昨日(9月13日)の議会で、田邊議員の一般質問の中で、市長と総務部長は、次のように答弁しました。



安芸高田市公式チャンネル(以下 市公式チャンネル)に載っている議会中継の動画の著作権は、市公式チャンネルを管理している市長にある。

市公式チャンネルは「市公式チャンネル運用指針」に沿って運用している。(要約)




はたして、市長や総務部長の答弁のとおり、議会中継の動画の「著作権」が市長にあり、市公式チャンネルは運用指針に添って運用されているのでしょうか。



① 議会中継の動画は、市議会が登録したチャンネルから発信、管理されており、市長や総務部長の答弁とは違って、市公式チャンネルからは発信、管理されていません。

したがって、議会中継の動画の「著作権」は議会にあり市長にはありません。

完全な虚偽答弁です。


② 議会は、ホームページの「議会中継」のトップ画面に次のように記しています。



配信している動画の著作権は、本市議会に帰属します。

許可なく他のウェブサイトや著作物等に転載しないでください。

また、著作権法で許された範囲を超えて複製しないでください。

著作権法で許された範囲内で複製する場合でも、その複製物を目的外に利用したり、内容を改変したりしないでください。




こうした「規制」があるにもかかわらず、市長は8月21日に議会の許可が必要な山根議員の一般質問の動画を添付し、それを使って動画の編集、発信を促すポストをしました。


(7月24日の)記者会見以外に議会の一般質問も同じ調子で行っています。

どなたか上手く纏めて頂ければ幸いです。

ちなみに、いつも再生回数が多いのは山根温子議員です。



市長は、議会が中継動画の使用等を「規制」していることを鼻にも掛けていないようです。



③ 市公式チャンネル運用指針では、


「いいね」ボタンの活用方法  特定の個人に対して「いいね」ボタンは使用しません。


となっていますが、最近それが解除され無制限に「いいね」ボタンが押されています。

完全に運用指針に違反しています。



市長は、議会の「規制」を無視したポストを行い、市公式チャンネルを運用指針に違反して運用するだけでなく、自分のやったことを正当化するために、事実関係を曲げた議会答弁まで平然と行っています。



自分が賞賛され、人気を取るためなら、議会の「規制」や指針を無視して何でもする。



アナタは完全に市長失格です。



[注] 議会中継の著作権の存在は、「法的にはない」とされるのが支配的です。









[通信の一部訂正のお知らせ]

 YouTube「広島県安芸高田市公式チャンネル」運用指針は、今年の7月25日に一部変更されています。したがって、通信の「コメント欄の活用方法」の部分は削除します。
 なお、本会が引用した運用指針は、9月13日に市のホームページから検索しましたが、変更前の運用指針しか検索できず、それを使用したものでなんら他意はありません。

 ただ、7月24日の記者会見があった翌日の25日の日付で、しかも記者会見時の中国新聞に対する意図的な編集動画が発信され、爆発的な再生回数が記録される直前のこの時期に、計ったようにそして理由も明示されることなく「コメントの利用を可能にする」運用指針の一部変更がなされたことについては、市長の政治的な意図を感じるのは本会だけではないでしょう。

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