関西ニュースKANSAI

　南海電鉄は１６日、大阪市西成区の岸里玉出駅のホーム上に約２メートルの鉄のカバーが落下したと発表しました。工事の不備が原因とみられます。

　南海電鉄によりますと、１５日午前１１時４０分ごろ、南海線の岸里玉出駅のホームで「ホーム照明の配線カバーの一部が落下してきた」と客が駅員に伝えました。

　落下したのは長さ約２メートル、重さ約１．６キログラムの鉄製のカバーで、高さ約４メートルから落下しました。

　けが人はおらず、列車の運行にも影響はありませんでした。

　落ちてきたカバーは照明の配線に傷がついたり、雨水が入ったりするのを防ぐために設けられているもので、８月に照明をＬＥＤ化する工事の際に一旦取り外した後に取り付けるのを忘れ、ホームの屋根の梁の上に放置したままだったということです。

　南海電鉄は、なんば駅や新今宮駅など同じ種類の配線カバーを設置している駅で取り付けの状態を確認することにしています。