先日行政文書の公開請求をしたところ、6月26日に請求したものが8月3日に交付されました。

7月24日公開請求した行政文書は、8月21日現在届いていません。

公開請求については15日以内に交付の可否を決定するとありますが、交付の可否も分からないまま1ヶ月前後放置されているのです。



行政文書の公開は市民の権利であり、公開されることが前提ですので、重要な文書でも担当部長が決裁し、総務部長が合議すれば完了します。

つまり、個人情報や法人等の不利益に係ること以外の行政文書は、事務的に処理されますので、こんなに時間がかかるはずはないのです。

では、なぜこんなに時間がかかるのでしょうか。



考えられることは、「ほとぼりが冷める頃に出せばいい」という「何らかの作為」があるからでしょう。

市民の権利より、市長石丸伸二の思惑が優先する組織になっています。



先日、(株)道の駅あきたかたと市との協議文書がたったの1枚だけ公開されましたが、それによると、今年の1月16日に副市長が、次のように担当課長に指示しています。



無印の工事については、市が入札により工事する必要がある。6月補正に計上となると時間的に限りがある。

早急に進めてほしい。




この発言を見る限り、1月9日の(株)良品計画からプレゼンテーションを受けて、1月16日には、副市長が、6月補正に向けて担当課長等に準備に入るよう指示しているのです。



「市が入札により工事する必要」と判断していますので、工事の概要、予算額等の大枠が決まっていたことがわかります。

6月定例議会まで5ヶ月間ほどの余裕があるのに、なぜ議会に一切の説明もなしに「専決処分」になるのか理解できません。

つまり、議会(議決権)を軽視する市長石丸伸二の行政体質を如実に示しています。



この3月にも働き盛りの数人の職員が、「今の市長の下ではやっていけん」と言って早期退職をしました。

残った職員も、市長の顔色を窺い、ものも言わず、首をすくめて「石丸という嵐」が過ぎ去るのを待っています。



今、市役所では職員が支所に異動すると、こんな言葉が交わされます。



○○さんは、市長の機嫌を損ねて、「遠島の刑」をくらった。
 


劇場型政治を駆使した議会や中国新聞との不要な対立、「市長方針ありき、市民無視」の稚拙な行政手法、わけの分からない財政運営、強権的な組織運営、パワハラ的人事、その一方で人気取りに走る市長石丸伸二、職員はやる気を失い、行政組織は崩壊しています。



これが市長石丸伸二が3年間で作り上げた実績です。
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