衆院補選の最中…山口県下関市が旧統一教会の「聖地」か否かで場外論争勃発
検索すると、2021年3月31日付で、〈統一運動情報 方大陸会長が文鮮明総裁を力強く証しする~日臨節80周年記念大会〉と題した写真付きの記事がすぐに見つかる。内容は、旧統一教会創設者の文鮮明氏が1941年4月1日に初来日した際、山口県下関市だったことにちなんで開かれた「日臨節80周年記念大会」が同市で開催されたことを紹介するものだ。
配信元は「光言社」(東京)という出版社で、会社案内には〈文鮮明師が解明した「統一原理」を体系化して解説した書籍『原理講論』日本語版の発刊(1967年10月2日)を起点として、1968年4月5日、光言社は設立されました〉とある。
そして記事にはこうだ。
〈方相逸大陸会長は講演で、自身の韓日祝福結婚の体験を交えながら、力強く文総裁の業績を証ししました。方会長は最後に「山口の下関は聖地と同等の場所です」と祝祷をささげ、参加者にとって感慨深い日臨節80周年記念大会となりました〉
この記事を読めば、原口氏擁護派の意見も理解できるだろう。いずれにしても、民主主義の根幹をなす国政選挙の最中に、無意味な場外論争はいかがなものか。