福岡市議・旧統一教会ビラ配布で議員辞職へ “ライバル”の立候補者かたり
元衆院議員の新開裕司・参政党福岡支部長(54)に成り済まし、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を記したビラを配ったとして、日本維新の会所属の堀本和歌子・福岡市議(41)が福岡県警から私文書偽造の疑いで任意の事情聴取を受けていたことが分かった。
ビラは新開氏の名前で書かれ、2019年に韓国で開催された旧統一教会の式典で「韓鶴子総裁に祝辞を述べた」とする文が写真とともに掲載されていた。8月、博多区内にある複数の住宅に投函され、周辺の防犯カメラの映像から堀本氏の関与が浮上した。
新開氏は来春の市議選で同区からの出馬を検討中で、堀本とは“ライバル”関係。式典であいさつをしたことは認めた上で、「現在は無関係」としている。堀本氏はビラを配ったことを認めており、日本維新の会に議員辞職の意向を伝えたという。