中川雅治は統一教会系イベントで度々名前が 特別委員長として「特定秘密保護法」を狂乱採決
参院東京・当選3回・70歳
答弁の安定性を重視したとされる改造内閣で、元環境事務次官の経歴が買われて初入閣を果たした。参院東京選挙区の自民は、丸川珠代や朝日健太郎といった有名人で無党派を狙う一方、組織票を実務派で固める。武見敬三や保坂三蔵などで、中川もその路線だ。
●華もパンチもない 初出馬した2004年の参院選。自民幹部から「華もパンチもない無名新人」と酷評された。そんな地味な男が出馬に至ったのは、妻・美穂夫人の華麗なる政界人脈だ。美穂夫人の父親は警視総監、参議院議長などを務めた原文兵衛、母方の祖父も元参議院議員の町村敬貴。敬貴の弟・金五は北海道知事や自治大臣を務め、金五の次男は故・町村信孝前衆院議長だ。
●橋本大二郎元高知県知事と同級生 東京・目黒区生まれ。麻布中・高から東大法学部に進学し、大蔵省に入省。森友疑惑の“守護神”、佐川宣寿国税庁長官も通った理財局長から2001年に環境省に転じた。元高知県知事の橋本大二郎氏は麻布高の同級生。橋本元知事は過去の日刊ゲンダイの取材で、中川の印象について「高校時代、友達を集めては先生のまねをして笑わせて、それが先生の耳に入って怒られていた」と語っていたが、大蔵省入省後も職場でものまねをして騒ぎまくり、先輩から「出世に差し障るぞ」と注意されて自重するようになったという。