2023.10.05

テックアット、自己破産を申請 負債総額は約22億円

家具のECサイト「Hommy(ホウミー)」や体験型店舗を運営するテックアットはこのほど、東京地裁に自己破産を申請し、破産開始の決定を受けたことが分かった。負債総額は約22億円に上る。体験型店舗を運営していたが、商品の販売が振るわず、収益が確保できなかったようだ。
 
テックアットは2020年6月、「Hommy」の前身となる「TOKYO MODERN(トウキョウモダン)」を開設した。2021年9月には、EC限定商材を中心に取り扱う体験型美容商材ストア「new me(ニューミー)」を開設。東京・新宿区の商業施設「新宿マルイ」や大阪・大阪市の「イオンモール大阪ドームシティ」などに積極的に出店していた。
 
体験を重視した実店舗では、無料体験などの企画やインフルエンサーの発信力を活用し、集客を強化していた。
 
実店舗では、企業に自社商品の陳列を促す営業も行っていた。販売できなかった商品は、テックアットが買い取るという契約を締結していた。陳列期間中に販売できない商品が多数発生し、買い取り費用が膨らんだとみられる。
 
2023年8月30日に新宿マルイ店に「閉店のお知らせ」を掲示し、全店舗を閉店した。事業活動は停止状態となり、SNS上で投資家や顧客企業からの問い合わせが相次いでいる。
 
破産管財人に選ばれた東京富士法律事務所は、今回の破産申請を受け、「化粧品メーカーなど、テックアットに商品を預けている債権者に関しては、連絡をいただけたら順序対応していく」と話す。





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2023.10.13

「PayPay」アプリで「ZOZOTOWN ヤフー店」の商品購入が可能に 商品検索から購入まで完結

PayPayとLINEヤフーとZOZOは10月12日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」において、ファッションEC「ZOZOTOWN ヤフー店」のミニアプリの提供を開始した。これによりユーザーは、「PayPay」アプリ上で「ZOZOTOWN ヤフー店」のアイテムの検索から決済までをスムーズに行うことができる。さらに10月15日には、「ZOZOTOWN ヤフー店」にて、「PayPay」での支払いなら最大25%の「PayPayポイント」が戻ってくる「本気のZOZO祭」を開催。便利でお得な買い物体験を提供する。

PayPayとLINEヤフーとZOZOは、PayPayのパートナー企業が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどを「PayPay」アプリからスムーズ行える機能「ミニアプリ」において、「ZOZOTOWN ヤフー店」の提供を開始した。

「Yahoo!ショッピング」に出店する「ZOZOTOWN ヤフー店」では、「PayPay」の決済で購入金額の最大2%のポイントが付与されるほか、「毎日5%」(支払い条件、上限あり)、Yahoo!プレミアム会員の特典で+2%(上限あり)など、さまざまな特典でポイント付与率が加算される。さらに3000円以上の買い物で購入金額に対して10%の「PayPayポイント」が戻ってくる特典も実施している。

今回、PayPayユーザーがお得に買い物できる「ZOZOTOWN ヤフー店」を「PayPay」のミニアプリで提供することにより、別のアプリやサイトに移動することなく、「PayPay」からアイテムの検索や閲覧、購入までのスムーズな実行を可能にした。

「ZOZOTOWN ヤフー店」ミニアプリでは、ユーザーごとにパーソナライズされたおすすめのアイテムやブランドなどを、アイテム画像とともにわかりやすく表示。コーディネート画像やレビューなども確認できるため、ユーザーはトレンドや人気ブランドなどから、自身の好みに合った服や靴などのアイテムを簡単に探すことができ、便利でお得な買い物体験を提供する。



10月15日には、「ZOZOTOWN ヤフー店」にて、「PayPay」での支払いなら最大25%の「PayPayポイント」が戻ってくる「本気のZOZO祭」を開催。1注文につき、3000円以上の決済で、1人あたり上限1000円相当の「PayPayポイント」を付与する。さらに2万円以上の買い物で使える1500円クーポンも2万枚配布する。

「PayPay」アプリは今後も、決済だけではなく、資産運用や保険などの金融関連サービスや、ショッピング、映画館の予約、フードサービスなどの幅広いジャンルのミニアプリを提供することで、ユーザーの生活をより豊かで便利にする「スーパーアプリ」として進化を目指す。

PayPay、LINEヤフー、ZOZOは、今後もグループシナジーを生かし、各社のサービス連携を通してユーザーの利便性の追求と各社の成長をさらに加速していく考えを示した。




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