《その後もアルコール度数約40度のテキーラを立て続けに何杯も飲まされたが、ほかの女性は合宿所に姿を見せず、やってきたのは別の男子学生1人だけだった》
トランプを持ってくるよう言われた女子学生が1階に下りてゆき、ちょうど合宿所に到着したその男子学生とともに2階に向かうと部屋の雰囲気は一変していました。5人は互いに顔を見合わせるなどして、先ほどとは明らかに様子がおかしかった。後から来た男子学生は、すぐに1階に下りてしまったそうです。
《危険を感じた女子学生は1階に戻ろうとする。蛮行が始まったのはこの後だった》
「酔っているから階段は危ない」などと連れ戻され、男たちに押さえつけられました。抵抗したけれど途中で意識を失い、気付いたときには下着まで脱がされてしまっていた。女子学生はAとBに強姦され、尿までかけられました。揚げ句、その様子をCが写真や動画に撮っていました。
《陵辱に加わったAは、数時間前に女子学生と駅で待ち合わせていた男子学生の1人だった。そしてCがスマートフォンで撮影したとされる写真には、笑顔を浮かべるAとポーズをとるBが写っている》
性行為の前に、加害者から「いいよね?」などと同意を得るような確認の言葉は一切なかったし、女子学生本人がうなずいたという事実もまったくない。合意がなかったことは明らかです。
《陵辱され再び意識を失った女子学生は、午後11時ごろ目を覚ます》
気付けば下着姿のまま、合宿所の玄関にうち捨てられていたそうです。この日、女子学生は生理で、出血もしていました。
《尊厳を傷つけられ、しばし呆然(ぼうぜん)とした女子学生が1階のベッドに倒れ込んだのは、午前0時ごろのことだった》 =続く