暴力的映像どう扱う?ハマス・イスラエル紛争の行方[2023/10/12 22:25]

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https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000319647.html

 イスラエルとハマスの武力衝突が続くなか、SNS上のフェイク情報や暴力的な映像が問題視されています。

 パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」がイスラエルを突如として攻撃。イスラエルも大規模空爆など報復攻撃を強めるなか、イスラエルのネタニヤフ首相は11日、敵対してきた野党党首と挙国一致内閣を樹立したと発表しました。

 ネタニヤフ首相:「我々はあらゆる戦線で全力で戦い、攻勢に出ている。ハマスは皆殺しにする」

 与野党が団結したことにより、ガザ地区への本格的な地上侵攻作戦の準備が整ったとする見方も出てきています。

 日本政府はハマスの攻撃について初めて「テロ攻撃」と表現し、非難しました。

 松野官房長官:「今般のテロ攻撃を断固として非難します。今後も情勢は予断できず、日本政府として現地の情勢を深刻な懸念を持って注視しています」

 これまでイスラエル側に少なくとも1200人、パレスチナ側でも1200人の犠牲者が出た戦闘。

 各メディアは各国の動きを伝えるとともに戦闘や戦火に巻き込まれた住民たちの様子も取材しているのですが、その一方で、情報を伝える媒体として問題を指摘されているものがあります。それがSNSの投稿です。

 次々と流れてくる投稿には無残な遺体や暴力行為の映像や画像がそのまま載せられ、さらに問題視されているのがフェイク動画。

 パレスチナの兵士がイスラエルのヘリコプターを撃墜したとされる映像は後にゲーム画面との指摘があり、ハマスに誘拐されたイスラエルの子どもたちが閉じ込められていると紹介された映像は以前、シリアで撮影されたものとの指摘が…。

 EU(ヨーロッパ連合)の欧州委員は、暴力的なコンテンツやフェイク情報について「X(旧ツイッター)」のマスク氏に迅速な対応を講じるよう求めています。