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会話

今日ゼミにくるかい? ①ウヨブタを煽り、時間をかけて処理したら、ウヨブタは宮台にほほ絡まなくなった。②クソフェミを煽り、時間をかけて処理したら、クソフェミは宮台にほぼ絡まなくなった。③似非科学ヲタを煽り、時間をかけて処理したら、似非科学ヲタは宮台にほぼ絡まなくなった。二つポイント。 第一に、ベイズ統計的な行動決定という意味で、「勝算があるから煽る」こと。勝算がないなら、コソコソと内輪でコミュニケーションするのがいい。アカデミズムの内輪とかね。ただし勝算の有無を判断するには、アカデミズム内部の国際的な議論分布を知っておく必要がある。 第二に、アドラーが警句するように「目標混乱を来さない」こと。所詮はSNS界隈に限られても、僕が「空気パラメータ」と呼ぶ変数を、目指した値に近付けること(による公共性)を、僕は全てにおいて目標としてきた。この第二点については、実験の名手である社会心理学者の山岸敏男氏(僕も数理社会学者時代の「権力の予期理論」をめぐるコメントで世話になった)のデータ分析がある。 「空気に負けやすい」とは何か? 山岸氏は、オペレーショナリティ(操作可能性)を重視する実験計画法に基づき、「何人の同調者がいると期待できれば異論が言えるか」とフォーマライズした。30人クラスでイジメがあって、何人かが違和感を感じていたとして、実際に異議申し立てをするか否かは、何人の同調者がいると見込めるかという期待値に依存するとして「空気への負けやすさ」を計測する。 具体的には、平均的な日本人の教室で15人の同調者がいないと(正確には、いることが期待できないと)異議申し立てできないのに対し、平均的な米国人の教室で2人の同調者いれば(2人いると期待できれば)異議申し立てできるとすれば、前者は「空気に負けやすく」、後者は「空気に負けにくい」。この操作化が賢明なのは、日本人がイジメに異議申し立てをしない傾向があったとして、「イジメに違和感を感じない価値観を持つからだ」と結論しないことだ。 次に、氏の実験で興味深いのは、「リーダーシップが空気を変えること」を次のような実験計画法的操作化で検証したこと。イジメに異議申し立てする者がいなかった教室で、金八先生みたいな担任が赴任し折伏に勤しむと、それまで「15人の同調者がいると期待できないと異議申し立てできず、現実に5人の同調者しか期待てきなかった」のが、「現実には15人の同調者が出てくると期待できる」方向に認識が変わり、異議申し立てがなささるようになることだ。 空気の概念を人口に膾炙させた山本七平は「空気は現前性で変わる」としたが、山岸はこれを周到な実験計画法的操作化によって実際に生じるメカニズムとして実証したことになる。89年に「権力の予期理論」の原型を数理社会学会の学会誌「理論と方法」に投稿した際に直ちに連絡を下さった山岸敏男氏とは90年代前半にこの件についてやりとりし、それによって僕の行動方針が変わった。 日本人の価値観分布が不変だと仮定して、通説に見えるものへの異議申し立てでどれほどの同調者がいると期待できるかという期待値を変更させることで、ベイズ統計的な期待利得をプラス方向にシフトさせ、より多くの者が異議申し立てができるようになる状況を作り出すという行動計画である。そこから、君つまり岡崎君が、どんなリソースを取りそろえるべきかが分かるだろう。
引用
岡崎宏一郎
@okazaki001
読み手によっては「少し面白いかな?」とも思い、わざと=ガチネタ的にネットでは強い言葉を吐いてもいましたが、宮台先生周りでの「炎上」を見ていて「良くなかったかも」と反省し、自衛の為&読み手のやる気を削がないように、最近は強くて否定的な言葉を吐かないように気をつけております🙏
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