有志医師の会とDNA混入問題
コロナ関係の情報を追いかけている人にとっては、今や常識だけど、コロナワクチンにはDNAが混入しているという指摘がある。僕も以前書いたことがある。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n5c6fc589f49d
「ワクチンに細菌由来のDNAが含まれている」
これが事実なら、極めてショッキングなことだ。
世界中のあちこちで追試が行われたところ、同様の結果が出た。
複数の研究者が口々に「重大な問題だ」と危機感を表明した。
日本でも追試が行われたが、研究者は「問題なし」との結論を出した。のみならず、最初に問題提議をしたマカーナン博士の研究について、誤りを指摘した。
トップレベルの研究者のこうした学術的な議論について、僕にはその正否を判断するだけの知識がない。
ただ、その後の追試で、複数の研究者がDNAの混入を確認しているところから察するに、どうやら「噂は黒」、つまり、DNA混入は恐らく間違いないだろうと見ている。
全国有志医師の会は、この日本人研究者への忖度からか、DNA混入問題について、会として正式に意見表明することはなかった。「まだ正式に定まった科学的知見ではないから」というのが理由だけど、当局がDNA混入を事実として認定する日は恐らく永遠に来ない。接種後死亡がこれだけ多発していても因果関係を認めることをしぶっているぐらいだから、あの殺人ワクチンの開発者にノーベル賞をあげてしまうぐらいだから、ワクチンのデメリットについて積極的に認めることはないだろうことは、だいたい想像がつく。
当局の認定を待つことなく、推測の段階でもいいから、しっかり危機感を表明し世間に警鐘を鳴らす。それが有志医師の会の役割でしょうが。
しかし、各所への忖度が働いたのか、定期的に行われるオンライン会議でも、DNA混入問題について議論されることはついになかった。
WCH(World Council for Health)という団体がある。いまや製薬企業の手先に成り下がったWHOに対抗するべく結成された組織で、「人々の健康と幸福に寄与する信頼できる情報を提供すること」を目的としている。日本にも下部組織があり、佐々木みのり先生が代表を務めている。
先日(2023年10月9日)、WCHの会議があり、そこで世界的に有名な研究者たちがコロナワクチンへの危機感を表明した。以下がその概要である。
すばらしい問題提議だと思う。
有志医師の会代表の藤沢先生もこれをツイッターで取り上げた。
しかし、翌日にはコロッと態度逆転、真逆の意味のツイートを投稿した。
「大切な情報」として拡散希望していた内容が、一夜にして一転、「不要な憶測や議論」になってしまった。
藤沢先生の本音は最初のメッセージにあると思う。でも、いろんなプレッシャーがあって、意見変更を余儀なくされた。
「WCHが公表した内容の一部に疑義があり、WCH-JapanからWCH本部に確認の問い合わせを行っている」とのことだけど、これ、失礼じゃないかな。下部組織が本部に対して「お前間違ってるんじゃないか」ってことを言っているわけで。しかも疑義の内容がひどい。「SV40は発癌性のあるウイルスだが、ワクチンに混入しているのはSV40のDNAの一部である「SV40プロモーター」であって、これ自体には癌化を促進する作用はない」とか、そういう細かい各論についての疑義。
はっきり言って、そんなの、どうでもいいよ。もっと大枠を抑えましょうよ。こんな的外れな問い合わせをされるWCHが気の毒です。そして、日本人として恥ずかしい。
WHOという正義面した巨大な悪の組織に対して戦っていこうというのがWCHなんだ。象と蟻の戦いみたいなもので、普通は勝てない。でも、真実に目覚めた無数の蟻が巨大な象を倒すこともあり得るのではないか。WCHはそこに希望を見出して、戦おうとしている。
でも、そのWCHに所属しておきながら(WCHの下部組織でありながら)、WHOのナラティブを持ち出して「お前の言ってること間違ってるぞ」とやっている。こんなに恥ずかしいことってない。自分の状況を分かってない。僕らのやってる戦いって、そういうのじゃないでしょ。
あのさ、細かい事実関係は本質じゃないんだよ。「あのワクチンに含まれているのは発癌性のあるSV40ではなく、発癌性のないSV40プロモーターではないか」という、その一点の疑義が理由で、一夜にして意見がコロッと変わった。僕はこの変わりようのほうが怖い。あちこちに右顧左眄して、風見鶏みたいにくるくる回るの、やめましょうよ。代表はもっと図太くていいんだよ。自分の信じる道を突きとおす。去年11月の記者会見で見せた涙、あれが先生の活動の原点でしょ。「あんなワクチンを打たせたくない」もうそれだけで十分。その熱意だけでいいんです。細かい事実確認とか関係各所への配慮とか、今の先生はそういう枝葉末節にとらわれて身動きできなくなっているように見える。
先日、四国有志医師の会に所属しているある医師が、有志医師の会を退会した。この先生はオンライン会議でもときどき鋭い意見を言う人で、周囲も一目置いている人だった。しかし、なぜ退会したのか?理由を聞くと、「DNA混入問題についてまったく口をつぐんでいることに失望したから」と。
事実として確定するのを待ってから警鐘を鳴らす、では遅すぎる。そんな団体では意味がないんです。そういうのはお役所です。お役所にうんざりした人々が作った団体こそ、全国有志医師の会であり、WCHであるはずです。その団体が、「誠実に事実だけを公表」するなんて、自分から「お役所宣言」をしてどうするんですか?
僕は、コロナ禍の3年間、ワクチンの危険性について様々に情報発信してきたけど、今だから言いますけど、僕の言っていたことはほとんど全部、事実の裏付けなんてないですよ(笑)ぜーんぶ見切り発車です。でも、それでいいと思ってる。その見切り発車の情報に触れて、「ワクチンやばいのかな」って思ってくれれば、それでいい。それが僕の情報発信の役目でした。
ワクチンを接種した日に死亡した、あるいは翌日に死亡した。あるいは、接種後に体調がおかしくなった。そういう人が多発しているという、圧倒的な事実がある。しかし、ワクチンとの因果関係の証明はない。この状態で「ワクチンでたくさんの人が死んでいる!」と言っては、デマということになるだろう。でもそれでいいんだよ。みんなが欲しいのは、化石のように古い正確な情報ではなく、多少不正確でもいいから鮮度の高い生の情報なんだ。
四国の先生は有志医師の会を退会してしまったけど、僕は退会しない。最近はオンライン会議に参加する頻度もめっきり減ったけど、会がどうなるのか、行く末を見守りたい。結局は、藤沢先生のことを信じてるんですよ。立場上、いろいろ忖度せざるを得ないけれども、根本が熱い人だと知っているから。