議員に説明しています

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ある市民の方が、市役所に広報紙の記事について、文書で質問されました。

すると、次のような回答が文書で寄せられました。市民の皆さんは、どう思われますか。



(要約)

問1 歳出予算の構成とその率についてなぜ対前年度増減率を掲載されないのでしょうか?

回答 ホームページに掲載していますので、そちらをご覧ください。

また、令和4年第1回安芸高田市議会定例会において、市民の代表である議員に対して説明しています。


問2 新規事業に取り組むにはスクラップ&ビルドの観点から必ず事業廃⽌等の⾒直
しがあるはずですが、こうしたことは広報されないのでしょうか?

回答 同様に、令和4年第1回安芸高田市議会定例会で説明しています。




私なら、いくら「パワハラだ」と言われても、電話で怒鳴りつけているでしょう。

2年前までは、考えられないことです。

もし、こうした対応をしたら、上司から叱り飛ばされたでしょう。

当時の職員は、「該当の部分のコピー」を同封し、「わからないことがあればいつでも言ってください」等の但し書きくらいしたでしょう。

こうしたことが、どうして出来ないのでしょう。

市の職員としては、いかにも情けない対応です。



「ホームページに掲載しています。」

パソコンを使わない人は、どうするのですか。

何を考えているのですか。



「議員に説明しています。」

これは市長がいつも言っているフレーズです。

ついに職員まで言うようになっています。



以前から指摘しているように、議員は市の重要事案を議決します。

市長は事務を執行する権利と義務を有しており、市長は議決された事案を執行し、そのために市民への周知を図ります。

議決された事案を説明するのは、市長の仕事なのです。

議員は市長の小間使いをすることはなく、議決内容を市民に説明する義務もありません。

これが、地方自治法の原則です。



地方自治が何たるかも知らない市長が、無責任に発した言葉を鵜呑みにして、職員が市民に冷たく言い放つ。

こうした体質が、行政全体に浸透しているとしたら、「行政サービス」という言葉は、安芸高田市から消えるでしょう。



「本質は細部に宿る」と言います。

石丸市政の本質が、あちこちから見えます。



[注] 議員が、重要案件の議決や一般質問等について、「後援会だより」や「議会
報告会」等で報告するのは、自分の支持者へのサービスです。

それ以上のものではありません。
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