衆院山口4区補選“安倍後継”吉田真次氏の勝利に黄信号…昭恵さんのひと言に林派が激オコ
統一教会問題もクローズアップ
そしてトドメは、4区の対抗馬として立憲民主党が前参院議員の有田芳生氏(71)を擁立したこと。
選挙戦では、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と安倍元首相とのズブズブ関係があらためてクローズアップされることになるのは間違いない。
「山口ではただでさえ急速に『安倍離れ』が進んでいます。2月の下関市議選では林派が安倍派を上回った。どうせ選挙区が4から3に減るのだから、林派にとっては吉田氏が負けてくれた方が新3区の下関に戻りやすい。同じ自民党とはいえ、吉田氏の選挙で林派が手を抜く可能性が大いにあります」(山口4区を取材しているジャーナリスト・横田一氏)
岸田首相は17日の記者会見で、衆参5補選での勝敗ラインについて、自民党の議席を守り抜くとして「最低3勝」との認識を示した。野党系の議席だった和歌山1区と参院大分は既に自民の苦戦も予想されている。山口4区を落とせば、2勝3敗のまさかの負け越しもあり得る。「サミット花道論」が再び浮上しかねず、念願のキーウ訪問に浮かれている場合じゃない。