天使たちの絵』
見て下さいね
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