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砂糖と塩を写真で識別 北大、化学反応の監視に応用も

北海道大学の猪熊泰英教授らの研究グループは、砂糖と食塩のように似ている粒子が混ざっていても、混合比を写真から高精度に推定する技術を開発した。工場や研究現場で化学反応の監視などに使える。

砂糖と食塩がいろいろな割合で混合した300枚の写真を用意し、人工知能(AI)に機械学習させた。その結果、砂糖と食塩の混合比を誤差約4パーセントで推定できた。100枚の写真を2分程度で処理できる。

他の化学物質の識別にも応用でき、化学反応の原料と生成物の比率の推定にも使える。この技術で反応を監視すれば、化学反応を制御できなくなる「反応暴走」や、試薬の入れ間違いの予防につながる。

同じ化学式で結晶構造の異なる「結晶多形」、立体構造が鏡のような関係にある「鏡像異性体」の混合比も分かるなど、汎用性は高い。従来は高価な装置が必要だったが、今回の技術はスマートフォンで撮影した標準的な画素数の写真でも使える。今後動画にも対応させる見込み。

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