国葬、旧統一教会…首相に続く逆風 「岸田外交」で巻き返しへ 9月19日訪米、国連で演説
政府は16日、岸田文雄首相が19日から米国を訪問し、国連総会に出席すると発表した。21日に日本の首相として3年ぶりに対面形式での一般討論演説に臨み、滞在中にはバイデン大統領と首脳会談を行う方向で調整している。安倍晋三元首相の国葬や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡って厳しい批判にさらされる中、外交で得点を稼ぎたい考えだ。
演説では、安全保障理事会を含む国連改革や国際社会における法の支配の推進を表明し、「核兵器なき世界」実現への意欲も訴える。松野博一官房長官は16日の記者会見で「ウクライナ侵略で国際秩序の根幹が揺らぐ中、わが国の考え方を積極的に発信し、国連の役割を強調する」と述べた。
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