渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

2ストと4ストの音

2023年10月11日 | open



オートバイが巡行クルージング
している時の音が好きだ。
2スト独特のパーーーという音
好きだが、4ストマシンが奏
でるシュルシュル音が混じる
メカニカルな音も好きである。
それと、4ストは独特の重低音
がそれに混じるよね。4ストの
場合、和音となって排気サウン
ドが響く。
2ストはトランペットのような
抜けるような音がする。
アイドリングではパラパラパラ
ランといいう音を2ストは発し、
4ストはズーーという一定の低
音を奏でる。
加速時には2ストはパォーンと
いうふくよかな膨らみのある
破裂音のような音を発し、4
ストマルチではフォーンとい
う管楽器のような音を出す。
高速度通過では、2ストはパーン
と吹け切った音で、4ストマルチ
ではF1マシンのようなヒューン
という甲高い音で駆け抜ける。

オートバイのサウンドは私は
好きだ。その音質が。
あれ、実はサイレンサーによ
って音の質が異なって来る。
直管にすると、音質は耳障り
になる。
多分、耳に与える周波数の違
いによるものだろう。単なる
dB値とは異なるものとして。

カワサキは最近変態バイクを
作っていて、ノーマルのマフ
ラーで「徹底的に音にこだわ
った」と広報で公言する車を
製作販売している。
そうした車作りはかつてどこ
のメーカーもやらなかった。
排ガス規制クリアを主眼とす
るばかりで。
カワサキの余裕と本気度が伝
わる。
いつからカワサキはこんな良い
メーカーに変身したのか(笑
昔のカワサキファンは「オイル
漏れ?それはオイルが入ってる
証拠だ」と言い放ち、壊れ易い
カワサキの二輪を愛して乗り続
けて来た。
だが、今のカワサキは従前の
ファン泣かせだ。壊れないから(笑
それどころか、ノーマルで痒い
ところに手が届くような車作り
までやり始めた。
そりゃあね、カワサキの人気が
天下のホンダをぶち抜いて一番
になる筈だと思いますよ。
本気で本当に本物の「良い車」
を作り出しているのが今のカワ
サキだから。
企業の良質変化を見てると、乗
り人の事を最前列の念頭に置い
ている事も見えて嬉しくなる。
今後ともカワサキはカワサキら
しくカワサキであってほしい。




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