代表取締役会長
新卒でこの業界に入社し、間もなく当社を設立致しました。約40年前の事です。その時代は一般中小企業がオフィスコンピュータの導入を始めた頃で、まだ殆どの中小企業が利用していない時期でした。効果は事務処理の自動化、いわゆる転記、計算、集計の自動化によって経費の削減と計算ミスの解消。また、日々変化する在庫の数量管理でした。
私の師匠はお客様でした。実現したい事や夢を毎日お聞きしながら、自分もその会社の一員として、どうすれば実現できるのか?と毎日昼夜を問わず自問自答しておりました。まず今を知らなければ何も進まない事に気が付き、現状を理解する為に、業務の流れを何度も図形化しました。業務の流れには、情報の流れと物の流れの二つの種類があります。必然的に二種類の業務フローチャートを描き、二つの情報の不一致を何とか解決する方法を模索しました。品物が動いても入力されてなければ情報は動いていない。物が動いた都度入力するには手間が掛かり合理化にならないばかりか、使い物にならないシステムが作られてしまう。
なるべく早いタイミングでより簡単に入力できる方法を、対象のお客様毎に考えていきました。入力方法の工夫として、商品コード入力が大半だった時代で、商品コードを使わない画面で検索入力する方法、その機能強化で販売単価マスターを新設し、販売実績のある商品に絞り検索の件数を絞り込む方法を工夫して、システムに取り込んできました。結果、順調に顧客数も増加し、私個人にも多大な業務知識や改善例が身に付き、現在に至っては業務改善コンサルタント的な技能を得る事ができました。また、プログラムを設計、制作するシステムエンジニアやプログラマーも、これが出来ないか?これなら出来るか?と経験による技能が向上し、やはりコンサルテーションの出来る技術者に育っていきました。これは結果的に私を今までビジネスとして支えてくれた、お金では買う事の出来ないノウハウとなりました。その頃から、無から有を創作するソフトビジネス、作れる力を捨てないソフト企業として成長させて行く事を誓いました。
無から有を作るには、多大な努力や疲労、我慢も必要となります。しかしながらこれからも新たな事にチャレンジし、作り上げる喜びを感じながら、新しいチャレンジから新たな商品を生み出す事を続けようと思います。現代社会は遥かに技術進歩して、インターネットの恩恵で多くの不可能が可能になりました。まだまだ進歩されると思います。
大きなビジネスチャンスや素材がDX等の普及で拡大されています。我が社は、いつまでもチャレンジを続ける企業でありたいと思っています。