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岸田首相「三重苦」 コロナ感染、旧統一教会問題、国葬対応

 約1週間の夏休みを終え、22日から公務を再開した岸田文雄首相が政権発足以降、最大の試練を迎えている。21日には自身の新型コロナウイルス感染が判明し、30日まで公邸内にとどまる事態に。10日に断行した人事の刷新感は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政務三役や党幹部の起用により早々に吹き飛んだ。賛否が割れる安倍晋三元首相の国葬を含め、いずれも世論の風当たりは強く、さながら「三重苦」の様相を呈している。

療養中の公邸からリモート

 22日夜、療養中の公邸からリモートで取材に応じた首相は「自分が感染する事態を想定し、万が一の場合に備えてきた」と強調した。予定していた外国訪問や国際会議への参加もオンラインで対応し、「可能な限り、通常同様の対応を行っていきたい」と語った。

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