斬り捨て御免！３ ♯５「やわ肌が乱れる地獄島潜入」

【出演】中村吉右衛門

おきん（奈三恭子）が花房出雲（中村吉右衛門）と小蝶（金沢碧）に、亭主の勘兵衛（小島三児）が捕物で家を空け、もう十日も帰って来ないと相談に来た。ただ勘兵衛にしては珍しくこの捕物には命をかけていると云って出かけ、行き先はなんでも恐ろしい島だと云っていたという…。そんな時楽翁から指令が届いた。大川の河口に昔の大水で出来た中州がある。ここは、奉行所の力が及ばぬことをいいことに、あぶれ者達が住みつき、したい放題の、無法の島となっていた。人々はここを地獄島と呼び恐れていた。しかもあの“翁の御前”一味がこの島に目をつけ、ここを根城に抜荷買を行い、その利益を幕閣にバラまき侵略の手をのばしているという。そこで出雲は大助（長門勇）、与四郎（伊庭剛）に指令を渡し、秘かに単身、地獄島に潜入した。出雲はそこでお駒（赤座美代子）という妖しい魅力の女と知り合う。彼女は出雲を一目見るなり、昔の恋人の面影をみる。出雲は彼女の口ききで島のボス地五郎（千葉敏郎）に近づくことが出来たが、この島を支配している翁の息のかかった黒幕は別にいることがわかる。そこでこの島に古くからいるという和尚（小松方正）にさぐりを入れると和尚から逆に余計な詮索をするなと忠告される。出雲は和尚の正体に疑問を持つ…。又あの行方不明の勘兵衛がなんとこの島にいることをつかむ。出雲、無事勘兵衛を助ける事が出来るか、島を支配している翁の一味の正体をつかめるか…。

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黒谷和紙応援キャンペーン 「黒谷の和紙作り」

およそ８００年の歴史を経て、今日に受け継がれている伝統文化「京都・あやべ　黒谷和紙」。京都府の無形文化財として指定を受け、昔ながらの製法を守りながら、和紙を作り続けています。ただ、「黒谷和紙」も、時代の移り変わりとともに需要が激減し、紙漉きの里も、現在、後継者不足に悩んでいます。地元京都の放送局として、少しでも多くの人に「黒谷和紙」のことを知ってもらい、少しでも需要が伸び、後継者不足の解消に繋がることを願い、この番組を放送します。

ＨＯＴＥＬ ♯７「ホテル評論家」

【出演】松方弘樹　紺野美沙子　高嶋政伸　菊池桃子　沖田浩之　岡安由美子　高樹澪　小野寺丈　川村ティナ　宮地佳具　松岡知重　牧野友弥　小林稔侍　藤真利子　丹波哲郎　石立鉄男　山本清　広瀬ユカ

ホテル“プラトン”に男が一人、くわえ煙草でやって来た。一平（高嶋政伸）が何度注意しても、そ知らぬ顔だ。フロントからこの男を見つけた水野（沖田浩之）が、あわてて秘書室へ飛び込んだ。いあわせた真理（紺野美沙子）に、ホテルのランキングを決める評論家が来ていると告げた。心配顔のユキ（岡安由美子）と町子（高樹澪）。ロビーに降りた真理は、一平をからかっている男に声をかけて驚いた。振り向いた男は、ニューヨークプラトン時代の上司、本山（石立鉄男）ではないか。ホテル協会の集まりから戻った東堂（松方弘樹）と持田（小林稔侍）を中心に、対策案が練られた。ホテルにとって、ランキングは非常に重大である。が、東堂はすべてを承知の上で、普段のサービスでいいと強調した。そこへ、いずみ（藤真利子）が入って来たが、彼女も東堂に賛成した。真理と持田はそれでも心配で、ホテルの中を見まわった。本山は、フロントに客が訪ねてきたら部屋へ通すように電話した。その上で、枕の裏と浴室に、持ち込んだ髪の毛を落として、ルーム・サービス俊江（松岡知重）を叱り、向いの部屋に勝手に移った。そのため、客とも会えず、本山は東堂を呼びつけてこの二つのミスについて責めた。が、東堂は、部屋に落ちていた髪の毛を見せながら、本山の毛髪と比較させてほしいと応酬してやりこめた。社長室。大原（丹波哲郎）もランキングが気にかかり、東堂を呼んだ。大原の前で、東堂と真理の意見が割れたが、大原が止めに入った。真理は三年前の一件を思い出しながら、本山の部屋をノックした。本山は、ニューヨークプラトン時代、機密文書を持ち出し、部下たちまで連れて転職しようとした真理の上司だった。それを知った真理が阻止したという関係であった。その事を根に持っているのでは……真理の心は不安でふくらんだ。本山と真理の言い争う声を聞いて、一平が部屋に飛び込んだ。……

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