資産：770億ドル=8兆１４００億円
｢オマハの賢人｣と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、
最も賢く、最も倹約家である大富豪の1人です。
8月に９１歳になります。

世界有数のお金持ちと称される身でありながら、1958年に
3万1500ドルで購入した質素な家に今でも住んでいます。

携帯電話は持っておらず、デスクにはコンピューターもありません。
最近、やっと投資しているAppleからiPhoneをいただいたそうです。
株価のチャートを見ることもありません。

その会社が投資に値する会社であるかどうかをみます。

2009年に出版された伝記『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』によれば、
かつて自分の車のナンバープレートに｢THRIFTY（倹約）｣という文字を入れたこともあるそうです。

25年来の友人ビル・ゲイツ氏がオマハを訪ねてくる時には、バフェット氏自身が空港に車で迎えに行きます。

バフェット氏はまた、庶民的な食べ物が好きで、ファストフードの
マクドナルドや、ソフトクリームショップのデイリークイーン、
コカ・コーラなどに出資しているだけでなく、
自ら好んで口にしていることでも知られています。

1日にコーラを5本飲み、チートスやポテトチップスを食べるのが
バフェット流の食生活です。
バフェット氏は2014年のバークシャー・ハサウェイ株主総会で、資産がいくらあろうとも、自分の生活は変わらないと語っています。

｢私はこのうえなく幸せだ。家を6軒や8軒も所有していたら、むしろ状況は悪くなっていただろう。私は必要なものをすべて持っている。これ以上はいらない。一定のレベルに達したら、それ以上に違いはない｣

ファーストフードばかり食べ、1日５本もコーラを飲む人は
不健康でしょうか。
「あれは食べてはダメ、これも食べてはダメ」
と言っている人の方がよほど不健康だと思います。

自ら欲するものは健康に寄与するのです。