道の駅への㈱良品計画の出店について、市長は第三セクター「(株)道の駅あきたかた」を突然持ち出し、



公共施設なのに公募しないのはおかしいとか、地方自治法に反するとか言っているが、第三セクターが選んだテナントだから、地方自治法第234条は関係ない。



と、議会の答弁やぶら下がり取材(市長は「記者会見」と主張)で発言していますが、ここまで思いつきで言い訳をすると見苦しくさえなります。



次のような疑問がすぐに出てきます。


① 議会へ提出した説明資料や担当部長の質疑への答弁では、昨年4月の市の出店打診から出店が決まった今年の4月まで、一切「(株)道の駅あきたかた」は出てきませんでした。



市長が突然「第三セクターが選んだ」とする主張は、どこから出てきたのでしょうか。

仮に、「第三セクターが選んだ」のなら、担当部長は当初からそのように説明するはずです。

なぜ、担当部長は「第三セクターが選んだ」ことに触れなかったのでしょうか。



② 仮に、「(株)道の駅あきたかた」が㈱良品計画をテナントに選んだのであれば、少なくとも同社の取締役会で議決があったはずですが、その事実は全く見当たりません。

本会の取材によると、「(株)道の駅あきたかた」の関係者は「㈱良品計画の出店は、内々に話は聞いていた」程度のことですから、「(株)道の駅あきたかた」社長石丸伸二が独断で進めてきたことになります。

「(株)道の駅あきたかた」はそんないい加減な組織なのですか。


③ 「(株)道の駅あきたかた」は、安芸高田市が調査設計費450万円と改修工事費3300万円も負担する(株)良品計画の出店を勝手に決める事はできません。

まして、道の駅は政策目的を持った行政財産ですから、「(株)道の駅あきたかた」が誰にでも貸し付けられる権限を与えられてはいないはずです。



つまり、市長は、「市がテナントを選ぶ場合には、公募等をしなければならない」ことへの反論をするために、第三セクター「株式会社道の駅あきたかた」を急遽引っ張り出して虚偽説明をしたことがわかります。



市長は、議会での追及がゆるいことから、「何を言っても、やっても大丈夫」と高を括っているようですが、市民はすべて見ており、何が事実か知っています。



石丸市政は、「恫喝発言のウソ」から始まって今回の「虚偽説明」まで、「ウソで固められた市政」に終始しています。


[注]この記事は、小町さんのツイッターを参考にさせていただきました。
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